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モグワイが全英ナンバーワンの快挙!最新全英チャート(21/02/19~02/25)

どうも。

はい。今週、これ、話題になりましたね。BTSのMTVアンプラグド。

アルバム「BE」でのバンド・サウンドを反映したものになってましたけど、ロックとの接点ができましたね。コールドプレイの「Fix You」のカバーを見事なヴォーカル・リレーで披露しています。こういうとこのセンスがいいんですよね。

僕のツイッターのTL、ただでさえ「インディロック経由アーミー」、すごく多いんですけど、そういう人がまた増えそうな感じですね。

では、全英チャート、いきましょう。

SINGLES
1(1)Drivers License/Olivia Rodrigo
2(2)Calling My Phone/Lil Tjay&6lack
3(3)Wellerman/Nathan Evans
4(6)The Business/Tiesto
5(5)Without You/Kid Larol
6(4)Don't Play/Anne Marie/KSI/Digital Farm
7(10)Friday/Riton feat Mufasa & Nightcrawlers
8(7)Paradise/Meduza feat Dermot Kennedy
9(9)Goosebumps/HVME
10(8)Get Out Of My Head/Shane Codd

今週は入れ替えありません。オリヴィア、7週目の1位です。

では圏外にいきましょう。

今週32位にあがってきてます、トム・グレナン。

彼はインディ・ポップ系のシンガーソングライターで、3年くらい前にデビュー・アルバムがトップ10に入るヒットになってて、来週ニュー・アルバムが出るんですけど、そのタイミングでこの曲ともう1曲、そっちは女性シンガーのエラ・ヘンダーソンとのデュエットですが、その2曲がトップ40に入ってます。このパターンは大ヒットしそうなので紹介してみました。

では、アルバムにいきましょう。

ALBUM
1(-)As The Love Continues/Mogwai
2(-)Conflict Of Interest/Ghett
3(4)
Future Nostalgia/Dua Lipa
4(5)
The Highlights/The Weeknd
5(33)Positions/Ariana Grande
6(7)
Greatest Hits/Queen
7(10)
Shoot For The Stars Aim For The Moon/Pop Smoke
8(2)
Medicine At Midnight/Foo Fighters
9(8)
Fine Line/Harry Styles
10(11)Devinely Uninspired To A Hellish Extent/Lewis Cpaldi

1位初登場はモグワイ。聞いてみましょう!

今回のモグワイ、「えっ、こんなさわやかなバンドだったっけ?」ってくらい、サウンドが垢抜けてます。エレクトロからの影響が強いですね。どうやら2、3作前からこの感じには近かったようですけどね。昔みたいな、「ダークな超轟音ギター」みたいな感じでは少なくともなくなってるようですね。

僕は1999年の「Come On Die Young」のときに日本公演見に行って、あの轟音にすっかりやられて一時期すごく好きだったんですけど、あれは何回も聞けるものでは少なくとも個人的にはなくて、アルバムが重なる毎にだんだん辛くなってきて2000sの後半くらいに聞くのやめちゃったんですけど、こういうシフト・チェンジをその間にしていたわけですね。

で、今回の1位ですが実はドラマがありまして。これまでモグワイって、前々作ではじめてトップ10入りして前作が6位。今作もセールス的な期待はされていたわけですけど、月曜日発表の中間発表で1位だったんですね。すると

こんな風にシャーラタンズのティム・バージェス、キュアーのロバート・スミス。フランツ・フェルディナンドのアレックス・カプラノスをはじめ、本当にたくさんのそうそうたる面子が「今すぐモグワイを買え!」という煽り運動をやったんですね。そうしたら見事ナンバーワンになってしまったわけです。

そして、これを受け

モグワイ当人たちも1位になった喜びをメッセージ動画にして発表してます。

いやあ、こんな日が来るんだなあ。インストの、しかも轟音の実験的なバンドの人たちがイギリスのチャートの1位になるなんて。日本だと、それこそさっき言った「Come On Die Young」の頃から熱心なファンは多かったものですけど、あの頃の全英チャートでの実績ってずっと20〜30位台。そこから10数年経って1位。ミュージシャンズ・ミュージシャンだったわけですから、そりゃ、喜ぶ同業者、多いでしょうね。これは僕もうれしくなりました。

そのモグワイと熾烈な1位争いをしたのはラッパーのゲッツ。彼も聞いてみましょう。

シングルで88位になっている「Crud」。この曲だとわかりにくいんですけど、アルバム、ストリングスやホーンを駆使し、それをグライムと組み合わせた感じの、実験的なアルバムになってますね。すごく面白いですよ。




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