ヤード・アクトに注目!最新全英チャート(22/01/21~01/27)
どうも。
では全英チャート、行きましょう。
SINGLES
1(1)We Don't Talk About Bruno/Gaitan Castillo Adassa Feliz
2(4)Peru/Fireboy DML feat Ed Sheeran
3(2)ABCDEFU/Gayle
4(5)Surface Pressure/Jessica Darrow
5(3)Easy On Me/Adele
6(6)Seventeen Going Under/Sam Fender
7(11)Where Are You Now/Lost Frequencies feat Calum Scott
8(8)Overseas/D-Block
9(-)Pump101/Digga D/Still Brickin'
10(7)Fingers Crossed/Lauren Spencer Smith
先週に続いて「ミラベル」のブルーノが1位に輝いています。
初登場9位にディガDのニュー・シングルが入っていています。
去年あたりからトップ10にも入るようになって注目されてるUKラッパー。この曲、すごくいい感じなので、ちょっとアルバムのタイミングで聴いてみたくなってます。
では、アルバムに行きましょう。
ALBUM
1(-)Night Calls/Years & Years
2(-)The Overload/Yard Act
3(Re)Bat Out Of Hell/Meat Loaf
4(2)=/Ed Sheeran
5(-)Hits Out OIf Hell/Meat Loaf
6(3)30/Adele
7(4)Dawn FM/The Weeknd
8(-)The Gods We Can Touch/Aurora
9(-)World Y Understand/Sherlocks
10(9)Sour/Olivia Rodrigo
初登場で1位はイヤーズ&イヤーズ。聴いてみましょう。
大ヒットドラマ「It's A Sin」で主演を務めたオリー・アレクサンダーのイヤーズ&イヤーズ。前、一応バンドも組めるような編成だったんですけど、もう完全なソロですね。
まあ、もともとペットショップ・ボーイズ味があった人ではあるし、ポップスターではあるんですけど、ただのフツーのダンスポップになっただけの気がして、あんまり面白くはないかな・
オリー、大人気なので1位にはなるかなと思ってましたが、大健闘は2位、ヤードアクト。聴いてみましょう。
このアルバム「The Overload」を提げてデビューしたリーズの4人組ヤードアクトですが、このアルバムが1月屈指の大絶賛を受けて話題ですね。
このバンド、パッと聞きは昨年話題になったサウスロンドンのポストパンクっぽい感じではあるんですけど、もっと肉太なロックンロールですね、僕からしたら。なんか聴いてて、2004年にフランツ・フェルディナンドが出た時を増強させたみたいというか、聞いててローリング・ストーンズとトーキング・ヘッズとザ・ストリーツが垣間見える感じがするというか。すごくのぶといファンクの肉感性がありながら、ロックンロールの攻撃性があり、同時にUK特有の飄々として皮肉の効いたクールネスがあり。素晴らしいバンドだと思います。今最もライブを見たいバンドの一つです。
ちなみに今週、全英総合では2位でしたがフィジカル・チャートではヤードアクトが圧倒。アナログの売り上げは21世紀に入っての新人バンドで一番売れたらしいです。
3位と5位は先週訃報を報じたミートローフ。イギリスは彼のロックオペラ、大人気なのでやはり再登場してきましたね。
8位に初登場はオーロラ。聴いてみましょう。
僕、彼女はですね、2018年のサンパウロでのロラパルーザで、ラナ・デル・レイの場所取りしてた時にですね、横のステージでやってて、それをチラリとでかいモニター越しに見たのが最初でしたね。「この子、売り出すのかなあ」とその時思ったものでしたが、モノになりそうですね。
ビヨークの神秘性も、ポップさも両方持ちたいタイプなんでしょうけど、それが少しずつバランス取って形になりつつある気はしましたね、今回のアルバム。直前に出た宇多田ヒカルの方が完成度が高く、よりインディ・リスナーに刺さりそうな感じがした分、インパクトでやや損はしたんですけど、なかなかの好盤だと思います。
初登場9位はシャーロックス。これも聞いてみましょう。
彼ら、ちょうどUKロックが底冷えしてた2017年にデビューして、その頃ちょうど話題の新人バンドもなく6位初登場で話題になったんですけど、それ以降、2018年くらいからアイドルズ、シェイム、フォンテーンズDC以降に新世代バンドが一気に出だして以降、ちょっと波に飲み込まれた感じもしてたんですが、こうやってトップ10に再度踏み込めたのはいいことだと思います。