【今年一年の振り返り】 正気の為、狂気に振り切ってた奴の話
今回はうぉんうぉー様のアドベントカレンダー企画に参加している記事になりますー。
というわけで、一年の振り返りとな。えー、わたくしThera、本日が日々の体調不良を理由とした退職前の最終出勤日という奴に該当します。びっくりだね!
落石をバールでぶち壊し、海鳥食って腹壊す系エッセイ『理系蛮族日誌』の著者という事で、やべー事いろいろしてるけど本当の所は何しているかよく分からない奴。
……という評をいただいて参りました。隠した事はありませんし、なんならサークルロゴで超主張していますが、私の専門はクマ類の生態学でした。
──これだけ言えば、時代的にいろいろあるのはお察しいただけるのでは無いかと思います。ストレスで難聴になり、二度ほど適応障害にかかり。回復後も、エグめの不眠症に悩み続ける。薬をぶち込み発作を抑え、表でキラッキラの営業スマイルを通した後、睡眠不足と疲労で立つ事もままならなくなり、引きずられて帰るような日々でした。
いくら周囲の人間関係に恵まれていても、そんな状態で稼働すればある日唐突にポッキリいってしまうものでして。
数年分の疲労が重なりすぎた折、ふらりと川に飛び込みかけ、己の機嫌を取ろうとコ○ダに入るも機嫌が治らないどころか、家に帰らず全てを放棄して遁走するという流れをやらかしたので「これはもうダメだぁ」と判断したのが夏の頃。
そこから、己の技術をひとつひとつ他者に引き継ぎ、縁を手放しながら。失うものを埋めるように創作活動を重ねてきた一年でした。
──いくら身のためとは言えど、十年近く己が専門としてきた技術を手放そうと言うのですから、常に恐怖はついて回りました。肩書を失ったら、もう自分を認める者などいないのではないか。みな、技術者の私以外は求めてないから、どれだけ休息を求めても引き止められてしまうんじゃ無いか。などと。
そういった恐怖を払ってくれたのが、日々の執筆と読者とのやり取り、息抜きのつもりで開催していた「因習村コンテスト」だったり、即売会のたびに挨拶に顔を出してくれる皆様だったのです。「あ、好き勝手に振る舞ってる時でも、認めてくれる人はわりといるんだ」「因習村コンテストってなんなんだよ」「赤ふん吊るしてるの親には言えねえーと思ったけど、普通に垢割れてるし、この前洗濯して干されてたから今更だわ」などと。
『この世知辛い世の中、少しでも正気に戻ったら壊れちゃうよね。あえて狂っておかないと、ちょっと正気が保てませーん』
なんて動機の、トンチキ創作活動を肯定的に捉えていただける事が多かったからこそ、自身のアイデンティティのひとつを手放す判断を、穏やかにできたのかなと考えております。
初のビックサイトで唐突に壁サー配置を頂けるくらいになったなら、それなりに結果は出せたと思ったって良いでしょう。たぶん。
──などとしみじみ語っておりますが、今日で〆とか無理不可能。ぜんっぜん仕事が終わりません。どう考えても持ち越しです(?)
ついでにケーキ食べたいから、クリスマスは元職場にケーキ食べる為だけに乱入する事にしました。なんて図々しい退職者なんだ。
いろいろと折り合いの付いていない事もあるからこそ、唐突な駄文を曝け出してしまったワケですが。なんだかんだ強かに生きて来れた私ですからね。来年の一時的なプー太郎状態もなんだかんだで生き延びられるんじゃ無いか? ソウダトイイナァ〜と淡い期待を抱いております。
でももし私が食いっぱぐれてたら、ご飯おごってねふぉろわ!日本酒の辛口が好きだよ。
そんなわけで、来年もどうぞよろしくお願いいたします。