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実例紹介!欧米圏で幼少の子供はいかにしてポップ・ミュージック(洋楽)を聴きはじめるか

どうも。

今日はですね。前から「やろう」と思ってたネタをここで。

以前からですね、うちの息子トム(7歳)が、「もう洋楽は聞いてるよ」という話はしてましたけど、

最近、すごいことになってきてます!

これ、「自慢したい」と言うよりは、僕個人的にはむしろ「ああ、欧米圏の子って、こうやって、日本で言うところの<洋楽>に入っていくんだな」ということへの「へえ」という関心の方に近いですね。

「ああ、自分と同世代の欧米のヤツだったら、自分らよりうんと早く聴き始めていたのか」とか、そういう驚きですね。僕も、洋楽の聴き初めそのものは小学校5年生の時なので、日本人の平均よりはかなり早い方だったんですけど、トムとか、彼の学校の友達とか見てると、「かなわねえな」と思いますもんね。うちのワイフにそのこと尋ねたら「私も7歳にはあんな感じだった」ってサラリと言いますからね(苦笑)。

で、最近トムの行動で、僕が何を驚いたのかを書きますね。

ヤツはyoutube使って遊ぶんですけど、つい最近やってた遊びが、「youtubeのlyricビデオを見ながらカラオケ」ってヤツです。

歌ってたのは、こんな感じです。

歌うの、この辺ですね。ルーカス・グレアムの「7 Years Old」が一番多いかな。アーティストだとイマジン・ドラゴンズは「Thunder」「Believer」も好きですね。あとクイーンは有名な曲なら大概知ってます。

彼の場合、サンパウロ在住ではありますけど、ママと祖父母が在ブラジル・アメリカ人なんですね。そういうこともあり英語が第1言語で育っているので、ポルトガル語とのバイリンガルですけど、英語の方が話すの楽なんですね。学校もアメリカン・スクールみたいなとこ行ってて。

この光景見てですね、「英語で育つヤツだと、これができたんだなあ」と思って、悔しくなりましたね(笑)。僕も、ポップ・ミュージックの聴き初めは同じく7歳の時にジュリーで、洋楽が10〜11歳の時にクイーンとかホール&オーツだったので、感覚的には似てたんですけど、だけど、「英語の歌詞、見ながら歌う練習する」なんて、今日に至るまでやったことないですもん。

で、別にですね、親としては特に何も仕込んでないんですよ。あるとしたら、ワイフのカーラジオか、幼少の時に見てた映画とかですね。

これは効いたとは思いますけどね。

「アルヴィンとチップマンクス」と、「SING」をはじめとしたイルミネーション系のアニメですね。ここでかなり無意識にポップソング、吸収してましたね。特にアルヴィンはデカかったみたいですね。何回も見てましたから。映画の内容は本当に他愛ないので、つきあわされる僕ら親は結構大変でしたけど(笑)。後、イルミネーション系に関しては「怪盗グルー」でファレルの「Happy」、流行ったでしょ?あれも大きかったみたいで、かなり好きでしたからね。彼が3歳くらいだった気がしますけど。

あと、ケータイのアプリのゲームですね。最近、ヤツは

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この「マジックピアノ」ってアプリで、遊んでますね。これでネタ、かなり仕込んだようです。

このアプリで、彼が練習台に使うの、この3曲が多いですね。これ、ギターヒーローのピアノ版みたいなヤツで、鍵盤の箇所間違えたらゲームオーバー、みたいな感じのヤツなんですけど、「Chandelier」で彼はサビ前でよく終わるので、ワイフから、「曲のベストパートの前で終わるのやめてくれる」と怒られてます(笑)。

あと、彼がyoutubeでハマってるのが

この「Bongo Cat」ってシリーズですね。これ、ヒット曲を、ネコが「ミャーミャー」歌うってだけのものなんですが、「Bad Guy」のブレイクの「Duh」のところが「ニャー」になってて、そこが最高に笑えます(笑)。

あと、ブラックピンクも彼はなんか気に入ってますね。ビリーとかブラックピンクのトムへの浸透見てると、「ああ、”広がる”ってこういうことなんだな」と改めて思います。「小学生にまでいかにわからせるか」って視点、結構大事なんだなと。

で、話聞くとですね、どうやらこういう感覚を、友人と共有してるっぽいんですよね。同じような趣味した友達がいるようです。で、その友達は「ジャック・ジョンソンが好き」らしいです。トムには、「ああ、それはあからさまにその子の親の影響だよ」と言っておきましたけど。僕自身は、あんまり自分の趣味、押し付けたくないんですよね。やっぱり、彼自身が好きなものを自分で見つけて欲しいし、その方が絶対楽しいと思うんで。尋ねてきたら、その時は「ああ、それはね」と教えますけど、それ以外は「自分で見つけな」って感じですね。「そんなのくだらないから聞かない方がいいよ」とかも、少なくともティーンになるまでは言わないでおこうと思ってます。

で、なぜにこの話をしているのかというとですね

もし、これをお読みの方で、お子さん、お孫さんに「洋楽聞く子になって欲しいんだけど・・」とお考えの方がいらっしゃった場合のヒントになれば、と思ったからです。

洋楽の場合、日本だと、だいたい「中2から」が以前は定説で、割と近年だと、「洋楽のシェアが落ちてるから、だいぶ後ろに下がってる」とかとも聞きますね。バンドも「大学に入って、先輩に言われて洋楽聞くよう、やるようになった」みたいな話も聞くし。80年代までだと、絶対ありえない感覚ですけどね。

ただ、英語の学習が小学生でも適用されたりしてますよね?あと、上にも書いたように、映画とかyoutubeで、工夫すれば接する機会が増えます。まあ、その場合は、「シェアする友達」の存在が必要になってくるので、そこが難しいかなとも思うんですけど、例えば小学校の英語の先生とか、英会話教室の先生がこういうの使えばいいのにな、とは思います。

あとね、こういうのって、時期が早ければ早いほどいいんですよ。10歳に届く前くらいが、一番物事学ぶ時期なので、吸収早いんですよ。語学も、この時期に他言語覚えると良いと言いますからね。

トムの音楽の知識で言えば、彼はつい先月に「Bad Guyって、どんな曲?」と聞いてきて、こないだ覚えたと思っていたら、彼が言うにはもう「When The Party's OverもAll The Good Girls Go To HellもLovelyも知ってる」と、それこそ今日言ってました(笑)。「ビリー・アイリッシュがトムの音楽体験に間に合ってほしいなあ」とは、彼女が現象になったあたりから望んでいたことなんですが、どうやらこれで、彼の音楽人生にとって、ビリーは結構大事なアーティストになりそうな予感がしてます。あと、下の妹のリーナがいつビリーに気がつくかも気になってます。まだ、彼女、まだ3歳なので「レミゴー(Let It Goを間違って覚えてる、笑)」か、「ハヴァンニャニャ」とカミーラ・カベーロのその2曲しか歌えませんからね。

あと、親として気になってるのは、いつ「ライブに連れてけ」と言われるかですね。それこそ来年のロラパルーザにビリー、来そうなんですが、まだ、安全面と体力が心配なのでフェスだとキツいかな、と思ってます。

また、自分のことでいうと、「だからグランジの頃のアーティストって、70s後半のロックに思い入れが深かったのか!」ということもあります。彼らって、僕に世代がかなり近いんですけど、ルーツにKISSとかチープ・トリックとかあげる人、多かったんですね。それがラモーンズとかクラッシュのパンクと一緒くたになる感じ。それって、僕が洋楽聴き始める時にギリギリ全盛期の終わりくらいだったので、「ああ、やっぱり7歳くらいから聞くと、時間軸がそこで合うわけなのか」と妙に感心したりもしましたね。



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