【週刊 海のイドバタNEWS】 2024年第37週 注目の海記事ランキング 2024.9.9-9.15
こんばんわ
皆さん今週はどんな一週間でしたか?下期も入り、いよいよ今年度後半いざ開始ってところですね。私も結構忙しく、念願の地元北海道凱旋ができました。錦を飾るには程遠いですが、新規事業を立てるのにようやくご先祖様に報告することができました。それでは今週の記事ランキング行ってみましょう!
その前に・・・初めての方へ
海のイドバタ会議について
日本全国の海に関わる取組や魅力、情報の記事を紹介するnoteです。この【週刊 海のイドバタNEWS】は、直近1週間で最も注目を浴びた記事をランキング形式で発表して、あれこれ話している記事です。この記事だけで1週間の海のトレンドがわかります。
今週は新たに28記事。4569PV、5コメント、125スキも頂きました。いつも読んでくれてありがとうございます。
9月3週目 注目の海記事ランキング とくに注目になったのがこちらです
ということになりました。
では早速お話していきます!
※レギュラー記事【 】(【海のイドバタNEWS】、【深堀】、【海のある町】)を抜いた順位でお話していきます。
🥇回転ずし、黄色い顔の魚が救世主 低利用魚に活路
栄えある1位は、くら寿司の「白身魚のカルパッチョ」が獲得しました。
地球温暖化や海水温上昇で生態系に変化が起きて、本州でも今までに獲れない魚が獲れるようになってきました。その一つがシイラです。関東以東の人には馴染みのない魚で形も頭の方が大きい変わった形の魚です。今まで獲れなかったということはそこの地域では売るルートもなければ、地元料理としても成熟されていないわけです。そういった魚は売り物にならずにそのまま廃棄されてしまいがちな魚、低利用魚というククリになってしまうわけです。とはいえ、「馴染みがない」というだけでちゃんと美味しいんですが、それをうまく「白身魚」で括って人気の魚種に仕立てたくら寿司の発想力には素晴らしいの一言って感じです。確かに今までの魚が住みにくい環境になっているかもしれませんが、その分増えている魚もいるのも確か。ただ売りにくいからといって捨てるのではなく、闇雲に環境問題が悪いと叫ぶのでもなく、それなりの環境に適した対策を練ることも必要です。そんな象徴となる記事だったのかなと思います。
🥈北三陸ファクトリー、J-Startup TOHOKU に選定
2位は、北三陸ファクトリーのJ-Startup TOHOKU に選定の記事でした。
日本ばかりか世界中でも問題になっている磯焼け。その原因とされているのが異常に繁殖しているウニです。高級品として知られるウニが増えるのなら問題ないかといえばそうでもないのです。増えすぎたウニは周りの海藻を食い散らかし、海を丸裸にしてしまいます。そして餌の少なくなった海ではスカスカのウニしかいなくなってしまい、せっかくの高級品も害獣として扱われてしまいます。そんな痩せほそったウニにみっちり身を入れるための陸上養殖を手がけているのが北三陸ファクトリーです。ブルーカーボンにも繋がり漁師の収入にもプラスになる取り組みということもあり、J-Startupに選定されるのも納得です。この逆転の発想、見習わなくてはってところですね
🥉欧州マースク、次世代船舶燃料の補給実験 横浜で日本初
3位はマースクの次世代燃料補給実験の記事でした。
水素、メタノール、バイオ、LNGといった次世代燃料の話は今、海運業界で一番ホットな話題になっています。そんな次世代燃料の一つがアンモニアなんですが、この実証実験を世界2番手のコンテナ船会社、マースクが横浜で実証を行うことになったようです。元々マースクはメタノール推しだったのですが、ここにきてアンモニアに手をつけてきたようです。二酸化炭素自体を排出するメタノールは最終的にはなくなっていく方向なのですが、それでもメタノールのゴリ押しで突き進んできたマースクもいよいよアンモニアにも本腰を入れてきたということは、いよいよ次世代脱炭素燃料の開発競争に拍車がかかっていくことを予感させるには十分です。そんな世界が注目しているアンモニア、今後どの会社がイニシアチブを取るのか楽しみです。
4位 鳥羽水族館をおふたりの特別な日として独占! ~鳥羽湾の海の中にいるようなブルーの世界でウェディング~
4位は、鳥羽水族館のウェディングプランの記事でした。
一生に一度の最高の舞台、結婚式。せっかくなら思い出に残る形にしたいですよね。いろんな候補があると思うのですが、海の中で結婚式なんて想像もつきませんよね。そんな夢のようなウェディングプランが今回登場したというわけです。青に包まれた薄暗い空間で周りは魚が泳いでいるなんて、最高ですよね。まさに鯛やヒラメの舞い踊り。そんな海と魚たちに囲まれてあげる結婚式が思い出に残らないわけがありません。しかも日本最大級の鳥羽水族館。その景色たるや映えるどころか絶景です。
5位 川崎市市制100周年記念第51回川崎みなと祭り「川崎港クルーズ」を開催!
5位は川崎市100周年特別クルーズの記事でした。
東扇島や浮島地区のコンビナートなど「工場萌え」としても有名な川崎市の海岸線。夜となれば近未来的な風景が広がり、まるで映画の中にいるかのような錯覚さえも覚えてしまいます。そんな川崎港を丸ごと体験できるのが川崎港まつり。トークショーやはだし運動会などいろんなイベントがあるのですが今回はさらに川崎港クルーズが体験できるようです。巨大なタンカーや入り組んだ水路、そして工場群。パンクな世界を堪能できるようです。海水浴とは違った海の遊び、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
【今週の一押し記事】くら寿司と漁師が取り組む魚ビジネス ―魚の価値向上で地域創生―
今週の一押し記事は、くら寿司x漁師の地方創生の記事です。
回転寿司のくら寿司の天然魚バイヤー・大濱喬王さんと香川県さぬき市で定置網漁業を行う漁師松岡ゆうきさん、「魚ビジネス」著者のながさき一生さんを迎えてのセミナー。世界的に人気が高まっている魚食。とはいえ、日本では魚離れが進んでいると言われているのですが、その中でも収益を上げている成功事例や差別化に取り組んでいる事例を紹介してくれるようです。魚にまつわる企業が多い日本。まだまだ可能性はありそうです。
【今週の一押しの海町】
【海のある町】シリーズで、人気だった町をピックアップした【今週の一押しの海町】。今週のノミネートは
・八幡岬公園(千葉県勝浦市)
・桜木町(神奈川県横浜市)
・西行戻しの松公園(宮城県松島市)
・小弁天島(千葉県鴨川市)
・内浦湾(北海道伊達市)
・神威岬(北海道積丹町)
でした。
【海のある町】とは、僕が訪れた町で、その町の魅力を詰め込んだショート動画です。朝7:00ごろにランダムに紹介している僕のシリーズモノの中でも人気コーナーです。
そして、栄えある1位に輝いた海のある町は・・・
を獲得しました
Location : 小弁天島(千葉県鴨川市)
Music : 風の通り道 music by 久石譲
でした。
日蓮聖人が生まれ、天然の鯛がいる鯛の浦を有する地、千葉県鴨川市の天津小湊。漁港のわき道を通るとみえてくるのが大弁天島と小弁天島。日蓮聖人が生まれた時に鯛が集まったとされる場所がこの大弁天島と小弁天島のある入り江だったようです。海に鐘でも落としたかのような小弁天島には、今でも鳥居と祠があって、昭和天皇も来られたほどの景勝地で、見ているだけでもご利益がありそうです。
曲は久石譲が奏でる「風の通り道」。えいがとなりのトトロの挿入歌です。久石譲さんの温まる音色をきいて潮風を感じてもらいたいと思って作った作品です。久石譲さんのメロディーって本当に「温かさ」がつたわってくるんですよね。
久石譲さんの風の通り道の元動画はこちらです。
今回は2週分のランキングになりました。再生回数としては1000を切るものインスタでの評価が高くて、他の指標を押し上げた感じです。最近はyoutubeの再生回数も増えてくれてありがたいです。総合としては西行戻しの松公園(Hopemusic by July)が984PV、91いいねの方が高かったようです。とはいえ、風の通り道という誰もが知る名曲と天津小湊の潮風がマッチしていたのかもしれません。
この【海のある町】シリーズは週末にランキングにしています。
推しの町があれば、いろんなSNSで「スキ」や「いいね」ボタンを押してみてください。
という1週間でした。
2週分まとめての週刊イドバタでしたがいかがでしたでしょうか?最近は結構後手後手になっちゃっていますが、もう少しでいつもの体制に戻れそうなので、もう少々お待ちください。にしても9月に入って一気に海の記事も少なくなってきました。とはいえ、まだまだ真夏日が続いている状況。もうひと遊びできるかもしれません。そのあとは豊漁の秋。今度はおいしい秋の味覚で人賑わいするかもしれません。それはそれで楽しみですね!それでは良い1週間を。
応募
地元の海の魅力を発信したい人、地元の海の取り組みを紹介したい人がいれば是非ご連絡ください。取材させてもらったり記事にしたり動画にしたりなどなど是非皆さんの海のご協力をさせてください。何かありましたら、こちらのお問い合わせに声をかけていただければ嬉しいです。