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いつでも、若者と最新の知見にアクセスできる環境を確保したい
大学生、大学院生との
つながりを持ちたい。
うっすらと、
ホントにうっすらとながら
そんな思いを抱いている。
大学に籍を置き、
学生との交流を通してなのか、
スポーツの現場を通してなのか。
とにかく僕は、
若い人たちから学びたいと思っているし、
若い人のセンスを吸収し、
常に自分の思考を最新版に
アップデートし続けたいと思っている。
なぜなら、
新しい価値観
を生み出してくれるのはいつも年下であり、
特に熱意ある、
若々しい学生にこそ未来を感じるから。
今の非常識を、
未来の常識に変えてくれるのは、
いつの時代も
自分よりもずっと年下の
若者なのです。
■だからこそ、
高等教育を終えたあと、
学生の思考や、
最新の科学的知見
に触れる機会がゼロになる現状は
本当にもったいないと思っている。
大学院しかり。
僕は10年前に
リバプールでMBAを学んだが、
現在の仕事における
さまざまな問題意識に挑むにあたって、
あたらしい知識
を手に入れたいと思ったとき、
大学院にアクセスできる環境
があればいいのに、
といつも残念に思う。
幸い、
適切な方に推薦いただく
適切な図書に触れ、
適切な情報を収集する環境
には恵まれているが、
母校で、
世界中からあつまる学生とともに
最新の情報を学んでみたい、
とも思う。
■例えば、
大学を卒業したあと、
卒業生を対象にした制度として、
月額5万円を支払えば、
MBAの最新の知見に
いつでもアクセスできるオンラインコースがあれば、
大学側としても、
現役生の学費だけではなく
卒業生からも毎月一定の収入が確保できるわけで、
少子化問題、
もしくは大学不要論による
学生数の減少、収入減
という問題も解消されうる。
大学にサブスクリプション・モデルを
導入することによって
僕だけではなく多くの
卒業生、修了生とともに
大学も教授も
みんながハッピーになるのでは?
と思ったりしている。
■製品ではなく結果を買う。
サブスクリプションの勉強
をしていると何度も出くわすフレーズ。
現代の人々は今後、
物理的な製品を買うのではなく、
製品を使うことで得られる結果を買うようになる。
コネクティビティが
製品をサービスに変え、
企業は製品ではなく
結果を売れるようになります。
冷蔵庫を提供するのではなく、
新鮮で冷たい食品の提供を保証する。
人々は
牛ではなくミルクが飲みたいのです。
大学も、
4年経ったら学生と
きっぱり契約を解除するのではなく、
長期にわたって
「顧客」として関係を継続する。
ソリューションの幅を広げ、
「顧客」が抱えている問題を
幅広く解決する能力を持つことで
恒久的につなぎとめる。
逆に、
ビジネスの現場で展開される
最新の情報を入手できるかもしれない。
大学と顧客に
ダイナミックで対等な関係が生まれる。
すばらしい世界になるのでは?
本稿をしたためながら
ワクワクしている。
■学問に終わりはありません。
現役生と、卒業生が
終わりなき開発プロセスの中心に。
大学は、
サブスクライバー
(現役生と卒業生)の声を聴き、
大学の品質保証に努める。
サブスクリプション・モデルが
軌道に乗ってくれば
あらたな顧客の開拓、
顧客獲得に要するコストや、
解除、離脱率はどれぐらいで
顧客ひとりあたりのエンゲージメントは?
など、大学の先頭にたつ教授とともに
マーケティング、営業、財務、ITなど
大学を横断した
あたらしい取り組みも必要になる。
変革に要する
心理的コストは計り知れないが
知的資産と
補完的サービスを結び付け
今までにない新しい体験を
人々に提供できるようになります。
高品質なコンテンツと
デジタル環境の裏付けがあれば
現在よりはるかに安定した
大きな収益を確保できるはず。
時間の経過とともに
熱心なサブスクライバーからの収益が増え
高い成長率を維持し、
拡大していくことは間違いありません。
■コロナによる
在宅勤務が続いている。
なにかと沈みがちな気分
に陥らなくもないが
通勤時間が減り
余剰時間が増えたことで
積みあがっていた本が
すべてなくなるとともに
あたらしい本をたくさん買って
あたらしい知識が増えていく。
最近、本や新聞で
オキシトシン、という言葉を頻繁に目にした。
人との交流を通して、
もしくは感動することで分泌される
ホルモンの一種。
知識がどんどん増えていく感覚は
今までなかなか味わえなかった感動を生み、
オキシトシンが分泌され、
若者と触れ合いたい
という気持ちにもさせてくれた。
視座を変えれば
こんな閉ざされた状況でも
知的好奇心が刺激され
すばらしい日々を過ごすこともできるのです。
今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました!
それではまた明日。
おつかれっした!