エリザベス女王逝去の週の全英チャート(22/09/02~09/08)
どうも。
エリザベス女王、亡くなってしまいましたね。在位70年と、寿命が延びたご時世ゆえの長期の王位でしたけど、ついにこの日が来た、という感じですね。
イギリスというのは女王が非常に似合うというか、伝統になっているお国柄でして、16世紀のエリザベス1世、19世紀のヴィクトリア女王、そしてエリザベス2世と、それぞれ45年、63年、そして70年と、いずれもかなりの年月なんですよね。
そして、この女王の時代をもとにたくさんの物語が作られてますよね。エリザベス1世だったら最悪の父ヘンリー8世と母で悲劇の王女だったアン・ブーリン、そしてケイト・ブランシェットなどが演じましたエリザベス1世自身ですね。ヴィクトリア女王もエミリー・ブラントやジュディ・デンチが過去に演じてます。
そしてエリザベス2世自体も
この役でヘレン・ミレンがオスカーの主演女優賞を受賞しました2006年の映画「クイーン」だったり
ネットフリックスの「ザ・クラウン」でクレア・フォイ、オリヴィア・コールマン、イメルダ・ストーントンと、3人がエリザベス2世を演じてます。今回の逝去を受けて、シーズン6、撮影が中断されていますね。どうなるのでしょうか。
そして、イギリスのポップ・カルチャーにも縁が非常にあります。ビートルズは世界的なブームの頃にこうして会ってますしね。
クイーンはライブの最後に、この国家のインストを流していたわけですし
https://www.youtube.com/watch?v=eubgWMwSD0k
そりゃ、表現の自由の範囲でこういうプロテスト・ソングの数々もあるわけですけど
https://www.youtube.com/watch?v=eFTLKWw542g
僕自身は、亡くなられてすぐ、こっちの曲の方が頭に浮かびましたね。第2次世界大戦後の歴史を歌う曲なんですけど、そこに「England got a new queen」って歌詞が出てくるんですよ。それでおもむろに、就任が1952年となんとなく覚えたものでもありました。
残念ながら、せっかく女王の伝統と歴史がある国ですけど、この後の継承権、75歳でようやくキングとなったチャールズのあとはウィリアム、そして、その息子のジョージが継ぐことになるので、かなり長いこと、イギリスで女王が体験できそうにないんですよね。むしろジョージくんはうちの息子の一つ違いでシャーロットちゃんがうちの娘の一つ上なので、彼らからしたら二代先のキングの方に同世代としての親近感抱くことにもなるかもしれませんね。改めてエリザベス女王の冥福を祈りたいと思います。
では、そんな週の全英チャート、行きましょう。
SINGLES
1(2)B.O.T.A(Baddest Of Them All)/Eliza Rose feat Interplanetary
2(7)Im Good(Blue)/David Guetta feat Bebe Rexha
3(4)I Ain't Worried/One Republic
4(6)Not Over Yet/KSI feat Tom Grennan
5(14)Late Night Talking/Harry Styles
6(11)Super freaky Girl/Nicki Minaj
7(8)Ferari/James Hype feat Miggy Dela Rosa
8(3)Hold Me Closer/Elton John feat Britney Spears
9(10)Big City Life/Luude & Matafix
10(9)Crazy What Love Can Do/David Guetta /Hill/Henderson
https://www.youtube.com/watch?v=KtGFByAJRQQ
イライザ・ローズのこの曲、1位とりましたね。
この曲を筆頭に、全英チャート、けっこうハウスっぽい曲、目立つようになっています。
トップ10の入れ替えそのものはないですね。
では、アルバムに行きましょう。
ALBUMS
1(-)yungblud/youngblud
2(2)Harry's House/Harry Styles
3(-)The Sick The Dying And The Dead/Megadeth
4(3)=/Ed Sheeran
5(6)The Highlites/The Weeknd
6(5)Renaissance/Beyonce
7(8)AM/Arctic Monkeys
8(1)Will Of The People/Muse
9(10)Elvis 30 Number One Hits/Elvis Presley
10(11)Gold/ABBA
初登場で1位はヤングブラッド。聞いてみましょう。
今回の彼のアルバム、僕、結構気にってます。この曲なんて思いっきりビリー・アイドルなんですけど、80sのニュー・ウェイブからの影響がかなり強めですね。これまでエモ、エモラップのイメージだったんですけど、一歩踏み越えて彼なりに成長した実感を感じますね。
このアルバム、好調でして、オーストラリアでも1位、ドイツで3位。イタリアで6位。これで世界的スターの足がかり作れそうです。
3位初登場はメガデス。聞いてみましょう。
曲はおなじみのスラッシュ・メタルなんですけど、今回はフロントマンのデイヴ・ムステインが癌からのカムバック作なので、ファンとしたら感慨もひとしおなんではないでしょうか。それで「We Will Be Back」なんて言われた日にゃ、たまらないと思いますね。