コーヒー + α Vol.10 - カングー パワーウインドウスイッチ交換
＜前書き＞
ぼくが現在乗っている車はルノーのカングーです。通称デカングーと呼ばれるタイプのもの。
走行距離が90,000kmになりました。そのタイミングで申し合わせたかのように様々なところに不具合が。
自分の体も調子が悪いところがあったりして、なんだか他人事（車だけれど）でないような気がします。
歳を取るということは車も身体もメンテナンスが必要と実感しています。
今回は、カングーのパワーウインドウのスイッチ交換についてです。
スイッチを押しても運転席側と助手席側のパワーウインドウが下がらなくなってしまいました。国産車では経験したことのないトラブルです。
以前もこの症状が出たことがあったのですが、２〜３日経つと元通りになっていたので、今回も直るかな〜と思って放置していました。
しかし一向に直りません。困った。
ひと月前ぐらいにはオイル漏れがあって、新しく見つけた整備工場でサーモスタットハウジングの交換をしてもらったばかり。
またお願いしなきゃかな〜と思いながらも、自分で直せないかネットで検索。
どうも可能性が高いのが２つ。１つ目はウインドウレギュレーターのトラブル。この場合ウインドウレギュレーターを購入して交換しなければなりません。
２つ目はパワーウインドウのスイッチのトラブル。こちらもスイッチを購入して交換しなければなりません。
今回の症状としては、後部座席の左右両方のパワーウインドウはスイッチで動きます。ということは運転席側と助手席側のパワーウインドウスイッチ部分の不具合の可能性が高いのではと想定しました。
ということで、パワーウインドウのスイッチ交換を試すことに決定！（そもそもウインドウレギュレーターの交換は今のぼくにはハードルが高すぎます）
＜必要なもの＞
１．パワーウインドウスイッチ
「カングー, パワーウインドウスイッチ」で検索するとヤフオクに出品されていました。価格は約9000円。でもクーポンが付いていて8000円ぐらいで買えました。
ebayも覗いてみましたが、送料も考えるとヤフオクのものが手頃と判断しました。
２．内張はがし
パワーウインドウスイッチを外すために内張はがしが必要です。
何ヶ月か前に購入したのですが、どこかへ行ってしまった。。
ということでこんなときは愛用しているミニバールで代用します。
必要なものはこの２つだけです。
＜スイッチ交換手順＞
１．パワーウインドウスイッチを内張はがし（今回はミニバール）で外す。
これはサクッとできました。意外とミニバールが良かったのかもしれません。
２．パワーウインドウスイッチのコネクターを外す。
３箇所あるコネクターを外します。後部座席のウインドウロック（一番小さいコネクター）は見えている小さなツメを押して簡単に外れました。
問題は後部座席と運転席・助手席の２箇所のコネクターです。これのツメ部分（下の写真の白いコネクター中心部）がドア側を向いているのでとっても押しづらい。
ちょっと手こずりましたが、なんとか外せました。
※ワンポイントアドバイスです。一番小さなコネクターを外したら、新しいスイッチにすぐ取り付けてしまいます。残り２箇所のコネクターを外す前に。
理由はコネクターケーブルの長さが思いのほかないので、コネクターを外したままだと穴の中に入ってしまう可能性があるからです。
ぼくは１箇所目のコネクターを外したら、新品のスイッチに取り付け、２箇所目（後部座席用）のコネクターを外したら、また新品のスイッチに取り付け、最後の３箇所目（運転席・助手席用コネクター部分）を気をつけながら取り付けました。
というのも３箇所目のケーブルが一番短くてドアの内側に入ってしまいそうだったから。
ぜひここは気をつけてください。まぁケーブルが中に入ってしまっても取り出せばいいだけなのですが、かなり面倒くさいと思います。
３．３箇所のコネクターが取り付けられた新品のスイッチを元に戻す。
これは単純に戻すだけです。
４．スイッチの動作確認。
緊張の瞬間です。これで動かなかったら、「ウインドウレギュレーター交換も試さなきゃかなぁ」と思いながら、まずは後部座席のパワーウインドウが動くか確認。
動きました。次に肝心の運転席・助手席側のパワーウインドウ。
動きました！良かった〜。
＜まとめ＞
何が原因かわからないトラブルは緊張しますね。
でも走行距離が増えるにつれて、自分でダメ元でイジってみようという気にもなってきます。
自分の身体のメンテナンスみたいなものと考えればいいかと。
自分でやってみてダメだったら医者（整備工場）に行く感覚。
ネットで調べてみても今回のぼくの車と同じようなトラブルはあまりないようですが、万が一同様の症状が出た場合はスイッチ交換を試してみてください。
＜番外編＞
今回はスイッチ本体を購入しましたが、構造がわかると運転席・助手席のスイッチ部分だけを購入して交換だけでも良かったことがわかります。
型番で調べてみると、運転席・助手席のスイッチ部分単体でも購入できそうなので、ピンポイントでスイッチが動かない場合（ぼくのように運転席・助手席パワーウインドウだけ動かない or 逆に後部座席のパワーウインドだけが動かない）は、必要なスイッチ部分だけの購入はありですね。
↓運転席・助手席側のパワーウインドウ用スイッチ型番は 254110431R でした。検索してみるとヒットするので、試す価値はありそうです。
ただ、ebayなどは送料が結構かかるので、スイッチ本体を購入してしまった方が割安感があるかもしれません。
＜今日の誕生日＞
３月２９日
アストラッド・ジルベルト（1940 - ）この日ブラジルで生まれたボサノヴァ・ジャズ、ポピュラー音楽の歌手。
Speedy Keen（1945 - 2002）この日イギリスで生まれたミュージシャン。Thunderclap Newmanのメンバー。