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Daveが旋風!最新全英チャート
どうも。
「グラスト」ことグラストンベリー・フェスティバルのラインナップが発表されましたね。ジャネットジャクソンにカイリーだけじゃなく、マイリー・サイラスがあったかと思うと、キュアーやキラーズ、テイム・インパーラがあって、さらにはジャネール・モネエに、ちゃんと出演するのか気になるローリン・ヒルまであって。豪華だと思います。
ただ、トップではないかな。どこだったか忘れたけど、ストロークスとフローレンスと1975がヘッドライナーのとこ、あったけど、そっちの方が並びとしては好きですね。あと、3週間後、こっちでもロラパルーザやるんですけど、そう考えると、1日でフォールズ、1975、アークティックが見れる日があるんですけど、悪くないかもしれないですね。周囲はみんな「地味な並びだ」と言ってたりしますけどね。
では、全英チャート、行きましょう。
SINGLES
1(1)Someone You Loved/Lewis Capaldi
2(2)Giant/Calvin Harris feat Rags N Bone Man
3(3)Dont Call Me Up/Mabel
4(4)Break Up With Your Girlfriend I'm Bored/Ariana Grande
5(7)Dancing With A Stranger/Sam Smith feat Normani
6(5)7 Rings/Ariana Grande
7(6)Sucker/Jonas Brothers
8(-)Disaster /Dave
9(-)Streathan/Dave
10(8)Just You And I/Tom Walker
ルイス・キャパルディが3週目の1位です。
今週はもっぱら
このイギリス期待のラッパー、デイヴが話題でして、8位、9位、そして12位の3曲が彼のものなんですけど、いやあ、この彼、すごいんですよ、これが!
こういう感じの人で、まだ20歳なんですけど、イギリスについに現れた、本格的なストーリー・テラーですよ!
これを詳しく語るにはアルバムに行くしかないですね。
ALBUMS
1(-)Psychodrama/Dave
2(-)Everything Not Saved Will Be Lost Part 1/Foals
3(-)Still On My Mind/Dido
4(-)Sucjer Punch/Sigrid
5(1)What A Time To Be Alive/Tom Walker
6(4)The Greatest Showman/Soundtrack
7(5)Bohemian Rhapsody/Queen
8(5)thank u next/Ariana Grande
9(8)Staying At Tamara's/George Ezra
10(-)Other Aspects Live At The Royal/Pail Weller
ということで
デイヴのデビュー・アルバム「Psychodrama」が初登場で1位です。
このアルバム、かなりシリアスなストーリー・テリングなんですよ。自分の生い立ちから、出身地、刑務所の音なんかも語られてますね。その名も「Black」という、「黒人であること」から強いられること、しかし、それでも黒人であることを誇りにして生きている、と言ったことが、スピーディで、かつ、かなりしっかりしたブリティッシュ・アクセントでラップされます。
でも、圧巻はこれですよ!
この、なんと11分にも及ぶ大作「Lesley」。これは、電車の中で出会った女性レズリーが、DV壁のある男に浮気された末に妊娠までさせられた。その彼女がどうなるかを描いた、全6章からなるストーリー。これが「涙なしには聞けない」とかなり話題を呼んでますね。
こんな風に
Lesleyyyyyyyyyyyyy 😪😭😢😪😭😭😭😭😪😢😢 #Lesley #PSYCHODRAMA 💿🎶 @Santandave1 pic.twitter.com/i36Zx2YtyF
— CAMIkaze (@cammy_camilla) March 8, 2019
ツイッター上でも反応されています。しかもこれ、3月8日の国際女性デーに出されていたからなおさらです。これでかなり女性ファンのハートを彼はがっちりとつかんでます。
で、デイヴ、最初の中間発表では5位だったんですよ。それが1位まで上がってきたのはひとえに評判だと思います。あらゆるメディアで満点続出でしたからね。
で、279枚差で、フォールズが初の全英1位を逃しました。今回、すごくいいアルバムなのでちょっと悔しくはあったんですけど、1位が最高のアルバムだったのでしょうがないですね。でも、素敵なことだと思います。
フォールズも聞きましょう。
フォールズ史上、最高のロックンロールだと思います。「On The Luna」。今回のフォールズのアルバム、勝負をかけたか、かなり前のめりにグイグイ来るアルバムです。これで大物バンドの座は確保されそうですね。このアルバムのPart2も、年内のどこかでは出るのでそこで1位は期待しましょう。
3位はかなり久しぶりですね。ダイド。これも聞いてみましょう。
6年ぶりのアルバムですね。その前も2008年でさらに前が2003年なので、5年に1度のペースですが、音楽性、この人の雰囲気、全く変わりませんね。一定ファンはかなり付いてますしね。
そして4位でシグリッド。これも聞いてみましょう。
彼女は2018年のBBCの「Sound Of」で1位に輝いて、その前後で「Strangers」って曲が全英トップ10にも入って「大ブレイク必至」だったんですよね。ところがアルバムが2018年中に出なくてここまで引っ張ったんですが、間延びしちゃいましたねえ。
このアルバム、「平均以上の曲」は書けてるとは思うんですよ。でも、問題は、悪い意味で曲にクセがないんですよね。なので、曲が記憶に残りにくい。この辺り、ちょっと失敗したかなあと思います。