J2 第39節 vs大宮アルディージャ
皆さんこんにちは。
先日スパイスを使って1からカレーを作った、普段はレトルト派の人です。
普通こういうのって、料理が完成したら写真に撮ってSNSに上げるのが基本だと思うのですが……。
私がそんなマメな奴だと思ったらそんなの大間違いなわけで(ちなみにA型です)
なんだったらキッチンを戦場のように変貌させ、地獄のような時間を生み出しました。
ちなみにカレーは美味しかったです。
それでは今週もよろしくお願いします。
両軍スタメンの様相
まず試合前に発表されたスタメンから分かる通り、櫛引・城和・畑尾の3名がスタメンに復帰しました。
一時の大量離脱から比べれば、見慣れた顔ぶれになってきました。
そして右サイドの田中を外し、加藤を起用。
2トップの一角は川本を北川に変えました。
これが吉と出るか凶と出るか……。
対する大宮。
こちらは4試合連続で同じメンバーで、矢島慎・河田を控えからスタートさせています。
矢島は昔見たことがあって、かなり上手かった印象があるので、控えとはい要注意です。
どこかひやひやする前半
前半の守備の点。
ミラーゲームのせいか、前節のように不用意に選手が前に行くシーンが無く、大宮側の攻撃があまり効果的でなかったとても効果的に守備ができてたと思います。
カウンター攻撃後やセットプレー後の陣形修正のタイミングが見つからなかったりするせいで、ズレが大きくなるシーンがありましたが、この辺りは大目に見て……。
強いて言うなら、定期的にロングボールの対応が甘くなるところが見られたところでしょうか。
ここからの落としで生まれたギャップからチャンスを作られていました。
結果的に無失点で切り抜けられましたが、正直どれか1つは決まってても、文句は言えなかったと思います。
活性化した右サイド、鳴りを潜めた左サイド
右サイドの加藤は、結果的に「当たり」のように思いました。
球離れがよく、岡本の攻撃参加が効いていたようにおもいます。
変わって左サイドの高木友也は疲れが出てきたのか、持ち味の縦突破は少かったように感じます。
ここが両サイドともに躍動してくると、攻撃力も上がり、得点パターンも増えてくるかと思います。
半面、その後方から斜めのアーリークロスが多く上がったため、停滞していたわけではありません。
むしろ突破できないなりのオプションを見れたような感じがしてよかったです。
後半直後、突然の交代
さて、またしても交代を取り上げることになってしまいました。
決してネタが無い訳ではないのですが……。
後半開始とともに、小島を下げて山中を投入しました。
……なぜ?って感じです。
前半から右SHの柴山にチャンスメイクをされていた、小島からの有効なクロスボールもあったことから、これがどんなメッセージを持った交代なのかはよく分かりませんでした。
どこか痛めたとか、大事でなければいいのですが……。
ゲームの展開に話を戻しますと、山中が入ったことで、後方でボールを落ち着けることはできるようになったのですが、反面縦への速さが削がれてしまい、フィニッシュの場面が極端に減り、なんと75分の川本の逆足とんでもミドルまではなんとザスパはシュート0と、防戦一方の展開を強いられます。
ここまでしっかり耐えきれていたのが、このゲームの「肝」となっていたのかもしれません。
79分、コーナーキックから畑尾の先制ヘッド。
得点の時間も絶妙です。
残り10分ということもあり、ここからはやることはシンプルになります。
試合終了間際、畑尾の出血でプレーが切れたところで、風間・高木に変えて、岩上と川上を投入。
「守り切る」ことにシフトします。
ここからは耐え忍ぶ泥臭いサッカーでこの1点を守り切り、試合終了。
今季の勝ちパターンである「1-0」で勝ち点3をもぎ取りました。
やっぱり勝つときは理想的な展開
総括として、今回の勝ち方について少しお話を。
今回は守備ブロックがコンパクトにまとまっている時間帯が多く、粘り強い守備が見れました。
攻撃面では縦への速さが目立ち、少ないタッチ数でフィニッシュワークに入るシーンを多く作れていました。
全体を通してみれば、非常にまとまったゲームプランに見えます。
そもそも、4-4-2のミラーゲームはこういう展開に持っていきやすいのか、見ていて非常に見やすいゲームが多いです。
そして何より、「1-0」というスコア。
ザスパはこのスコアで勝ち切ることが多く、前述のとおり勝ちパターンのようなスコアになっています。
やってることは自体は、イタリアの「1-0の美学」です。
「少ない攻撃での1-0の勝利は素晴らしい」
この言葉を体現するような勝利が多いんです。
今日の櫛引然り、秋田戦然り、守備での良いシーンが多いです。
個人的にはもしこれを安定して出来れば……と思うとワクワクします。
これを天敵「3-4-2-1」の陣形に対してどう体現するか。
これだけで拾える勝ち点は大きく変わります。
……まあ。
今はとりあえず、この勝利を味わいましょう。
それではまた来週!
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