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迷言豊玉集 9 / 多視点と改善思考への意識 編

45) 善悪、損得、好き嫌いは、
 誰の目線で話すかだけの事。
 立場や、基準が異なれば、
 視点は変わり思考も変わる。

46) 複数視点を持てれば、
 見方や景色が変わって、
 視野も拡がり、
 思考も深まり、
 拡がっていく。


どんな視点で、どんな思考をするかは、個人個人の好み次第、各人の自由である。
とは言え、和の精神が、組織•集団•政府中心など、誰かの損得中心でなく、公共性•社会性•公器意識などを中心とした広い視野の和であって欲しいと願う事が、しばしば有る。


◆近頃、どこかの議員が言っていた。
国葬も五輪と同じで、やった後には良かったと思うだろう。
個人的な見解だが、誰の葬儀かは関係が無く、反対が賛成を上回る状況で、法的な根拠も無く国葬で税金を使うならば、民主主義でない国との証拠が1つ増えてしまう、と思い報道を見ている。

現在、五輪関係で報道されている方々とは別に、シンキロウの如く話題から消える方達は、ヤハリ五輪はやって良かったと思っているだろう。


◆近頃、どこかの責任者が、事故の記者会見で笑っていた。
バスへの置き去り事件を起こした組織の長だ。噂レベルかもしれないが、その責任者は、元市長や、元大臣などとも親交があり資産を4倍にした噂がある

被害者の方々には、保険でつぐなうのだろうが、資産4倍が事実であれば、人手不足による事故とは言えない状況だ。
追加で人を雇えずも、委託する資金は潤沢だ。その分を懐に入れる為に、自ら高齢者運転を行い事件を起こしたのだろうか?
真面目な経営努力をされていたのだろうか?

更には、出欠見逃しは管理不足、教育不足だ。
資産4倍化の前に、コンサルタントを雇って教育したのだろうか?
つまりは、経営者の不手際、責任だ。収益への改善意識は高くも、業務品質への改善意識は無かったか?
業務怠慢も無意識下であれば、事故扱いで、保険がおりるのだろうか?

業務上過失致死罪とは何だろう?私には法律の知識は無い。


◆近頃、第三者機関認識審査に立ち会った。
審査中に、コンタミ•チェックが話題になった。コンタミ•チェックを言い換えれば、製品の汚れ確認となる。

汚れ確認は、製造部門でするルールだった。
但し、そのルールは、製品を洗浄する前工程。汚れが無ければ、洗浄不要だし、洗浄が必要ならば、洗浄液が汚れるのは必然だから、洗浄前の汚れ確認では、妥当性が無い。

ルールを守っていても、ルール自体を決めた前プロセスに疑問が残る。とは言え、製造プロセス審査としては、OKだ。
他のプロセスへの審査は、既に終わっていた。深掘り無しの形式審査では、遡りプロセス審査で不適合を出す事は無い。認証審査ビジネスだ。

不適合にしない理由は、山ほどある。製造部門は、
ルールを守っていたから、
単独プロセス審査だから、
サンプリング審査だから、
製品品質審査ではないから、
品質マネジメント審査だから。
審査結果を残す指摘だけならば、容易であるが、真に品質を改善する指摘を残すのは難しい。

第三者機関認識審査をしている会社も、営利団体だ。
更に、監査先は顧客である。


◆製品品質や、業務品質など、物事を改善する大前提には、公共性、社会性、公器意識が必要だ。
その為には、組織や、誰か個人の損得を忘れる必要がある。

◆置き去りバス関係で、行政が立ち入り監査をしています。
文末になりましたが、前述の第三者機関認識審査のような形式的な監査では無く、再発防止へつながる監査である事を切に願う。

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