レゴってどう組み立てる?【テクニックパーツ 前編】
レゴには様々なパーツの接続方法があり、これまでにスタッズによる接続と、バーによる接続をそれぞれ紹介しました。今回は続きとして、テクニック系のパーツによる接続方法をおさらいしたいと思います。
なお今回の記事では、テクニック系のパーツを紹介する都合で、2つのタイプの穴が出てきます。
これらの名前で両者を区別をしていますが、少し紛らわしいです。あらかじめご了承ください。(テクニック穴は、ピン穴やペグ穴とも呼ばれますが、アクスルも挿さるのでここでは包括的にテクニック穴と呼ぶことにします)
それでは早速みていきましょう。
1. テクニック穴(●型)にアクスルを挿す
「Lego Technic」シリーズを組み立てた経験のある方であれば、当たり前と思われるかもしれません、それくらい王道の使い方ですね。
テクニック系のブリックやプレート、そしてリフトアームと呼ばれるパーツには、丸形の穴が開いているので、テクニックアクスル(車軸)を挿すことができます。
テクニック穴に挿したアクスル(車軸)は、回転させることができるので、クルマなどのタイヤを転がしたり、ギアを使ったカラクリ仕掛けを作ることができます。
なお、一部のシステム系ブロックにはテクニック穴付きのものもあり、こうしたパーツにも、テクニック・アクスルは挿すことができます。
【ワザ1】アクスルを、両側からはさんで使う
穴にアクスルを挿しただけでは、持ち運び時やカラクリを駆動させたときに軸棒が抜けてしまうので、「アクスル穴(+型)の空いたパーツ」を軸留めとして併用します。他のギアやタイヤ、あるいは「ブッシュ」を使って、ブリックやリフトアームをはさむように固定します。
【ワザ2】アクスルは、添えるだけ
前項では基本としてリフトアームやブリックへのアクスルの取り付け方をお話しましたが、ブッシュ等で挟まないで、パーツを介してアクスルを取り付ける方法もあります。
【ワザ3】アクスルは、梁(はり)としては使わない
テクニックアクスルを使うときの注意点として、構造の弱さが挙げられます。アクスルと、アクスル穴(+型の穴)のあるブロックやブッシュを使えば、アクスルで構成された構造体を作ることができます。このとき、アクスルだけで構造をつくってしまうと、強度が不安定になります。
上の図のような構造は、持ち運びの際や、ギアなどのカラクリを動かすときに外部から力が加わった際には、パーツが外れる・ズレるなどの問題がおきます。
特に長いシャフトを使っている場合にはねじれが生じて、構造にひずみが生じます。最悪、車軸が曲がってしまうこともあります。アクスルだけで構造を作るのではなく、ブリックやリフトアームを使ってカタチを作るのがオススメです。
2. アクスル穴(✚型)にアクスルを挿す
前の項で先に少し触れましたが、●型のテクニック穴に対して、➕形のアクスル穴にも、テクニックアクスル(車軸)を通すことができます。
「テクニック穴+アクスル」がギヤやタイヤなど軸の回転を目的としているのに対して、この「アクスル穴+アクスル」は動的に動かす意図のないパーツ同士の接続に使います。
【ワザ1】構造上の芯としてアクスルを取り入れる
上記の画像で使われている通りアクスル穴があるパーツはシステム系の部品にもあるので、スタッズ以外の接続方法があることを知っておくと便利です。またブロックを積み上げた後で、芯としてテクニックアクスルを中心に差し込むことで、強度を加えるということもできます。
【ワザ2】アクスル穴を使って、スタッズを方向転換する
アクスル穴の空いたパーツを使えば、スタッズの方向を上向き以外に簡単に変える事ができます。(いわゆるSNOT)
アクスル穴は、もともとパーツの上下左右に穴が開いている分、スタッズに比べて接続の自由度が高いです。このためアクスルを利用すれば容易に方向転換をすることができます。
テクニックパーツのつかいどころ - 一旦のまとめ
今回のテクニック系パーツによる接続方法を見てきましたが、日頃システム系のパーツにしか馴染みのない方にはあたらしい発見もあったのではないでしょうか。
テクニック系のパーツの接続方法とテクニックはまだまだあるので、次回をお楽しみに!少しでも面白かった思ったら、「フォロー」と「スキ」をお願いします。
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