夢の話
言ったことが全て反対になる世界で、そこは2階建ての駅の中でした。自分の名前を取り戻せたら、もとの世界に帰れるという駅でした。
わたしは名前が思い出せなかったので、案内役のお兄さんと一緒に、迷い込んだ友達や知り合いに名前を教えて返すしごとをしていました。
あるとき駅の端っこで、骨董品のようなものを売っているお店を見つけました。ふらりと迷い込んでみると、ポケモンのイーブイの形をした鉱石でできた置物がありました。
そこで私は、自分の名前を思い出しました。
お兄さん、私自分の名前を思い出したかもしれない、と伝えると、「そうか、それはよくなかった(言ったことが反転する世界なので)」と言われて、私はお兄さんに「ありがとうございませんでした、お気をつけないで」と伝えて自分の名前を叫んで、目が覚めました。
不思議な夢でした。まるで誰かに引きずり戻されたような……でも、こわくはない夢でした。