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まずは勘違いを直すところから始めないと

どうも。

まあ、20日のトランプの就任式は予想されていたこととはいえ、ひどかったですね。しゃしゃり出たイーロンも含め。別に彼らの挑発を今さら道徳的にどう問題かは言うだけ相手の術中なので言いません。小学校のイヤミいい続けるガキと一緒で政治的に合わない人たちをムカつかせたいだけでしかないので。

ただ、彼らから差別されてる対象として自分が含まれていることを自覚してない人たちが国際的に多い。「白人男性以外は差別されない対象に含まれてない」ことをもっと自覚した方がいいですよ。そういうボンヤリした「自分は関係ない」という姿勢があの政権を生んでると思うので。

一番端的な例をエンタメからあげますね。

まずは

就任式パフォーマンスで歴史的ゲイ・アンセム「YMCA」をパフォーマンスしたヴィレッジ・ピープルですね。トランプから「これからはジェンダーは2つだけ」と言われたその席で。まあ、LGBTのコミュニティからは裏切り者扱い、今後避けられることは確実でしょう。

それから

このポストね。

このケイトリン・ジェナーが何者かというと

リアリティー・ショーの「カーダシアンズ」でキムをはじめとしたカーダシアン三姉妹の母クリスの2人目のダンナ。オリンピックの元陸上選手でもあったブルース・ジェナーですよ。

それが

10年ほど前にクリスと別れた後に突如として性転換してケイトリン・ジェナーになったんですよね。

「ジェンダーは2つ」で一番攻撃対象になってるのはトランスなんです。この人は共和党支持者として知られてはいた人ですが、自分の存在意義がかかってるのに何をのんきな、って感じなんですよね。

こういう自覚の弱さが諸々かさなって、あの政権を可能にしてると思うんですよね。「なんとなくポリコレはうざったいからいやだ」とか「LGBTなんて流行りだろ」みたいにボンヤリ考えてるような人たち。そういうのがね。こういう空気がかわるところからはじまらないとダメかなと。

就任式があまりにひどく「世も終わり」と言っている人もいますが、僕はそうは思いません。だって、「思いきり文句をいう」という選択肢は残されてますから。これを行使せずに、イーロンが嫌だからと言って、わざわざ自分の言葉が届く範囲が縮小する方向性を選ぶのは不当だと思うので。言論統制がしかれる前までは現状どおりで行くし、これは封じられるものでもないと思ってます。

歌でいうとこういう気分ですよ。

「何があろうと俺は引き下がらない」。これが向こう4年のアンセムかな。

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