今年(2020年)のマーキュリー・プライズの受賞者は?
どうも。
昨日は
マーキュリー・プライズの結果が発表されました。この結果
マイケル・キワヌーカの「Kiwanuka」が受賞しました。おめでとう!!
僕もこのアルバムは、去年の年間ベストのトップ10に入れるくらい好きなアルバムだったから嬉しいですね。彼の場合、2枚めのアルバムから顕著でしたけど、「黒人視点によるロックの再解釈」がすごく斬新でかっこいいんですよね。「黒人音楽の感覚でピンク・フロイドをいまいちどやるとこうなるんだ」みたいなところが、そのセカンドで、今回のサード・アルバムはそこから、よりハードかつグルーヴィー、ドラマティックにその世界観を進展させた、彼でしか表現できない世界になっていましたね。
これが、そんな彼のパフォーマンスですが、かっこいいですよね。
マーキュリーでは、毎年、ノミネート・アーティストを会場に呼んでのパフォーマンスが行われるんですけど、流石に今年はそれができず、それぞれ離れたとこでのパフォーマンスを持ち寄って動画で公開しています。
僕的に本音いうと一番勝ってほしかったのは、このポリッジ・レディオでしたけどね。やっぱ、チャートにランクインしたことがない人たちなので、受賞して入ってもっと多くの人に知られてほしかったからですけど。でも、相手がキワヌーカなら仕方がないかな。ノミネートだけでも注目されてほしいですけどね。
チャーリもこういうとこ入ってくるようになってうれしいですね。彼女、創作ペース早い人なので、まだまだチャンスあると思います。
ローラ・マーリングもかっこいいですね。これの前の数作、ちょっと真面目すぎるというか、堅すぎる感じがして若干離れてたところがあったんですけど、今回、すごくいい意味で余裕のある作品作ったなと思って、すごくよかったです。
この夏のUKロックのチャート・アクションでの復活を煽っている新ロック番長、スポーツチーム。目新しさはないんですけど、すごく野心的で引っ張っていこうとするところがある人達なので、期待してます。
ストームジー、ケイノのUKヒップホップきってのラッパーたちも、やっぱすごく安定してますよね。
新人の中では、このジョージアがノミネートされてましたが、面白いパフォーマンスしますね。
すごく渋いシューゲイザー・バンドのランターン・オン・ザ・レイク、エクスペリメンタルなアナ・メレディス、ジャズ・ドラマーのモーゼズ・ボイド。マーキュリーの良いのは、僕がこのノミネートの機会があるまでよく知らなかったアーティストが紹介されるところでもあります
そしてシメはデュア・リパ。この並びの中ではすごくギョーカイくさいし、どっちかというとブリットとかグラミーの方がイメージには合うかなとは思うんですけど、評価は高かったですからね、今回のアルバム。ノミネートは自信になったのではないかと思われます。
来年は、ぜひとも会場でのライブを見れる形で、マーキュリーを期待したいですね。