アメコミオタクによる東京コミコン攻略法

アメコミや洋画のオタクにとって、文字通り「祭り」のような祭典である東京コミコン。海外俳優さんと写真が撮れたり、会場はコスプレで盛り上がったり、とにかく好きが詰まった素晴らしいイベントです。(広報のセンスが終わってることを除けば…)

そんな中でも我々アメコミオタクが特に注目するブースといえば「アーティストアレイ」、国内外のアーティストが集うエリアで、マーベルやDC等の大手出版社でも活躍するようなアーティストも多数参加するエリアです。四方を海に囲まれた辺境の島国に住まう我々にとっては、憧れのコミック作家と交流したりサインをもらったりできる数少ない機会でもあるのです。

自分は昨年イベントに初参加し、その規模と豪華さに踊り来るほど楽しんでいたものの、中には行ってみてわかった落とし穴にもいくつかハマってしまいました。

今回は東京コミコン初参加、またはアーティストアレイを中に分に楽しみたいという方に向けて、アメコミオタクによる東京コミコン攻略法をまとめていきます。

①服は絶対に半袖!
真冬なのでみなさんコートとか上着とか着てくると思いますが、下は絶対に半袖にしましょう。絶ッッッッッッッ対に半袖!

コミコンの会場内はひっくり返るくらい暑いし、動き回るとさらに暑い。自分は去年長袖で参加した結果、九月かよっていうくらい汗かきました。会場内では服は絶対半袖、なんならミニ扇風機持って行ってもいいかも。舐めてたら熱中症になるレベルなので水分もこまめに取り、たまに外に出て体を冷やすくらいがちょうどいいと思う。寒暖差で風邪をひいたりしないように、とにかく気温対策は徹底することをお勧めします!

②アーティストアレイ事務局のXアカウントは絶対フォロー!
東京コミコンのアーティストアレイですが、広報がマジでクソです。正直終わってます。

公式サイトにはアーティストアレイの紹介ページがあり、そこで参加アーティストは全員紹介されているけど…なんとこのページ、検索機能もなければソート機能もなく、150人超のアーティストがただひたすら縦並びで紹介されているのです。

誰が参加するのか確認したければ5分近く画面をスクロールしなければならないというこんなクソサイトは当然全く当てにならないので、情報収集の手段として僕が使っているのが東京コミコンアーティストアレイ事務局の公式Xアカウント。こちらもアーティスト情報が順番にポストされていくだけなので結局は縦並びだけど、Xの機能で検索やブックマークができる上、背景やら文字サイズやらがやたらごちゃごちゃして見にくい公式サイトより百倍マシ。

ただし、東京コミコン運営はアーティストアレイ参加者を一気に発表せず、なぜか数日おきに小出しで発表していきます。これなんのためにやってるのかさっぱりわからないし、超大御所の来日発表がしれっと追加されたりしててわかりにくいからマジでやめてほしい…

俳優さんの来日はイベントのかなり前から告知して散々騒いでるくせに、アメコミ作家に関してはすごい雑に発表するあたり、イベント運営はアメコミのオタクを舐め腐ってるんだなというのがよくわかります。まあ開催してもらってるからそれだけでありがたいけどさ…「コミコン」を名乗るならちゃんとしていただきたいものです。

というわけで突然アーティスト参加情報が追加されていることも全然あるので、こちらのアカウントはしっかりフォローし、情報を逃さないようにしましょう。

③当日コミッションは早めに申し込もう!
アーティストアレイの醍醐味といえば、アーティストに直接依頼をして好きなキャラクターを描いてもらうコミッション!憧れのアーティストに自分だけの絵を描いてもらうという喜びはもう説明不要でしょう。

ただしコミッションはアーティストと直接やりとりをするため、最初のハードルがかなり高いのも事実。「よくわからないけどとりあえずイベントに来てみた」という方も多いとは思うが、アーティストさんの中には当日コミッションというものを受け付けている人もいます。しかし当日にも頼めるからと油断せず、当日コミッションはなるべくイベント初日に、なるべく早い時間で頼みましょう。

当日に頼めるお手軽なコミッションとはいえ、アーティストさんは作品を仕上げるのにかなり時間を使ってくれます。自分の絵を描くのにしっかり時間を使ってくれるなんて嬉しい限りだけど、コミッション自体頼む人が多いと結構ギリギリになることも。僕は去年土日の二日間でコミコンに参加したけれど、土曜日の午前に頼んだコミッションを受け取ったのが、日曜の閉会式後。偶然二日間のチケットを買っていたからなんとかなったものの、当日中に受け取れる気でいて土曜日のチケットしか持ってなかったら詰んでました。そもそも定員をオーバーしてしまえばコミッションの受付自体してもらえないこともあるので、当日コミッションを頼む場合はなるべく早めに会場に向かいましょう。

ただ、前提として当日コミッションは比較的短時間で仕上げるためモノクロのスケッチ等になることが多いもの。カラーや複数キャラなどより豪華なものが欲しかったり、当日のタイミングに左右されずに確実にコミッションが欲しいという人は事前に申し込んでおくことをお勧めします。アーティストさんに直接DMを送るのが一番確実だと思うので、まずはコミッションを受け付けているか事前に確認するのがベスト。

以上が東京コミコンのアーティストアレイ攻略法でした。色々文句も言ったけど、それはそうとプロのアーティストと触れ合える貴重な機会であることは間違いなし。アメコミが好きなら絶対に損はしないイベントなので、皆様も楽しい時間をお過ごしください。

と言って終わったら綺麗だけど、せっかくだから去年のうちの自慢見てって!!!

全デアデビルファンの憧れ、デイヴィッド・マックの水彩画デアデビル。
「ハワード・ザ・ダック」のジョー・キノーネスに描いてもらったロケットの女性クローン、ショケット・ラクーン。
手持ちの「ハワード・ザ・ダック」のオムニバスにサインをもらったら、おまけで描いてくれたハワードのスケッチ。
映画アイアンマンのデザイナーでお馴染み、アディ・グラノフにサインをもらった「アイアンマン:エクストリミス」。

やっぱコミコン超サイコーーーー!

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