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23シーズン 第3節 ジェフユナイテッド千葉戦


皆さんこんにちは。

史上最も気乗りしないマッチレビューを書くために、しぶしぶ画面の前に座り込んでいるバカチンです。

いつもザスパのマッチレビューを書くときは、同一の試合を3、4回くらい見返すのですが……。

今節に至っては、この入りを書いている時ですら見返していません。

なんだったら、3/5の21:30頃に書き始めたのですが、サッポロ一番の塩ラーメン食って寝ようとまで考えてました。

それくらいにひどい致命傷を負ってしまった私ですが、今回はなぜ一人でそこまで落ち込んでいるのかまでお話しできたらと思います。

それでは本日も、よろしくお願いします。

まずは千葉側の分析

さて、今回はマッチレビューを始めるにあたって、先に千葉側の特徴から話していきましょう。

千葉は特徴駅な3-5-2というシステム。

守備時には5-3-2となりますが、この5-3-2は一部の間で流行ったことでも有名。

守備時にはゴール前をしっかり固められる5バックになりつつも、前線は2トップなので、カウンター時には相手に脅威を与えるには十分な攻撃力を発揮できます。

カタールW杯のアジア最終予選で、確か中国だったと思うのですが、日本相手の時だけこのシステムを使い、勝ち点を拾おうとする、いい意味で狡猾な采配見せてきました。

で、重要なのはプレス。

実は5-3-2というシステムはプレスをかけるにはあまり向いていないシステムと思われています。

画像を見れば分かるのですが、FW、MFともにサイドプレイヤーがいないため、高い位置からプレスをかけたところで、サイドにはどう頑張ってもワンテンポ遅れたプレスになりがちなので、

基本的にはリトリート(プレスをかけず、ブロックを敷いて待ち構える)を基本にして、逆にこの開いているスペースに侵入してきた際に囲んでいく、というのが基本的な守備戦術になります。

しかし、今回対戦する千葉は、まさかのハイプレスを公言しています。

今回もこのプレスをどうかわしていくのか、というのが論点になりそうです。

三戦連続で個性的な対戦相手が続くという、シンプルにしんどい、チームの戦術分析担当の方がいるとするなら、その人的にはつくづく「めんどくさい」日程です。


私が過去一でへこんだ試合。

実は私は海外サッカーの方が、なんだったら野球の方が明るく、正直ザスパのマッチレビューを書くには、あまりにも知識が浅すぎると自負しています。

なので、最低でも相手チームの前節くらいは見るようにして戦術の大枠をつかんでいくようにしています。

で、連続していうようですが、今回の千葉もハイプレス戦術。

ただ今節だけは様相が違います。


こちらが今期3戦のスタッツ。

サッカーを語る上で支配率がどうとか言ってしまうと、安くて浅いレビューになってしまいますが。

今回の千葉戦だけ支配率がちゃんと負けているにもかかわらず、まだ3戦とはいえ、今季最大の打ち合いになったか。

そのあたりの個人的見解をお話しできればと思います。


何故打ち合いになったのか。

これを説明するのに、とても分かりやすいのがザスパの先制点のシーンです。


岡本のスローインから始まった一連の流れですが、

そもそも5バックの強みである後ろの重たさが無いんです。

これが本当に5バックの意識であれば……。



少なくともその後の12分のシーンのようにWBのどちらかがDFラインまで下がり、最低限4枚のラインができるはずなんです。

この局面でも中に切り込まれてしまってはいますが……。

1枚目と2枚目での違いはもう1つあります。



DFラインが整っていない……守備の準備が出来ていない中でPAに侵入されてしまったので、千葉の選手が全員PA内に意識が向いてしまいます。

そうするとセカンドボールの処理が効かないので、上の画像の円形のエリアがスカスカになってしまいます。

で、天笠ミドルから、武の素晴らしすぎる詰め。

(ちなみに、この武の先制シーンは、冗談抜きで記事一枚書けるぐらい素晴らしいプレーですが、語りすぎになるので割愛します)

話は戻して、このシーンに見覚えがある方は、かなりのサッカー好き、そんでもってかなりのザスパサポだと思います。

これは去年のザスパで慢性化していた現象です。

このエリアががら空きになってしまうと、セカンドも拾えずにもうやられたい放題になってしまいがちです。

再三言うようですが、まだ3試合とはいえ、今年はそういったシーンがまだ見られていないのでまだまだ安心して見れていますが、疲れがたまってきた夏場以降どうなるかというのも懸念点です。


何故支配率が低くても打ち合えたのか。


続いて2つ目の着眼点。

24分30秒くらいからの千葉の繋ぎのシーン。

パスがズレ、岡本に収まったところから。



注目していただきたいのは、岡本がクリアするまでの椿の立ち位置です。

ターンオーバーしましたが、ここで足が止まってしまいます。

でクリア先は……。


こう。

こんなの後ろで繋ぐより、シンプルに放り込んだ方が得です。

ここでも指摘点は同じになりますが、今回の画像の方が分かりやすいかもしれません。

サッカーコートはピッチ幅が68mらしいのですが、この幅を3人で守ろうとしているのがやはり無理を利かせた戦術のように思います。

このシーンに限っては、前半の折り返しくらいということもあり、本当にハイプレスなのかどうかも怪しい守備でした。


ここまで書いても、得た勝ち点は1。


さて、試合の様相についてつらつらと書き並べましたが、ゲームの結果としては2-2のドロー。

今回の失点シーンに関しては、振り返りたくありません。

町田戦でも話したかと思うのですが、私は
「ハイプレスに捕まる、ボールロスト、失点の流れはやってられない」
という思考に極端に寄った人なので……。

実は今回のレビューは失踪したくなるくらい書きたくない回でした。

一番の理由としては、「露骨に選手の責任のように映ってしまうから」です。

もっと噛み砕いて見れば、引き分けにつなような要素はほかにもいくつかありましたが、どうしてもこういうゲームはそういうのも払拭できない印象が焼き付いてしまいます。

今回の試合が、終盤になって「ここの勝ち点3を落としていたから……」となるか「この試合で勝ち点1を拾えたから……」となるか。

こればかりは声援を送って後押しするしかありません。

というわけで今回はここまで。

おつかれさまでした!


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