伝説級の凄まじさ!ドレー・オールスターによるスーパーボウル・ハーフタイム・ショー
どうも。
いやあ〜、とにかく素晴らしすぎましたね〜。
このドクター・ドレー・オールスターによる、2022年のスーパーボウルのハーフタイムショー!
このトレイラーの時点でただならぬ雰囲気を感じ、「ああ、今年は見ないとな」と思って待ち構えてました。
ブラジルの場合、今年はアプリ、ディズニー・プラスの付属アプリ「スター・プラス」がESPNと提携契約してた関係上、生中継を観れたんですね。その意味でも画期的な一年で面白かったんですけど、いや〜、もう始まってみたら圧巻でしたね。コンサート見てる気分でしたから!
この背後からドレーが立ち上がって、スヌープとアルバム「2001」からのGファンク・クラシック「Next Episode」から「ナナナナナー」で始まった時から「おおっ」となりましたけど、そこからの「California Love」。96年のクラシックですけど、トゥパック、ホログラムで出てくるかと一瞬思いましたが、そこまで行かずに続いて
https://www.youtube.com/watch?v=QMqqMfpz6mU
予告されてなかった50セントが2003年のビッグヒット「In Da Club」と続いて
ヒップホップ・ソウル・クイーン、メアリーJブライジが2001年の、、彼女のキャリアの頂点の頃の名曲「Family Affair」と「No More Drama」のメドレー。僕、この時のツアー、横浜で見てて、後者のあ熱唱のあまりの凄まじさに涙したことあるだけにこれグッときました。
そして「M.A.A.D City」から入って代表曲「Alright」に続いた、ドレーのコンプトンの後輩、ケンドリック・ラマーがバトンをつなぐと
そこを繋いだのがエミネムですがからね。しかも「Lose Yourself」。「Alright」と「Lose Yourself」なんて、もうヒップホップの歴史そのものですからね。もう、レジェンダリー・アンセムがここまで立て続くだけで、もうたまんないですけどね。この時、アンダーソン・パークが後ろでドラム叩いてるのも話題になりました。
そして最後でエミネム、コリン・キャパニックに敬意を表して膝まつきですよ。これNFLから事前に「やるな」のお達し受けてたんですけど、そんなことお構いなしにやってしまうのがエミネムの反骨精神です。
そして最後はオールスター全員での、これも「2001」からの名曲「Still D.R.E」で締めた、というわけです。
・・・いやあ〜、これ、もうこれ以上望みようのない満足度でしたね。
僕は常々、R&B/ヒップホップの最高の時期は90s前半、ミレニアム前後、それに続いて2010sの中ばかな、と言ってるんですけど、その中の「ミレニアム前後」に思い切り特化して、10s半ばの主役のケンドリックを交えてのヒップホップの醍醐味を伝えるショウでしたね。
これまでのスーパーボウルも「盛り上げる」という意味においてはどれも一流だとは思うんですけど、今回のはここに、試合会場になったカリフォルニアに対してのドレーなりのレペゼンの思い、そしてヒップホップの歴史に対しての敬意。これが込められているだけ、他の回をリードしてますね。このショウがこんなに意義深く感じられたこと、ないですもん。
この前の日に、いみじくも「星野源が2011年までディアンジェロ知らなかった」という話題が盛り上がってて僕もそれについては見解語って、それこそミレニアム前後のヒップホップの素晴らしさを改めて思い出していたんですけど、あの頃に運悪くR&B/ヒップホップの最良の瞬間の一つを体験できなかった方にも、これ、15分未満の短い時間ではありますが追体験できる意味でも、これ、素晴らしかったですよ。
全編はyoutubeに公式で上がってますので、ぜひご覧になることをお勧めします!