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英語を話せるようになりたいなら、まずは絶対に"マインドセット"からなんです。
こんばんは!
マインドから変える英語コーチングHACHIDORI代表のカンタです。
最近、Xで新しくフォローしていただくことが増えましたので、まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。
生まれ育ちは大阪で、初めての海外渡航は高校1年生の時のオーストラリア/シドニーでした。初めて日本を出て、「英語で世界が広がっていくことの楽しさ」を生で体験し、高校卒業後はアメリカに進学しました。
合計でシアトルに1年、サンディエゴに4年ほど留学していたわけですが、コロナが流行ったタイミングで休学し、日本に帰国し、少し落ち着いてからヨーロッパ、インド、東南アジアをバックパッカーとして放浪しました。
2023年春にKADOKAWAより「英語はアウトプットが9割」という本を出版し、同時に、英語コーチングHACHIDORIを創業しました。なので、HACHIDORIはもうすぐで創業2年になります。
ただ、こういった外側のキラキラさせている部分だけ書いていても全く面白くないので、今回の記事では、僕のこれまでの海外経験から断言できるストーリー、英語バイリンガルになるために必要な話をまとめて綴っていければと思っています。この記事が一人でも多くの英語学習者の背中を押すことができれば嬉しいです。
6000文字程度なので10分程度で読み終わります
英語バイリンガルになるまでに必要な簡単なロードマップ
まず、この記事を読んでいる方には、「今は初心者だけど、これから英語学習を本格的に頑張っていきたい」と思われている方も多いかと思います。
大丈夫です。むしろそういった方に読んでいただきたい記事になっているのですが、初心者の方が共通して苦戦してしまうのが、
「そもそも何から始めていいか分からない」
「このやり方で合っているのか分からない」
といったところであると思いますので、簡単にロードマップを解説していきます。
まず、英語を話せるようになるためにやるべきなのは、
”闇雲に英会話…!!!"
ではなく、
"英文法の基礎"を固めることです。
よく、英文法は受験のためなどと言われたりしますが、実際はコミュニケーションでもめちゃくちゃ大事になってきます。
この英文法の基礎をサボってしまうと、出川イングリッシュのようになってしまうイメージです。
出川さんをよく見ているとジェスチャーや単語だけで伝わっている部分もありますので、一概には全否定できないわけですが、問題となるのは、どっちかと言うとリスニングです。
リスニングは2つのステップに分かれます。1つが「意味理解」というステップ。もう1つが「音声理解」というステップです。
意味理解というステップでは、音は関係なく、そもそも相手が言っていることを文字ベースで読んでみた時に理解できるかどうか、というもの。
音声理解というステップでは、実際にネイティブが発する英語に聴き慣れていこうというもの。自分の想像する英語と、ネイティブの英語のイメージにギャップがありすぎると、聴き取れなかったりするわけです。
日本人の多くの方は、「スピードが速すぎてついていけない」ということを言いますが、問題はそこではなく、そもそも相手の言っていることを字幕で読んだとしても理解できないということがよくあります。
相手の使っている文法やネイティブフレーズを知らなければ、どれだけスローモーションで言われても意味が分かりませんからね。これは英語だけじゃなく、日本語でも同じことが言えますよね。
そういう意味で、まず最初にやるべきなのは、英文法の基礎や簡単な英単語のインプットというステップになります。
たまに、英語力が何もない状態で英会話レッスンを受けていたり、留学したりする人がいます。その積極的な姿勢は本当に素晴らしいのですが、正直あまり意味がないです。そのレッスンの中で良質な学びや気づきを得るには、基礎となる土台を理解していないといけないです。
「レッスン回数だけ積み上げて1年。ぶっちゃけあまり成長を実感しない。」とHACHIDORIの無料カウンセリングにご相談に来られる方も少なくありません。
最初は泥臭い部分になりますが、英会話の土台は英文法なので、ここは根気強く進めていただければと思います。ただ、隅々まで英文法を完璧にする必要もなくて、英会話に必要な部分だけを詰めていけばいいんです。(一人じゃ継続することは難しい、という方はこの記事の最後まで読んでください)
そもそもネイティブのマインドセットって何なのか
そして、次がこの記事の本題です。
これまで僕は、「英語を話せるようになりたいのであれば、まずはマインドセットが大事」だということをSNSで言い続けてきました。
いまHACHIDORIが浅野忠信さんに英語を教えているのが本当に光栄ですが、大事なのってやっぱり「マインド」なんですよね。完璧な文法とか、ネイティブのような発音が大事なのはわかりますが、それ以上に、臆さずに自己表現すること、自分の意見を持って伝える力こそが真に求められる本質的な英語力です https://t.co/HeauqgYy0r
— カンタ🇺🇸HACHIDORI (@theonlyonekanta) January 6, 2025
HACHIDORIでは、この「マインドセット」という言葉には2つの意味合いを定義しています。
まず1つが、「失敗を恐れずに、積極的にどんどん話していきましょう」というメンタル部分でのマインドセットです。
このメンタルは、英会話力向上に絶対的に必要な条件になります。なぜなら、完璧主義はコミュニケーションにおいて相性が悪すぎるためです。
たとえば、これは料理に例えると分かりやすいですね。いくらレシピを暗記しても、それだけでは意味がありません。基本を学んだら、実際に料理を作り、失敗を重ねながら腕を磨いていくものです。
いきなり絶品料理を作れる人はいませんが、作り続けることで徐々に上達するのです。料理を作る過程で指を切ってしまうこともありますし、味付けが濃すぎてしまうこともありますが、数を重ねるごとに、だんだんと美味しい料理を作れるようになりますよね。
英語学習でも本当に同じことが言えるんですよ。
日本では完璧主義や点数重視の文化が根強く、これがかえって学習の妨げになることも少なくありません。
もちろん、ネイティブのように話せるようになるのは素晴らしい目標ですが、順序を間違えると逆効果なんですよね。最初から完璧を求めると萎縮してしまい、場数を踏めずに話せるようにならない悪循環に陥ります。
その場数を踏む前に基礎的な文法や単語を覚えておくことは大事ですが、それ以降は、「間違いを恐れずに英会話の場数を増やすこと」を意識してください。
大丈夫です。相手は間違いなんて気にしてませんから。これも世界中を放浪してきた経験から断言できることですので安心してほしいです。
もちろん、プロフェッショナルな仕事環境であるなら高いレベルを求められると思います。それでも、最初からネイティブレベルを追求していくなんて不可能です。少しずつ場数を重ねて上達していけばいいんですよ。
ただ、この話をすると、「出川イングリッシュでいいから話し続けることが大事なのか」と思われる方がいるのですが、そうではありません。
ロードマップ解説でも書いたように、超初心者の状態で英会話の場数を踏んでも根本的に学びが生まれないので、やはり最初は丁寧に土台を固めることが大事です。その後は、たとえ多少間違っていても、そんな細かいミスを恐れずに、胸を張って話そうとする姿勢を持つことが大事だということです。
日本人はシャイなのではなく、意見を主張することをしないだけ
そして、「マインドセット」のもう一つの意味ですが、
それは「自分の意見をしっかりと持って、自己主張すること」なんです。
この部分が、日本人は本当に苦手なんですよね。日本人の良いところでもあるのですが、あまり自己主張する訓練をしてきていないということがあります。
ただ、このネイティブ特有のマインドセットを持っていないと、残酷なんですが、海外では空気のような扱いを受けてしまうんです。
どれだけのフレーズ知ってるとか、発音スキルを磨こうが、このマインドセットが日本人のままだったら、ぶっちゃけ本当に意味がなくて、
「自分がどういう人間で、どういう考えを持っていて、それを相手に主張しきれるかどうか」というところに、英語のコミュニケーションの本質があるんです。
日本人の多くの方が英語に苦手意識を覚えているというのは、根本的に教育の違いというのが大きいんです。
日本の教育では、周りと同じ意見や似たような意見を持つように教育されていくカルチャーが少なからずあります。それは決して悪いことではないのですが、英語でのコミュニケーションにおいては相性が悪いんですよね。
義務教育の授業を思い出してほしいのですが、「周りの目を見ながら発言する」や「多数決をして誰かの意見に便乗する」といったことがよくあったと思います。ディスカッションのシーンでも、自分の本音を隠して衝突を避けるというようなシーンが実際多かったと思うんです。
一方で、海外は、いかに自己主張できるかの勝負というか、とある議題に対して、「私はこう思ってるんですけど、じゃああなたはどう思ってるんですか?どういう意見を持っているんですか?」というようなキャッチボールを、幼少期から日常会話で積み重ねてきているんですよね。
シアトル時代は、1年間、アメリカ人のホストファミリーと生活を共にしていたのでよくわかるんですが、「おかしいことはおかしいと主張すること」や、「自分自身や母国の歴史についてしっかり話せるようになること」が、英語でのコミュニケーションにおいて、いかに大切なことなのかを学ぶ機会が本当によくありました。
たとえば、
「自分のどこが好き?」
「あなたの故郷ってどんなところ?有名なものって何?」
「日本ってこういうカルチャーがあるけど、それについてもっと知りたいから教えてほしい」
こういったことを英語で質問されたときに、そもそも日本語でも答える練習をあまりしてきていなかった僕は、スムーズに会話を進めることができず、それは英語力に問題があるという話ではなくて。
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日本人の方で多いのが、「英語の発音がネイティブ並みに綺麗」や「TOEICハイスコア」などといった周りから見たらカッコいいと言われるような部分に囚われていたりするわけなのですが、
実はそれは全く本質的ではないんです。自分のこれまでの経験や価値観について話すとか、意見を交換して異文化交流をするなどの、「自分のストーリーを伝える」とか、「相手の意見を尊重しつつ、自分の意見も主張していく」など、もっと中身の部分に英語の豊かさはあるんですよ。英語を学ぶ醍醐味であり、海外でも通用する英語力なんですよね。
いや、わかります。TOEICハイスコアを取れば昇進するし、チャンスを掴めるということも、本当によくわかっています。むしろ、ハイスコアを取れる人は素晴らしいですよね。間違いなく泥臭い努力が必要ですからね。
でも、その先にあるゴールって何なんですかね?TOEICでハイスコアを取ることが人生のゴールなんですかね?そうであっても決して否定はしないのですが、TOEICハイスコアを取るのはむしろ通過点であり、その先にはグローバルで活躍していくゴールがある人も少なくないと思うんです。
そうであれば、この「ネイティブのマインドセット」を身に付けていかないと、全く歯が立たないので、強く強く意識してもらいたいと思っています。
HACHIDORIの無料カウンセリング(勉強会)では、ご参加された方専用のロードマップを作成し、英語バイリンガルになるために必要な要素、手順をすべて丁寧に解説していきます。完全に有料級の内容が無料となりますので、少しでも英語学習に興味のある方は遠慮なくご予約ください!
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「英語を話せるようになりたいなら、まずは発音」とかじゃない
2025年1月6日、浅野忠信さんがゴールデングローブ賞を受賞され、英語でスピーチする機会がありました。
僕自身、このスピーチを少なくとも100回は聞いたと思います。
本当に、本当に素晴らしいスピーチでした。
浅野忠信さんには、現在HACHIDORIのプレミアムプランをご受講いただいておりますが、まだご入学されて1ヶ月ほどで、現地メディアから大絶賛されるほどのスピーチをやり遂げました。
もちろん、浅野忠信さんは前から英語学習を継続されておりますので、この1か月間だけで英語力が底上げしたわけではありませんが、間違いなく、HACHIDORIのマインドセット教育の成果が生まれておりました。
「最初からネイティブのような発音じゃなくていい」
「最初から隅々まで完璧な文法じゃなくてもいい」
「世界のみんなはあなたのストーリーを聞きたいんだ」
こういったカルチャーを根底に組んでいるHACHIDORIのカリキュラムで、英文法や英会話の練習をしながら、毎日宿題もご提出され、コツコツと準備した結果、現地会場も大盛り上がりでスピーチを大成功させることができました。本当にカッコいいですし、同じ日本人として、浅野忠信さんを心から尊敬しております。
これらのHACHIDORIのカリキュラムの大枠は、やはり僕自身、アメリカで経験してきたことが大きく影響しております。
生まれ育ちは日本であり、高校1年生まで海外経験無し、特別英才教育を受けたわけでもない。そんな状態で渡米して、アメリカの大学に進学し、現地での実体験を糧に作りこんだカリキュラムです。そして、自慢の人間力溢れるコーチ陣の海外経験を加えて、改善を繰り返し作り上げてきたカリキュラムです。
世界はいろいろな英語で溢れており、ヨーロッパにはヨーロッパ英語があるし、インドにはインド英語、東南アジアには東南アジアの英語がある。アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの中でも違う英語が溢れてる。言語ってそういうものなんですよ。アクセントのある英語を話す人は世界人口の80%も占めているんですよ。
最初から完璧なネイティブ英語を追求していくことが正義ではなくて、何を伝えたいのか、どういう人間なのか、どういう信念を持っているのか、これをカタコトでも伝えきれる方がよっぽど大事なんです。あとからでも発音や流暢さは必ずついてきますから。断言します!!!
これはアメリカに行って2年ぐらい経った頃から言っているのだけど、英語教育において日本人に本当に必要なものは英語を堂々と話すマインドセットなんだよな。間違いを恐れる完璧主義ではいつまで経っても話せるようにならないし、そもそも「完璧って何なのか」というところからまず考え直す必要がある…
— カンタ🇺🇸HACHIDORI (@theonlyonekanta) November 21, 2023
HACHIDORIのこれから
HACHIDORIは、現在英語コーチングに集中して事業に取り組んでおりますが、今後は外国人を絡めたインバウンド事業や、キャリアアップ事業などにも挑戦していければと考えており、水面下で準備を進めております。
そして、最後には次世代の子どもたちに何かしらの形で貢献していきたく、「返済不要の留学支援」も絶対に成し遂げたいビジョンであります。僕だけでなく、チーム全体が決心して必ず成し遂げていくビジョンであります。
やはり、僕自身、アメリカに留学させてもらえたのは親の支援があったからであり、それらの経験のおかげで今こうして事業に取り組めております。
そういった背景もあり、中長期のビジョンとして、経済的理由で留学が難しい人々に無償の留学支援を提供する機会を作っていきます。
留学を通して強い日本人に成長することは間違いないですからね。未来の日本の為にも、国内のみならず、グローバルでも活躍できるような人材を、一人でも多く増やしていく事に注力していければと思っております。
そのためにも、まずは目の前の英語コーチング事業であります。一人でも多くの日本人の方に「英語」というアイテムを授け、背中を押し続けていきます。
日々挑戦していく中で、やはり大変なことも沢山ありますが、とにかく毎日が楽しいです。チーム全員で目標に向かっていくことはもちろん、生徒様が熱心に取り組んでいる様子を見ることが、何よりも楽しくてワクワクします。
僕たちHACHIDORIのビジョン実現は、多くの日本人の方の背中を押すことができます。
「次世代のために何か貢献できることがあるなら、とにかく何でもしていきたい」と本気で考えて事業作りをしております。
日ごろから応援いただいている皆様には、引き続き温かく見守っていただけますと幸いです。
ここまで長々と綴ってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう。
HACHIDORIの無料カウンセリング(勉強会)では、ご参加された方専用のロードマップを作成し、英語バイリンガルになるために必要な要素、手順をすべて丁寧に解説していきます。完全に有料級の内容が無料となりますので、少しでも英語学習に興味のある方は遠慮なくご予約ください!
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HACHIDORI代表取締役 江口幹太
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