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2025年の洋楽シーン展望①ロックはソロに有望株続く

どうも。

では、2025年の今年の展望、話してみたいと思います。3回か4回の予定でやりますね。

まず最初は、これ、ここ数年の傾向なんですけど、「ロックのソロ」。これ、ここ数年の傾向ではあるんですけど、2025年も引き続いて強いと僕は見てます。

僕が今注目してるのは、ざっとこの辺りですね。

はい。この4人なんですけどね。

まずは、この人から行きましょうか。

はい。まずはエセル・ケインですね。

この人は2022年に「Preachers Daughter」というデビュー・アルバムが出たんですけど、「教会の厳しい戒律と戦ってきたトランスジェンダー・シンガー」というのと完成度の高いゴス・ロックが話題になりまして、それがインディ・シーン飛び越えてカルチャー的に一気に話題になりました。そのはないは年末にやった「2020年代前半のベストアルバム」のところでも話しましたね。

その彼女が年始早々、帰ってきます!

なんか、この静寂の瞬間の多い、緊迫感みなぎる長尺曲ってローラ・ミーロを思い浮かべちゃうんですけどね。「Perverts」と銘打たれたアルバムが8日にリリースされるんですけど、これが9曲で89分という大作でして。ちょっと長すぎるかなとういう懸念もないではないですが、かなり大胆な勝負に出たと思います。

続いては

ロラ・ヤング。現在、この曲が全世界的に大ヒット中です!

もともと、彼女の場合は、ティーンの天才的R&Bシンガーとして売り出されてたんですけど、2023年あたりからイメージをガラリと変え、奇抜なマレットヘアに大変身。サウンドもインディ・ロックになり、彼女本来のエッジィな素性がいかされたと思いますね。


こういうポストパンク調のロックンロール、かっこいいしゃがれたソウルフルな歌声で歌い上げるようになったんですけど、そこらくらいからじわじわと人気が出始めで、「Messy」で大ブレイク。イギリスでは最新のチャートでついにトップ3。アメリカでもトップ20、グローバル・チャートでトップ10入りする大ヒットになっています。

続いては

サム・フェンダー。今のUKロックで実は人気ナンバーワン。この事については強調して語られた方が良いと思います。気がついてない人が多すぎる。しかも、キラーズを経由しているとはいえ、ブルース・スプリングスティーン的なアメリカン・サウンドを持った人が、郷里のニューキャッスルの労働者階級を歌うサウンドトラックとして機能している状況は面白いです。

もうすでにリリースされたこの新曲もシングル・チャートですでに4位まであがってます。こっちはUSインディのモダン・ディラン・フォロワー、ウォー・オン・ドラッグスの影響受けてますね。こんな風に英米でハートランド・ロックの交流あるのは良い刺激になるのではないかな。アメリカのカントリー新世代の雄ザック・ブライアンとも交流ありますからね、彼。

サムの通算3枚目となるニュー・アルバムは2月。少なくともイギリスではかなりヒットしそうですが、アメリカにも波及して欲しいものです。

そして

mk.geeですね。

彼に関しては僕の去年の年間ベストアルバムにも入れたし、多くの音楽ファンの年間ベストにも多く名を連ねていました。

スタジオでの実験的なサウンドと、どこかフランク・オーシャンを思わせるソウルフルなメロディ・センスが好まれた結果だと思うんですけど、僕の見方は少し違います。

ズバリ、イケメンなんですよ!

特にテレビ出演してギター持って歌った姿がメチャクチャ、かっこ良かったんですよね。なんか、この曲なんて特に、スティングの若い一番良いときを思い出させたりもして。

才能ももちろん大事なんですけど、こうした見かけの華を伴わないと、若い人、食いつきませんからね。こういう要素、絶対大事です。ロックで長いこと軽視された結果、人気を失う要因にもなったことですからね。彼は何かを変える契機になりそうな気がしてます。

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