絶望したくても絶望しきれない,こんなクソッタレな世界に何を望むのか
この記事を書いたものの,何だかんだで言いたいことを書ききれてないなと思ってしまったので,改めて書き直した.
もう早くも博士後期課程2年目を迎えたなあぁと思いつつも,何も研究成果を残せてない,何しているんだろうかと虚無感を抱えるものの,弊ラボも(やっと?)引越しが終え,研究活動も捗るぞーと思っていたら,まさかのコロナウィルスの影響で研究協力者との対面実験の実施を止むを得ずに控えたり,雨上りの道で自転車ごと転んだ挙句,レンズを壊してしまい,止むを得ず修理に出したりとあれこれとトラブルやハプニングが起きる日常.
ただ,その代わりに,この4ヶ月間は私が思い描く博士論文の本質とは何かをじっくり向き合える期間にもなりつつも,言語化できず,今でも常にぶつかり続ける日常.
ああ,絶望したくても絶望しきれない,こんなクソッタレ世界.
小さい頃から思ってきてて,偶に生死って何だろうなぁと病むものの,それでも生きたいと何だかんだで絶望しきれないのを時々恨み,クソッタレと自暴自棄してた.だからこそ,未だに周囲の人々との距離感がイマイチ掴めず,コミュニケーションを図るのが苦手になったかもしれない.
そして,大学生の途中から,私はろう者でもないし難聴者でもないし人工内耳装用者でもないと段々行動に表れるようになり,大学院生からは少しずつと「私は何者 or 無である」と実感するようになってきた
むしろ,ろう者や難聴者とかはそれでそれで良いんだけれど,どうやっても馴染めない,そこの間から抜け漏れているような私はどうしたらいいだろうか,そんな答えを求めている.ないと分かっていても.
そんな時には,高校生から大学生までにハマっていた,SEKAI NO OWARIの天使と悪魔を常に思い出す.
特にこの歌詞は何だったろうかと問いかけている.
「賛成」と「反対」の間に「答」が生まれればいい
やがて,少しずつ負のループに陥っていく
それは日常を過ごせば過ごすほど,私は虚しくなっていく.
無になりたい
さっぱり分からなくて,ただ,ひたすら絶望するしかない…
自分は,この世界から何を得たいか?
何も何かも分からない
何か何も考えたくない
そして,私は何を希望に持てたらいいだろう.
私はどこに立っている?
どこに向かって歩いている?
何を目指している?
何を成り遂げたい?
どこへ歩く?
どこへ走り抜く?
何の為に?自らは何の意味を持っている?
無でありたい
そんな私は,この世界に何を望んでいるだろう
絶望しまくってするほど,私は無になっていく,無であれる.
ただ,みじめになってくる.悲しくなってくる.
やがて,私は涙を流し,大声をあげて,
ひたすら泣こうとしても泣けない.
”私はどう生きれば良いんだ”
私はどこを見ている?何を見つめている.
このままではまずい,これからの世代を過ごす若者達にとって,マトリックスのようなコンピュータに操られていくような世界観をそのままにしてはいけない.と気付き,学部3年次から何かをとアクションを起こそうとした瞬間にある講義で元指導教員からヒントが降りてきた.
これだ,何かがよくわかっていないし,どうなっていくのか全くわからないけれど,これをきっかけにしよう.
と何かが私の背中を後押ししたかのか,少しずつそのヒントに関するサーベイに取り組む.
少しずつと,亀が一歩一歩と歩むかのように,研究成果を形に見えるようになっていく.そして,アメリカで開催された国際学会に発表しにいき,そこでいくつかの言葉を貰うようになる.それにもかかわらず,突然躓いて3ヶ月以上も進捗を得られず,もどかしい状況から抜け出した瞬間,あっという間に目の前に修士課程の修了がぶら下がる.
やっと,修士課程の最後の国際学会発表までに辿り着くと思っていたら,国際学会発表関連でタイ滞在してたときには,いつの間にか博士論文の本質から生み出す新しい概念について元指導教員とあれこれとずっと議論するように.
ああ,改めて振り返ったら,いつの間にか
絶望したくても絶望しきれない,こんなクソッタレ世界を生きている私へ僅かな一筋の光をもたらそう
思うようになっていったんだと.
小さい頃から常に周囲の人々に迷惑をかけてきて,人間関係の構築がうまくいかない私が,今弊ラボやxDiversityの皆さんからサポートしてもらってまで,僅かな一筋の光をもたらそうとしている.
ならば,インフルエンサーになったり言葉で語ろうとしたりするとかもういい.ただ,これから続く見えない小さい世代の子達のために星座を残そう.これが代表的としてではなくただ1つの星座として.
Photo by Ippei Suzuki
もう既に作りたい星座はある程度定めていてて,星を打つ準備は備えつつある.
その星を打つ準備がどのぐらい時間をかかるのかは想像もできないけれど,やれるだけやっていくしかない.
と改めて26歳を迎えた私の表明.
(追伸)
今になってあれですが…,今からでも祝ってくださる方は下記を…
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