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人生は取り戻せるのか

「時間を戻すことが出来るのなら時間を戻したい」とそんなことばかり考えているのは、先祖返りするかのように(漫画を読み始めたのは、藤子不二雄作品から始まった)ドラえもんにはまっているのだろうか。それとも若い世代のまぶしい姿や仲睦まじいやりとり(今になって坂道グループ、とくに日向坂46にはまっています)を見ているからだろうか。はたまた現実で閉塞感を感じているからだろうか。いずれにせよ、時間を戻すことができないし、世代や環境に原因を求めても建設的ではないから、理不尽なものがそこになるのなら少しでも振り切って前に進み続けていくしかないのだけれど。

他責的になる気は全くないけれど、事実は事実として経験は経験として言うべきことは言わなければならないと私は思う。「ああ、どこで誰と何をするのかって大事なことなんだな」と。「ああ、無知は罪っていうけれど、本当だな」と。「ああ、経験を重ね続けていかなければ、人って周りに迷惑をかけるだけではなく、自分自身も苦しむことになるんだな」と。そんなことを思うわけで。そうした発言をすることで「環境のせいにするな」という人がいるけれど、この3点に関しては年齢を重ねた人間として「人間ってそんなものじゃないですかね」と思うだけなんだけれど、そんなことですら発言することのできない環境って「お互いのためになっていないよね」と思う次第。

自分自身のことで言えば、仕事や勉強、生活能力の面においては幼少期から今に続くまでの経験があるから「今でもなんとかやっていけている。そして、これから先もそれは続けていくことが出来る」と思っている。けれど、人付き合い全般(遊びに行く、旅行に行く、親しくなる、好きになる、愛するようになる、付き合うようになる、恋人になる、結婚する…)に関しては、具体的な経験をする機会がほぼなかったから、「いまでも人付き合いがわからない」とも思っている。仕事や勉強を通して生活能力も学ぶように人付き合いの面も学んでいく(経験していく)ものだろう。それは私自身よくわかっている。けれど、ほんとにまったく恐ろしいくらいそんな機会が無かったから同じことを繰り返さないようにする為に……

「経験を積み重ね続けていきたい」という思いが強くなっているだけではなくて、「時間を戻すことが出来るのなら時間を戻したい」とそんなことばかり考え、「ああ、どこで誰と何をするのかって大事なことなんだな」という思いも強く持つように至ったのだろう。

繰り返しになるけれど、時間を戻すことはできない。心惑わす何かは消えることもない。自分自身の強い意志を持って前に進んで行くことが今の自分には必要なことであり、これから先の自分の人生の為には必要なことなんだと思う。その意思を忘れることなく、何とか道を自分で切り開いていきたい。

自分の人生は自分自身の為にある。他の誰かの為にあるわけではないのだから。

少しでも、多くの「後悔」を持たないように、捨てていくようにしていきたい。

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