最新全米チャートとサンダンス、DGAの結果
どうも。
表題にもある通り、全米映画監督協会賞(DGA)は「Roma」のアルフォンソ・キュアロンが受賞しました。ゼロ・サプライズですけどね。彼にとっては「ゼロ・グラヴィティ」以来、5年ぶり2度目。さらに言えば、メキシコ勢、この6年で5度目の受賞でもあります。
では、全米映画興行成績、行きましょう。
1(1)Glass
2(2)The Upside
3(-)Miss Bala
4(3)Aquaman
5(5)Spider Man Into The Spider Verse
6(6)Green Book
7(4)The Kid Who Would Be King
8(7)A Dog's Way Home
9(9)Escape Room
10(-)They Shall Not Grow Old
1、2位はこのところ動きませんね。「ミスター・ガラス」は公開時期の幸運に助けられてますね。
3位初登場は「Mrs.Bala」。これはこんな映画です。
ラテン系の女の子がメキシコのナイトクラブでギャングの襲撃に遭い、人質にも取られところ、「もし自分たちの仲間になって働けば、行方不明になった親友を探してやってもいいぞ」と脅されるところから始まるアクション・スリラー。主演は、このところ人気出てきてますね、TVドラマ「ジェーン・ザ・ヴァージン」で主役を務めるジーナ・ロドリゲスです。
ただ、評判は良くありません。Metacriticで41点、Rottentomatoesでは28点。
そして10位初登場は「They Shall Not Grow Old」。こちらはこういう映画です。
これはイギリスの帝国戦争博物館に保管されていた、第一次大戦の時に貴重な映像資料をもとに「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督が手がけたドキュメンタリー。100年前のものとは思えない、映像の復元が嘘みたいですけどね。「なんでカラーなんだよ!」と僕も驚きましたもん。
これはあまりにも貴重すぎる内容がモノを言ってますね。Metacriticで91点、Rottentomatoesで98点。これは僕も機会があれば是非見たいですね。
さて、こないだここで紹介したサンダンス映画祭ですが、アワードの結果が出ましたね。お伝えしておきましょう。
審査員が選ぶグランプリには、この「Clemency」という映画が輝きました。これは黒人女性の監獄管理者が精神を病んだ囚人たちとのコミュニケーションを描いた話だとか。このヒロインの人は「デスパレートな妻たち」で見覚えありますね。
そして一般参加者が選ぶグランプリには、こないだもココで紹介しました、ダメ女一念発起のコメディ「Brittany Runs A Marathon」が取りました。
また、「グランプリだろう」と言われながらも無冠に終わった話題作、アークワフィーナ主演の中国人キャスト映画「The Farewell」は、今、インディで最も旬な配給会社、A24が配給を獲得。今のA24の勢いから考えて、すごく話題を呼びそうな気がしています。
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