あれ?ゴールデン・グローブとだいぶ違う! SAGアワード2021ノミネート
どうも。
昨日のゴールデン・グローブに続いて
SAGアワードのノミネートが発表されました。
このアワードは、オスカーでも票を投じる俳優のギルドの選ぶアワードなので、役者の4部門的には非常に重要。加えて、たまにではあるんですけど、SAGでの最優秀キャストのウィナーがオスカーの作品賞にも結びつくときもあるから、見逃せません。そのノミネートですが、このようになっていました。なお、SAGはTV部門もあるんですが、今回はオスカー前哨戦としての話に限定したいので映画のみでいかせてくださう。
最優秀キャスト
Da 5 Bloods
Ma Rainey's Black Bottom
One Night In Miami
Minari
The Trial Of Chicago 7
主演男優賞
リズ・アーメッド(Sound Of Metal)
チャドウィック・ボーズマン(Ma Rainey's Black Bottom)
アンソニー・ホプキンス(Father)
ゲイリー・オールドマン(Mank)
スティーヴン・ユン(Minari)
主演女優賞
エイミー・アダムス(Hillbilly Elegy)
ヴァイオラ・デイヴィス(Ma Rainey's Black Bottom)
ヴァネッサ・カービー(Pieces Of A Woman)
フランシス・マクドーマント(Nomadland)
キャリー・マリガン(Promising Young Woman)
助演男優賞
サッシャ・バロン・コーエン(The Trial Of Chicago 7)
チャドウィック・ボーズマン(Da 5 Bloods)
ダニエル・カルーヤ(Judas And The Black Messiah)
ジャレッド・レト(The Little Things)
レスリー・オドムJr(One Night In Miami)
助演女優賞
マリア・バカローヴァ(Borat Subsequent Moviefilm)
グレン・クロース(Hillbilly Elegy)
オリヴィア・コールマン(Father)
ユン・ユジョン(Minari)
ヘレナ・ゼンゲル(News Of The World)
いやあ
ゴールデン・グローブと全然違うじゃん!
もう、キャストの部門から全然違う。GGで作品賞ノミネートをはずれた黒人映画「Ma Rainey's Black Bottom」「Da 5 Bloods」「One Night In Miami」の3作と、韓国系アメリカ映画の「Minari」が独占ですよ!GGノミネートの総評のとき、「なぜ外れてるんだ?」と書きましたが、こっちではそればっかりになったという(笑)。両方で入ったの、「シカゴ7裁判」のみと言う結果です。
これだから今年、わかんないんですよねえ。
各部門で見るなら、主演男優は僕はチャドウィック推しです。生涯でのベスト演技がここにあります。彼は助演でもノミネートされていますが、あっちは登場時間が短いんですよね。「サウンド・オブ・メタル」のリズ・アーメッドも人気あると思います。ゲイリー・オールドマンがすごい俳優なのはまちがいないですが、チャーチルでとったばっかりですからねえ。
主演女優は、作品賞の本命でもある「Nomadland」のフランシス・マクドーマンドと、僕も非常に見たい話題作「Promising Young Woman」のキャリー・マリガンの一騎打ちでしょう。フランシスが現状ではリードしてると思いますが、勢い次第ではキャリーの逆転、あると思います。マ・レイニー演じたヴァイオーラ、相変わらず美味いんですけど、作品賞争いでリードされてるのがなあ。ヴァネッサ・カービーもいいけど、ノミネートだけでしょうねえ。あと、「オスカーにノミネートされるものも取れず」と言われ続けているエイミー・アダムスですけど、それは受賞の可能性の少なそうな映画でもむやみにノミネートを続けるからです(笑)。6回くらいオスカーにノミネートされてますが、本命だったこと、1回もないんですよねえ、彼女。
助演男優はまだわからないんですけど、「シカゴ7」のサッシャ・バロン・コーエンでいいような気がします。彼にとって、真面目な演技で候補になったこと自体、評価すべきだし(笑)、それでいて、この役に彼らしさがにじみ出ているところを評価してあげてほしいです。
助演女優もまだわかりませんが、こちらは一昨年のオスカーで、主演女優賞を本命視されながらオリヴィア・コールマンに敗れたグレン・クロースに、同情票ではありますが、受賞してほしいです。今回も対抗馬、オリヴィアというのもなんかの因縁ですね。もう、73歳でもあり、チャンスもだいぶ少ないんでね。この部門、今回、ボラットの娘を演じたマリア・バカローヴァ、そして、なんと12歳でノミネートとなった「News Of The World」のヘレナ・ゼンゲル、そして韓国人女優のユン・ユジョンと、かなりバラエティに富んだ布陣となってまs。