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最新全米チャート(2019/10/12-10/18)

どうも。

そういえば、ピッチフォークが早くも2000年代のベストのソング、アルバムを発表してましたね。僕も見ましたが、ソングは「歌は世につれ」じゃないですけど、「時代っぽさ」が出てればそれでいいと思うので、そんなに違和感はなかったんですけど、アルバムがなあ〜、これ。アルバムはさすがに、「1枚通しての全体のクオリティ」が必要だし、いろんなジャンルでの良し悪しが評価されるべきところなのに、すごく偏った評価になっててね。「活躍したR&B/ヒップホップのアーティスト」に関しての意見は僕と同じではあるんですけど、ロック観が歪すぎてダメですね(苦笑)。「音楽マニアが愛して、一般的にもかなり人気のある」タイプのアーティストがあまりにも軽視されすぎです。例を挙げるとニック・ケイヴ、スプーン、ウィルコが200位に1枚もないとか、フリート・フォクシーズが100位にないとか、PJハーヴィーがやっとこさ144位とか、アークティック・モンキーズやThe 1975、レディオヘッドよりジャパンドロイズやリアル・エステートの方が上とか、テイム・インパーラが50位にも入ってないとか。ジャネール・モネエが100位圏外に1枚しか入ってないとか。スカイ・フェレイラの方がセイント・ヴィンセントより上とかね。「それ、本当に2029年あたりに人に見せて恥ずかしくない?」という内容ですね。あと過剰に「エクスペリメンタル・ミュージックとトップ40系の人気のポップの両方がわかることがカッコいい」みたいな概念にとらわれすぎですね。これ、今の流行りなのかもしれないけど、あんまり賞味期限、ないような気がします。よっぽどフェスとかに行って、どのアーティストがちゃんとライブできるのか、とかしっかり見極めた方がいいと思います。本当に長く残るのはそういうアーティストですからね。仮に見てたら、こんなランキングには本来絶対にならないはずなんですけどね。

なぜかリンクが貼れなかったんですけど、興味ある方は見ると面白いかもしれません。

では、全米チャート、行きましょう。

SINGLES
1(1)Truth Hurts/Lizzo
2(2)Senorita/Shawn Mendes feat Camila Cabello
3(3)Someone You Loved/Lewis Capaldi
4(4)Ransom/Lil Tecca
5(5)No Guidance/Chris Brown feat Drake
6(7)Bad Guy/Billie Eilish
7(8)Circles/Post Malone
8(6)Panini/Lil Nas X
9(9)Goodbyes/Post Malone feat Young Thug
10(10)Old Town Road/Lil Nas X feat Billy Ray Cyrus

トップ10の動きはないですね。

圏外もそんなに面白くないので、アルバムに行きましょう。

ALBUMS
1(-)Kirk/Dababy
2(1)
Hollywood"s Bleeding/Post Malone
3(71)Abbey Road/The Beatles
4(-)I'm Him/Kevin Gates
5(4)
Lover/Taylor Swift
6(-)Whiskey Myers/Whiskey Myers

7(8)
When We All Fall Asleep Where Do We Go/Billie Eilish
8(5)
So Much Fun/Young Thug
9(9)Cuz I Love You/Lizzo
10(6)
We Love You Tecca/Lil Tecca

初登場で1位はDaBaby。聞いてみましょう。

最近。ボルチモアとかヴァージニアとか、東海岸の真ん中らへんをヒップホップのシーンとして耳にすることが多いですが、彼もノース・キャロライナの出身ですね。

この人、前のアルバムも今年に出てるんですが、その時に、まさにこのブログでの全米チャートでの紹介で知ったんですけど「いいな」と思ってたら、今回もいいですね。すごく曲がしっかり書けてて安定感があるというか。これだけメロディックに、かつ甘ったるくもなく聴けるヒップホップってありそうでなかなかないのでいいと思います。こないだの7〜9月のアルバムでも10選には入れなかったものの「もう10枚」で選びましたからね。

4位はラッパーのケヴィン・ゲイツ。そして6位にカントリーのバンド、ウィスキー・マイヤーズが入ってきていますが、聞いてみましょう。

これ、完全にロックじゃないですか(笑)。80sまでならロック系のラジオでガンガンかかってたタイプですね。

去年「スター誕生」が流行った時から、「このテのオルタナ・カントリー、来るかもな」と思いつつ、なかなか該当者が出てきてなかったんですけど、このバンド、これ聞く限りそのスポットに入ってこれそうな気がします。アルバム聞いてみようかと思います。



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