ジリアン・アンダーソンのサッチャーが似すぎて怖い! 「ザ・クラウン」 第4シーズン
どうも。
BTS、新作出ましたけど、今日はその話はしません。聴いてはいますが、大いに満足したことだけは伝えておきましょう。
今週は映画、ドラマに専念です。今日のネタは
はい。ネットフリックスの人気ドラマ「ザ・クラウン」シーズン4。今回は3種類のポスターが作られている通り、エリザベス女王、サッチャー首相、ダイアナ妃の三人が揃いぶむ80年代に突入していますが、とにかく話題なのは
マーガレット・サッチャー役のジリアン・アンダーソンが恐ろしいほど、演技が激似なんです!
この、ちょっとこもり気味な、高めのボソボソ声。これ、僕も子供心にサッチャーの喋り方、覚えてるんですけど、ソックリなんですよ。
2011年にメリル・ストリープがまさに「Iron Lady」でサッチャーを演じてオスカーとりましたけど、あれより圧倒的に似ているという声が目立ちますね。
こういう風に「こわいくらい似てる」という評が続出してます。上の記事で、主演のオリヴィア・コールマンまでもが、「向かい合って演技するとき、後ろからちょっとライト当てるでしょ。そうしたら、本当にサッチャーがそこにいるみたいなのよ」と激唱しています。オリヴィア自身もオスカーの主演女優です。そんな人にそう言わせるんだから、本物でしょうね。
あと、僕が読んだのでは「80年代の悪夢を思い出して、嫌だ」というのも見ましたね。なにせサッチャーといえば、イギリスの歴史上、最も嫌われた首相でして、かのモリッシーに「ギロチン台のマーガレット」と歌われ、エルヴィス・コステロにいたっては「おまえの墓場に行って、土を踏みつけてやりたい」とまで歌われた人ですからね。亡くなったときも祝福ムードがありましたからね。
彼女がそこまで嫌われるのは、イギリスでの貧富の差を拡大して失業者を大量に出したからなんですよね。あと、南米でも嫌われてます。チリにピノチェという、大量虐殺で有名な独裁者がいたんですけど、サッチャー、彼の信奉者でしたから。そのピノチェを使って、アルゼンチンとのフォークランド紛争に勝ったりしたものだから、どうしてもですね。
そんなサッチャーを演じるジリアン・アンダーソンですが、彼女と言えば
90年代に「Xファイル」のダナ・スカリー役で一世を風靡した人です。そのあと、しばらく、あまり名前を聞かなかったなあと思っていたら
ここ数年、ネットフリックスの「セックス・エデュケーション」で、すごくセクシーでユーモアに溢れるセックス研究家の、主人公のお母さん役を演じてこれがすごく好評でしたね。ここから、俄然、また名前も聞くようになってたんですけど、そうしたらこのマーガレット・サッチャー。キャリアの次の全盛期に入っているようです。
というわけで、このジリアンの演技と、すごく一般にも知られた時期の80年代のイギリスということで、今回の「クラウン」、すごく人気です。
ダイアナ役の人も注目されていますね。エマ・コリンといって、これまでそんなに実績のない、まだ25歳の人なんですけどね。やや、ジリアンの話題の陰に隠れつつもありますが、シーズン5も大事な役だと思うので、期待してます。
そんな感じで、「クラウン」、楽しいと思いますよ。