星空の下【あなたへの詩】vol.8
ずっと、一緒に居たかった・・・。
私は、愛を囁き。
彼は愛を囁かなくなった。
身体を重ね合って、気持ちを確かめ合う。
日々、彼の気持ちが高まっていくのが分かった。
嬉しかった。
欲張りになっていく・・・。
『1 日だけ・・・。
1 日だけ。私に時間を下さい。』
口にしてしまった・・・。
恋人だった時代を経ていたから・・・。
彼が、どんなに熱いか・・・。
彼が、どれだけ優しいか・・・。
彼が、どれほど甘い言葉を囁く人か、知ってしまっていたから・・・。
寂しくて、仕方なくなっていた。
私達は、何処にも進めない。
それが現実。
甘い瞬間があっても。
それ以外の時間、私は心に葛藤を抱き、
醜い自分と戦い続けていた。
彼は、私に時間をくれなかった。
答えは・・・。
現実は、変わらないよ・・・。と。
教えてくれた。
私は、これ程に人を愛せると知った。
そして、私が心で思い続ける気持ちは『永遠』だと。
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