シェア
今紫
2023年11月4日 20:54
前回、前々回に引き続き吉原遊廓を舞台とした文学作品を紹介します。『吉原花魁日記―光明に芽ぐむ日』と『春駒日記―吉原花魁の日々』です。著者は森光子(俳優とは同名別人)という女性で1905年、群馬県の貧しい家に生まれ、1924年、19歳の頃、吉原遊廓に売られ、「春駒(はるこま)」という源氏名で遊女として身体を売っていました。『吉原花魁日記』は吉原遊女が自ら執筆した大変珍しい文学作品で遊女の生活