2022年8月 クアラルンプール一人旅 ゆるイスラームの話
クアラルンプール旅行の感想、ファイナル。
現地にいる日本人
海外旅行先で人とすれ違うと、この人は日本人だろうなっていうのがなんとなく分かる。
久しぶりの海外旅行で、久しぶりにこの感覚を味わった。
コロナ前の海外で見かける日本人はほぼ観光客だった。
だけど今この時期、外国にいる日本人はほとんどが現地在住者だと思う。
帰国前PCR検査という障壁があるので、私のようにわざわざ旅行で来ている人は少ない。
クアラルンプール在住の人すら、日本人オーラを放っているということだ。
なにをもってして「日本人オーラ」なのだろうかと考えた。
服装よりなにより、やっぱり立ち振る舞いなのかなと。
頭の動き
日本人の頭の動かし方って特徴的だと思う。
人の話を聞くとき、相槌を打つとき、同意をするとき、とにかく「うんうん」と頷いている気がする。
姿勢
猫背ぎみ。
横柄ではなさそう。
実際に遠慮があるのかは謎だが、遠慮がちなたたずまい。
私はというと?
海外にいる日本人が私を見れば、間違いなく日本人と認識するだろう。
日常生活はともかく、海外旅行中は国籍不明な雰囲気を出したい。
現地にもっと馴染みたい。
ゆるイスラーム
ずっとマレーシアに来てみたかった。
一番の理由は、マレーシアが多民族国家だからだ。
ざっくりとした宗教分布
イスラム教 60%
仏教 20%
キリスト教 10%
ヒンドゥー教 6%
国教はイスラム教だけど、それ以外が4割もいるからゆるめなんだと思う。
イスラム国家を訪れたのは初めてなので、厳しめなイスラム教がどんなだかは知らないけど。
モスクがたくさんある。
1日に5回、モスクから大音量のアザーンが流れる。
モスクもアザーンも、今まで自分が生きてきた世界には存在しなかった。
だから眺めているだけで、聞こえてくるだけで、すごくおもしろい。
ショッピングモールや駅などにプレイルームと呼ばれるお祈り部屋がある。
さすがイスラム国家。
マレーシアのイスラム女性がかぶっているのはほぼヒジャブだ。
(髪と首だけを隠しているのがヒジャブで、目以外の顔全体も隠しているのがニカブ)
コロナ禍なのでマスク着用は必須だが、マスクを直接耳にはかけず、ヒジャブの上からマスクをしている。
後頭部にバンドを付けてマスクを支えたり。
ヒジャブに留め具を付けてそこにマスクをかけたり。
お店で働いているムスリムも多いけれど、たとえばレストランの従業員が全員ムスリムだとしたら、1日5回のお祈りを毎日どう乗り切っているんだろう。
コミュ力もないし、宗教に対してどこまでつっこんでいいのか分からないので聞けない。
そもそも語学力が低いから聞けない。
私に話しかけてきた男性がいた。
その人が、唯一クアラルンプールで1分以上会話をした人となった。
イラクからマレーシアに留学している大学生らしい。
日本ではまぁお目にかかれないだろう。
いろんな国から人が集まるマレーシア。
いつか移住してここで暮らしたい。
次は別の都市にも訪れたい。
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