見出し画像

ヒップホップにまた激震!リル・ダーク、殺害依頼容疑で逮捕

どうも。

う~ん、これも良くないですね~。

ラッパーのリル・ダークが24日、殺人以来の容疑で逮捕されました。

ラッパーの逮捕そのものは珍しくはないんですけど、理由がこれ、なかなか辛いものがあります。殺し屋に暗殺を依頼したとの容疑のためです。

リル・ダークといえば

2020年代のヒップホップにとってはかなり大きな存在です。シカゴのドリル・シーンのけん引役として知られ、これまでアルバムで2枚、1位を取っています。シングルでも昨年、Jコールとの「All My Life」を全米で2位のヒットにしてることでも知られていました。

この彼に何があったか。説明しておこうかと思います。

ことの発端となったのは、リル・ダーク率いるシカゴのラップ・グループ、OTFとニューヨークの人気ラッパー、Young Boy Never Broke Again、別名Young Boy NBA(写真左)。彼も一時期、アルバム出せば1位みたいな時期続いてましたけど、その彼の一派との対立があります。対立の発端は2020年に、NBAとOTFのラッパー、キング・ヴォン(写真右)との間の恋人をめぐる関係にあるとされています。キング・ヴォンの元カノだった女性ラッパーがNBAの曲にフィーチャリングで参加したのがもめた原因だったようですが

2020年11月、アトランタでキング・ヴォンはNBAのレーベルと契約したラッパー、Quando Rondo(写真)たちの取り巻きと鉢合わせたところ喧嘩になり、そこでキング・ヴォンがQuando Rondoの取り巻きに射殺されてしまいます。

それから約1年9ヶ月後の2022年8月、Quando Rondoがロサンゼルスで
襲撃にあいます。そこで彼も銃撃を受けたのですが命は助かります。ただ、彼と一緒にいた従兄弟が誤って殺害されてしまいます。

 このロサンゼルスの事件を追っていた連邦警察はすでに5人の容疑者を逮捕していたのですが、ダークが命令を行っていた証拠を見つけ逮捕となりました。

逮捕時にダークはスイス、ドバイに行く2つのフライトを予約し、そこで捜査を撹乱させイタリア逃げようとしましたが、そうなる前にフロリダで逮捕されました。

これに関してはこれ以前からもダークが殺人に関してのリリックを書いたり、この事件での犯行を匂わすようなこともラップしてたということで、逮捕後のXなどで現地のヒップホップのファンの反応を見てても不思議ではないと言った感じでしたね。

あと、僕は知らなかったのですが、捜査がフェデラル、連邦警察によるものということで「ああ、これはもうガチでアウト」という意見を結構見てますね。

これで有罪となった場合、終身刑、最悪の場合は極警もあり得るとの話です。

ディディの件で騒然となっているR&B/ヒップホップ界隈ですけど、これもさらに痛いですね。ディディの場合はより一般層のリスナー、より年齢が高めな層に響くものでしたけど、こっちは若年層の野郎のヒップホップ・ファンにとって痛いというか。

来年でも再来年でも良いんですけど、こういうネガティブな要素から脱却した新しい、もっとポジティブなムーブメントでも起こらないかなと願うんですけどね。







いいなと思ったら応援しよう!