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2022 J1昇格プレーオフ 京都サンガ vs ロアッソ熊本

皆さんこんにちは。

記事に対してリプを貰った結果、1時間以上返信に悩んだ人見知りです。

ありがたいことに前回の記事がすごい反響がよくて……。

無名な人が丁度びびるくらいにはツイッターの通知が来ました。

私としてはうまく自分の考えを伝えられているかどうか不安でしたが……。

こうやって反響があると嬉しいです。

この場をお借りしてお礼申し上げます。

……ここだけの話、リプを頂いて思ったんですが。

ツイッターの500字はマジで狭すぎ(言い訳)


さぁ、主役となる2チームのサポは何のことやら、というような感じでしょうが。

気にせずやっていきましょう。

それでは、よろしくお願いいたします!


最後の席を奪い合う一発勝負。


さて、まずはJ2プレーオフを勝ち上がったロアッソ熊本から。

J3昇格後、即プレーオフ圏内を射止め、プレーオフも難しい相手に対してもゲームをまとめあげたような印象を抱きます。

その熊本が挑むJ1への最後の壁となるのが、J1・16位の京都サンガです。

私はJ1はあまり見ないのですが……。

監督が曺貴裁というだけで、どんなサッカーをするのかが分かってしまいます。

……とはいうものの、一応予習をしてきました。

なお、イメージは合ってました。

その予習してきたのを含めると……。

熊本が大分よりも強度の高いプレスをどうやって回避していくか。

ここに尽きるかと思います。

京都としては、プレスの強度が高すぎるあまりに不用意かつ急所になるようなスペースが発生したりするので、そこにボールが意図せず転がってしまっても、シュートチャンスになりそうというのが予想できる展開。

また、1トップの高橋の「サイドに流れる動き」に対して、京都の守備がどう対応してくるのか、というのもキーになってきそうです。



両チームの特徴。

京都の特徴を表す成績が2つあります。

シーズン失点数です。

22シーズンを優勝したマリノスと、名古屋が35失点で最小。

実はそのすぐ下の2位に位置するのが38失点の京都です(福岡も同率2位)。

失点数で見れば堅守が持ち味ですが、次はネガティブな特徴。

失点が少ないのは良いことですが、京都は得点も30点と少なく、こちらもリーグ2位の少なさ(1位福岡:29、同率2位名古屋:30)です。

こういうのは、シーズンが終わったからこそ言えるのですが……。

熊本としては先制されないことが大事になってきます。

対する熊本も懸念点が。

プレーオフを勝ち上がり、J2代表となった熊本ですが、実はプレーオフで白星を挙げられていません。

2引分でレギュレーションルール上勝ち上がってきました。

辛辣な言い方で申し訳ないのですが、勝ち切れてはいない、というのが現実です。

また、その2引分のどちらもホームゲームだった、というのも私は気にしています。

今回はうって変わってアウェー。

雰囲気の違うプレーオフの中で初めてのアウェー戦になります。

ここもゲームに影響が出ないか、というところも懸念でしょう。


徹底した河原へのチェック。

さて、話題はゲーム内容に映りまして、前半を見終えての感想。

アンカーを務める彼への厳しいチェックが目立ち、河原が前を向いてプレーする時間が少ないのが目立ちます。

ここでこのボードを見ていただきたいのですが……。


ピッチに選手をまんべんなく配置した時、本来であれば上のように河原は浮くはずです……が。

ここをしっかり潰しに来てるあたりが京都のプレスの強度を物語っています。

しかし。

ここを潰しに来ているということは、後方のどこかにスペースが出来ているということになります。

これに気づくだけでも熊本は楽にゲームを運べるんじゃないでしょうか。

以前どこかの記事で「ハイプレスにはダイレクトプレーを」というのを書いた記憶があるのですが、

「ロングボール」も一種の手です。

ハイプレスは後方でボールを持つ「ビルドアップ」を捕まえるのには効果的ですが、そもそも後ろでボールを持つことを嫌うのが採用理由になる「ロングボール」に対しては、ほぼ無抵抗です。

むしろ、今回は「本来河原が浮いているはず」の状況を無くして前に来ているわけですから、

後方にはどこかしらのスペースができてしまうはずです。

熊本としてはこれを見つけられるかどうかで、苦しい時間を減らすことができたのではないのかなと思いました。

与えてしまった先制点。

京都の先制のシーン。

私は直前まであまりピンチらしいピンチに見えず、直前の高橋のプレーに対して「雨が降ってなかったらぁ……」と暢気に構えていました。

で、するするっと抜けてしまって、あっと気づいたころには先制。

手痛い処理ミス、としか纏められない、もったいなさ過ぎるミスでした。

むしろ直前に惜しいシーンがあったために、高橋が少し不憫に感じました。

さて、こうなってしまうとJ1屈指の守備力がある京都有利になってしまいました

まさに紙一重。

後半に入っても、うまくゲームの主導権を握れない熊本は、早い段階でターレスを投入します。

ここから比較的に右サイドでボールを持つことができるようになったり、前半ほど河原が潰されている印象もなかったのですが、決定機にはならず。

むしろ京都の球際の強さが目立ち、J1所属の地力の差のようなものを感じました。

が、68分。

CKからイヨハの頭で同点に追いつきます。

リプレイで見返せばわかるのですが、

あんな角度のないニアで、ファーに叩き込めた。

京都としては防げない、本当に狭い所を通した「ゴラッソ」だと思います。

追いついた時間も十分ですし、これで分からなくなりました


決着。明暗を分けた最後のCK。

やはり語らずにいられないのは、この最後のCKでしょう。

熊本はGKの佐藤を上げてまでの総攻撃に移ります。

そして、最後の平川の連続シュート。

1本目はウタカの顔面ブロック、2本目はポストを叩きました。

2本目は声が出てしまうくらい惜しかったシーンでした。

これが決まらないのは、もうツキがない、と纏めるしかないでしょう。

結果は1-1のドロー。

規定により京都のJ1残留が決定しました。

魔境完成。

さて、J2はJ3の2位を残して、それ以外の席が埋まりました。

その顔ぶれを見てみると。

・J2昇格1年目からJ1に通用することを証明した熊本。
・天皇杯王者・甲府。
・代表正GK+22シーズン得点王の所属する清水。

明らかにこの3チームはイレギュラーな存在です。

もっと細かいことを言えば、
この熊本を含めた状態で、プレーオフ争いをしたチームが結構いるという点です。

現に岡山に至っては熊本より上でシーズンを終えたわけですから。

これだけでも、来年のJ2のレベルの高さを伺えます。

今年残留争いをしていたザスパサポにとっては、もう魔境ですし、より一層勝ち点を拾えるところで拾えないと、ひどい目にあいます。

大槻政権の2年目となる来シーズン、どうなっていくのか注目です。


さて、個人的な話をすると今年予定しているマッチレビューは全て終了となりました。

以降は基本的に私の妄想ネタがメインになるでしょう←

ここまで拝読いただきありがとうございました。

次回は水曜日の投稿になります。

それでは、ありがとうございました。



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