「Old Town Road」の連続1位を阻んだのは?最新全米チャート(2019/08/23-29)
どうも。
では、全米チャート、行きましょう。
SINGLES
1(2)Bad Guy/Billie Eilish
2(3)Senorita/Shawn Mendes feat Camila Cabello
3(1)Old Town Road/Lil Nas X
4(4)Truth Hurts/Lizzo
5(5)Talk/Khalid
6(6)No Guidance/Chris Brown feat Drake
7(7)I Don't Care/Ed Sheeran & Justin Bieber
8(10)Ransom/Lil Tecca
9(9)Goodbyes/Post Malone feat Young Thug
10(11)If I can't Have You/Shawn Mendes
とうとう、「Old Town Road」、落ちました!
1位に輝いたのはビリー・アイリッシュ。先週まで、2位を通算9週撮っていまして
1981〜82年にかけてのフォリナーの「Waiting For A Girl Like You」の10週2位の記録にあと1週で並ぶところでした。この2曲が結局1位を取れなかったところ、「Bad Guy」は1位をとったわけです。
めでたいので、ここでビリーを。
最近、「ビリーって浸透してるなあ」と思ったのは、7歳に成ったうちのトムまでが「Bad Guyって知ってる?」と聞いてくるようになったことですね。彼は最近、流行ってる曲を聴くようになって「Old Town Road」だったり、ビーバーとエド・シーランの「I Dont Care」とか好きみたいだし、ポスト・マローンとかマーシュメロウとか、「どこで覚えてくるんだろう」みたいな感じで口ずさんだりするんですけど、そんなサンパウロの小学校1年生の彼の情報網にも入ってくるようになったわけですからね。基本、僕は自分からは音楽の情報教えない(押し付けがましくなって聴く楽しみが削がれたら嫌なので)ので、自然と広がってる感じがリアルに感じられてすごいなあと思います。
では圏外に行きましょう。11位初登場のこの曲で。
メーガン・ジー・スタリオンというフィーメール・ラッパーのサマー・チューンですね。この人のアルバム、今年の5月に出てましたけど、ジャケ写は覚えてたんですけど、聞き損ねてましたね。これ、聴く限り、良さそうなので、ちょっと後で聞こうかと思います。
では、アルバムに行きましょう。
ALBUMS
1(-)We Are Not Your Kind/Slipknot
2(-)Port Of Miami 2/Rick Ross
3(-)!/Trippie Redd
4(3)When We All Fall Asleep Where Do We Go/Billie Eilish
5(2)No 6 Collaborations Project/Ed Sheeran
6(5)Indigo/Chris Brown
7(8)Cuz I Love You/Lizzo
8(1)Care Package/Drake
9(13)Free Spirit/Khalid
10(11)7(EP)/Lil Nas X
スリップノットが初登場で1位です。
今回、スリップノットの成功、素晴らしいんですよ。アメリカ、イギリス、オーストラリア、スペイン、ベルギー、オランダ、カナダ、フィンランドで1位、フランス、ドイツ、スイスで2位、ノルウェー、イタリアで3位。すごいですよね。こないだの全英でも言いましたけど、今回のは評判もいいし、彼らの新しい定番人気作ができたと解釈していいんじゃないでしょうか。
2位と3位はヒップホップでリック・ロス、トリッピー・レッドが入ってきています。
あと、アルバム2周前倒しリリースが災いしてか、ボニー・ヴェア(Bon Iver)が前作、前々作のトップ10から大きく順位を落とした26位初登場に終わっています。聞いてみましょう。
今回のアルバムはですね、前作から導入しはじめたエレクトロの導入がさらに進化した作品なんですが、R&Bのエッセンスも濃くなったりして、もうテクニカル的には文句つけようがない作品なんですけど、なんか不思議と大きな感動につながっていかないんですよねえ。初期の方がもっと曲の良さが素直にスーッと入ってくる感じがあるというか。今回、リークの問題でのリリースのダメージはあったとはいえ、いつものこの人の作品発表の時に起こる「ウワーッ」という感じの熱狂がなんか薄いんですよね。なんか、音楽って、テクニカルなことでは割り切れない何かがあるのかなあ、と思わされることでしたね。