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今からでも使える!コミュニケーション能力が上がる具体的ポイント:病院編
当ノートをご覧いただきありがとうございます。
病院では今でもチーム医療が提唱されています。
そのため様々な職種の人と患者様について話をすることが非常に多くなります。STもコミュニケーションは避けられません。
そのような中で自分の意見ばかり言っていて他職種の意見に耳を傾けずにいると場の雰囲気が悪くなってしまいますね。
そこで場の雰囲気が悪くならないように今からでも使えるコミュニケーションのポイントをお伝えしたいと思います。実生活でも使えるテクニックだと思うので是非とも活用していただけると幸いです。
尋ねたい時のポイント
コミュニケーションの開始は何かを伺う時だと思います。その時に使えるポイントです。
『今良いですか?』
私が社会人になって一番に覚えた言葉と記憶しています。この言葉は先輩が使っていたのですごく心の中に残っています。
尋ねる相手先も仕事をしていてめちゃくちゃ忙しいのです。そんな中『自分に時間を作ってもらっている』という認識を持つようになります。
そしてその認識は相手に伝わります。気遣いが出来る人なんだなぁと感じてくれることでしょう。そうすることで相手にも気遣ってもらえる可能性も出てきます。ぜひ覚えて欲しいと思います。
相手からは「良いよ」と答えてもらえるか「ちょっと待って」といった応答があると思います。もしも「今忙しい」と返事が来た場合を考えてみます。
相手にも都合が良さそうなタイミングで自分の都合もつく具体的な時間を提示する場合があります。
「では10分後に」とするか「再度午後に伺います」と具体的にかつ手短に返事出来るとさらに気遣いが出来る人だと思います。
急ぎの案件がある場合、そもそも可能な限り急ぎの案件を作らないのが理想ですが、どうしてもそうならない時があります。都合のつく時間を教えてもらうのが良いと思います。
それでも時間が取れない場合は「では書面に残しますのでお手すきの時(or本日中)にご連絡ください。」などの声掛けが出来ると素晴らしいなぁと思います。
相談?報告?質問?要求?
誰かに何かを尋ねたい場合「何を尋ねたいか」具体的に考える必要があります。
「何か」いろいろあると思いますが、4つのパターンに分けて考えてみましょう。
相談なのか
報告なのか
質問なのか
要求なのかを
自分の中で整理してから尋ねましょう。
「相談があるんですが今よろしいですか?」や「ご報告があります。少しお時間いいですか?」さらに「質問です、今大丈夫ですか?」や「ここにサインいただきたいのですが1分ほどお時間いただけませんか?」といった初めの言葉が出てくると思います。
急ぐのか急がないのか
自分の中で「今すぐ聞かなければならない内容なのか」を考えます。
そのため
「いつまでに終えていなくてはならないのか」
「誰かに迷惑をかけてしまう恐れがあるのか」
などを意識して考えることで「期限」を定めることが出来ます。
そして「急ぎか急ぎじゃない」かを相手に伝えるのも大事ですね。
「急ぎ報告があるのですが今良いですか?」といった具合に聞けると聞き手も理解しやすいですね。
相手がYES or NO で答えられるように工夫する
自分の中で「相談なのか報告なのか質問なのか要求なのか」を整理出来たら、その内容の聞き方を工夫します。
例えば「質問があります。〇〇で困っているのですがどうしましょう?」と尋ねると相手もどう答えたら良いか迷ってしまい答えがすぐに思い浮かばず、具体的な解決策が出ず、時間だけが過ぎて無駄なってしまうことがあるかもしれません。
それよりも「質問があります。〇〇で困っていて▽▽のように対処しましたが、これで問題ないですか?」と尋ねることで「ある or ない」で答えが返ってくるはずです。
「問題がない」なら似たような事例になっても対処できるかもしれません。「問題がある」と返答がきたら「具体的な解決案」と「今から出来る訂正方法」などを教えてもらえる可能性が高いです。
そして怒られた場合は「▽▽の対処をする前に問題が起こったことを報告すればいいですか?」と聞くことが出来ます。それを積み重ねることで仕事を覚えていき、仕事が出来るようになればさらにコミュニケーションがうまくいくと思われます。
答える時のポイント
尋ねる時と逆に見ていきます。
今良いですか?の問いに答える
この定型句がなくても「今手が離せなくて10分後来てもらっていい?」と返事しても良いですし、そのまま答えるのもありです。大事なのは「〇〇分後」のように具体的な時間を指定すると相手もわかりやすいと思います。
相談?報告?質問?要求?
4つのパターンの中から相手がどれについて話しているかを考えます。
わからない場合は「こういうこと?」や「〇〇の相談?」と聞き返すのも良いと思います。
急ぎか急ぎじゃないか
これも相手から尋ねられなければ逆にこちらから尋ねた方が親切ですね。
お互い期限が決まっているとそこから計画が立てやすくなり仕事がスムーズになる場合があります。
少し強引にYES or NO で答える
相手から内容を汲み取れない話の後、何かを質問された場合、自分がYES または NOで答える条件をおり交ぜて答えることもあります。「◇◇なら賛成だけど、▲▲なら反対」のように答えると相手に伝わりやすいかもしれません。
それでも相手が望む答えでなかった場合は話の続きを聞くのが良いと思われます。
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
コミュニケーション能力というのはとても難しいものです。
それでもその能力を知りたいと思い、調べておられるのであれば、それだけでコミュニケーション能力が高いと思います。
今いる環境の中で不和が起こらない程度のコミュニケーション能力があれば良いと考えます。
その何かの参考になれば幸いです。それでは!