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映画「ユーロヴィジョン歌合戦 ファイア・サーガ物語」感想 久々に面白い!キッチュなカルチャーに目をつけたときのウィル・フェレルは強い。

どうも。

明日から音楽ネタが続くんですが、今日はその前に久々に映画でも。これです!

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はい。ネットフリックスで公開されてます「ユーロヴィジョン歌合戦 ファイア・サーガ物語」、これ行きましょう。

ネットフリックス制作の映画、だいぶ多岐にわたってますが、とうとうウィル・フェレルのコメディにも及びました。

このブログのアイコンを見てもおわかりのとおり(笑)、僕はウイル・フェレルの大ファンなのですが、そんな僕でも、この10年ほどはイマイチだなと思ってたりもしてます。今回は果たしてどうでしょうか。

早速あらすじから行きましょう。

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舞台はアイスランド。ラーズ(ウィル・フェレル)とシクリッド(レイチェル・マクアダムス)の2人は売れない音楽活動をほそぼそと続けていました。

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2人の夢は、ヨーロッパの伝統の音楽祭、ヨーロヴィジョン・ソング・コンテストに出場すること。ラーズは子供だった1974年にアバがこのコンテストで優勝したのをテレビで見たとき、「僕はアバみたいになるんだ!」と宣言。そんな彼を周囲は笑い

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漁師の父親のエリック(ピアース・ブロスナン)はラーズのことを恥じ、自宅ぐらしの息子との間に長年の葛藤もありました。

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そんなラーズを、幼馴染のシクリッドだけが信じて、一緒に活動を続けます。

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そんな矢先、ラーズとシクリッドの2人は、ユーロヴィジョンのアイスランド支部の適当な選考もあり、予選に出場できることになりました。ただ、そこの舞台装置でのトラブルで、ラーズはまた恥をかきます。

ただ、それ以前に

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アイスランド支部は、国を代表するディーヴァ、カティアナ(デミ・ロヴァート)の本選進出で、最初から決まっていました。

しかし、そこに火山の噴火があり、ラーズたちより上位にランクした出演者が全員死亡。それによって二人は本選に出場します。

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本選には、シクリッドを誘惑しようとするロシア代表のアレクサンドル(デイヴ・スティーヴンス)をはじめ、強敵多し。そんな中

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ラーズとシクリッドはなんとか奮闘しようとしますが・・・


・・と、ここまでにしておきましょう。

これなんですが

久しぶりに面白いです(笑)!

見ていてですね。

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ウィルの2000年年代の一連のヒット作「俺たちニュースキャスター」「タラデガ・ナイト」「俺たちフィギュアスケーター」を思い出しましたね。

これはいずれも「70年代ファッションのTVニュースの世界」「ナスカー」「フィギュア・スケート」と、見る人の目から見ると、勢い過剰にも映ってしまう文化。その過剰さなノリをパロディにしながらも、そこに愛情を注いで笑わせてしまう。そこにウィル・フェレルの良さってあったんですよね。

そんな彼が久々に面白いものに目をつけてくれました。それがユーロヴィジョン・ソング・こんてすとなんですが、

けったいなイベントなんですよ、これが(笑)!


この映像見てもらうとわかると思うんですけど、ギャグじゃないんですよ、これ(笑)。過剰な衣装とステージ演出に、ヨーロッパ白人の音楽的な悪趣味が寄せ集まったようなチープなシンセと、セリーヌ・ディオンばりのしつこいラヴ・バラード(笑)。「なんでこれがずっと続くんだろう」と思うんですけど、ヨーロッパではこれが半世紀にわたって熱狂的な人気で終わる気配が全くないんですよ(笑)。NMEみたいなメディアでも、これの最終本選がある頃、ニュースになりますからねえ。


こういうところにウィルがまた目をつけられるようになったというのは、とてもいいことです。

でも、今回それ以上に健闘してたのは

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レイチェル・マクアダムスですよ!

彼女、これ、おそらく

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本格的なコメディはこれ、名作「ミーン・ガールズ」のクイーン・ビー、レジーナ・ジョージ以来じゃないかな。もうレジーナ・ジョージの名前自体が、今やアメリカン・カルチャーでは嫌な女の子の代名詞みたいになってるほどの影響力ありますけど、それ以来ですね。コメディエンヌの才能、基本的にあったと思うんですけど

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その後の彼女のイメージが「君に読む物語」の、ウルウル目の女の子の方になっちゃいましたからね。そっちを活かしちゃったから、なかなかコメディにありつけなかった感じですね。今回のシクリッド役、その後のイメージのままにコメディやってる感じですね。

ウイル・フェレルの映画でいうと

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「タラデガ・ナイト」のときのエイミー・アダムス思い出します。彼女も基本、すごくまじめでシリアスな役、多いんですけど、たまにコメディで羽目外して楽しむ演技して、そういうときもいきいきしてるんですよね。レイチェルももっと、こういう役、増やせばいいのにな、と思います。

これ、欲を言うなら、「時間もうちょっと長くても良かったかな」とは思います。そうすれば、親子の葛藤や、せっかくおいしい出演してるのにいかしきれてないデミ・ロヴァートがもう少しおかしく活かせたにになとは思います。

ただ、これ見て爆笑してたのが僕と、アダム・サンドラー・ファンのワイフだけではなく、うちの子供ふたりともだったので(笑)、これはウイル・フェレル復活には良い兆しだと思います。










































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