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ダリル・ホールがジョン・オーツを訴えた!
どうも。
いや~、これはびっくりしましたね。
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ホール&オーツのダリル・ホールがジョン・オーツを訴えたという話。しかも、ジョンに対し接近禁止まで求めたという。
う~ん、これはショックですよ。日本のファンにしてみれば、今、ダリル、トッド・ラングレンとのツアーで来日してた最中でしょ?ホール&オーツとトッドのファンというのは非常に被るものなので「最高の企画!」と喜んでるひと多いかとも思うんですけど、そのうらでこの話があるのは信じられないひとも多いでしょうね。
僕とて「嘘だろ?」な感じです。仲がそこまで良くなさそうに感じていたのは結構前からではあったんですけど、それまで、それこそ去年の10月まではツアー一緒にやってますからね。僕もパンデミック直前の2019年に、なんと初のブラジル公演の際に見に行ったりもしています。
しかしですね
ダリル、今はむしろこの「Daryls House」というネットのセッション番組で有名になってるんですけど、2007年からやってる番組なのに、ジョン・オーツ、ほとんど出たことなかったんですよね。僕の覚えている限りでも1回だけですね。
対するトッド・ラングレンってこの番組の常連で、一回なんかはトッドのハワイの自宅まで行って収録してるほどなんですよね。それこそ冗談で「コンビ変えたら(笑)?」とかって言ってたくらいで。
ただ、この件なんですけど、なんかお金の問題、契約問題が理由らしいんですよね。今はまだシークレットな状態なので詳細が明かされてないんですけどね。
かなり内輪の問題なので、ちょっと言及しにくいことではありますが、日本人にあまり知られていないエピソードでいうとですね
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ジョン、実は一回、破産してるんですよね。しかも1980年代の一番売れてる最中の1987年に。
2017年に発表した自伝でそのことを彼は詳細に書いてるようなんですが、僕は90年代から借金苦の話は小耳に挟んでいて、00年代だったか10年代だったか、返済済んだ頃にそのことをアメリカでの芸能ニュース見て知ってました。
つい最近のインタビューでも、そのことを振り返ってますね。この時の説明では「連帯保証人になったのを契機に巨額の借金を負ってしまった」と言っています。それは僕が彼の借金の話を聞いた時と同じなので間違いはないかと思われます。
だから「金」と聞くと、僕はどうしてもまずはこの件を思い出します。
ただ、それが今でしょ?また新たにジョンにマネー・プロブレムが発生したのか?それは今の所まだ定かではありません。
ジョンは最近は拠点をナッシュヴィルに移して、そこでブルーズ・ロックみたいなことをやってるんですよね。もう進行形の音楽活動はダリルとは全然違う方向性に行ってましたね。ツアーの時に一緒になって会ってるというか、そういう印象でした。
なんか、「熟年離婚」みたいな感じなのかなと思いますけど、僕にとっては悲しいですよ。何せ
1981年の4月、小学6年になったばかりの時からのファンでしたからね。洋楽アーティストだとクイーンの次に2番目に好きになったアーティストですよ。
1982年の10月には、この動画の元となった日本公演を福岡の九電記念体育館まで見に行きましたよ。この時のツアーはNHKホールでのライブがNHKのヤング・ミュージック・ショーで放送されて、それもビデオにとって何回も見たものでした。
以来、グランジにハマるまではホール&オーツはずっと僕の好きなアーティスト・リストのトップクラスですよ。ライブも、1984年2月、大学に入って1990年に横浜アリーナ、これはドゥービー・ブラザーズとかシーラEとかで出たやつですけど、あと同じく1991年の大学の時に神奈川県民ホール。あと1996年にロサンゼルス、2002年に東京国際フォーラム、そして2019年のサンパウロと計7回見てます。彼ら自身が90年代に活動停止して、復活アルバムもどうにも好きになれなかったりで離れてた時期も長かったんですけど、2002年の現状最後のオリジナル・アルバムがそこそこ気に入ったので以来、気持ちは前向きに戻して見守っていたつもりだったんですけどね。
ただ、今回の騒動、欧米の人はちょっとジョーク交じりに見てるところもありますね。
ダリルが接近命令出したことを「Out Of Touch」の歌詞とかけてみたり
近づけないだけに「そこには行けない」と、この曲名かけてみたり
「プライヴェート・アイズ(私立探偵)が見張ってるぞ」と言ってみたり
「嘘だと言ってよ(Say It Isnt So)」と嘆いてみたりですね。
中には金の問題だけにダリルをこの曲を使って守銭奴であるかのように批判するものまであって。
僕としてはストレートに
ただただこれですよ。また一緒になってもらいたいです。
奇しくもダリルがトッドとの来日中に彼とデュエットしたのが「Can We Still Be Friends」だったというのも、かなり皮肉です。これ、個人的にものすごく好きな曲なんですけど、シチュエーションがなあ・・・。
この問題、どうなるんでしょうね。