サポーターとともに歩んだ道。そして、ちょっとした「懺悔」
正直に言うと当時の私は、
完全に勘違いしていました。
京都サンガでサポーターの皆さんと
初めて接し始めたころは何もかも手探り状態。
ですがインタビューを通じて
少しずつ仲良くなり、
アウェイゲームに一緒に車で遠征するほど
親密な関係を築くことができました。
ファンクラブ会員数が
目に見えて増えていったときには、
心の中でガッツポーズ。
「久保さんですよね?」
と駅で声をかけられるなんてこともあり、
気分はまるでちょっとした有名人。
いや、少し…
いや、かなり調子に乗っていた自覚、いまはあります。
あのころの自分に
「そんな小さな成功で…?」
と突っ込みを入れたくなるのですが、
当時は完全に
「俺ってすごいんじゃないか?」
という勘違い状態。
ファンクラブ担当からチーム広報への
突然の「異動」が決まりましたが、
あれって調子乗りすぎた自分を戒めるための
「左遷」だったのかも(汗)
サポーターへのインタビューの時間も取れなくなり、
メルマガもどこか自己本位で上から目線な内容に。
あの頃の投稿、
いま振り返るとかなり「痛い」です…。
そして、そんな態度が
ファンだけでなく、
クラブの同僚や上司にも影響を与えたのも事実。
「俺の言うことを聞け」的な態度で、
しだいに疎まれる存在になり、
気づいたときには「あれ?」状態。
ただ、そんな状態でも
当時の私には強い信念がありました。
「何が何でもファンを増やしたい」
「勝敗に関係なく、サンガを愛してもらえるクラブにしたい」
という想い。
730人のサポーターにインタビューをし、
800日連続のメルマガ配信、
アウェイでのサポーターとの交流…
これらの経験を通じて、
ファンの熱意がどれほどチームの力になるかを肌で感じたんです。
もちろん、当時の「俺様行動」で
多くの方に迷惑をかけたのは事実。
でも、抱いていた信念と覚悟は、
今でも誇りに思っています。
この経験が、間違いなく今の自分を作っている。
私が成長するためのかけがえのない学びでした。
この場を借りて、
ちょっと「いまさら感」ありますが、、
当時のサポーターの皆さんやクラブ関係者に
お礼と謝罪を伝えたいです。
皆さんの声に耳を傾けること、
そして「俺が!」ではなく「みんなと一緒に」
という姿勢の大切さ、
サンガや、
サンガのファンやサポーターがいなければ、
今の私は存在しません。
私の中には、今もなお、
サポーターとクラブを繋ぐ役割への情熱が燃え続けています。
この学びを胸に、
これからも新たな一歩を踏み出していきます。
私の経験を通じて、
皆さんが自分自身の成長や挑戦に向き合う勇気を持てるなら、
それ以上の喜びはありません
そして今後も
この旅路を応援していただけたら嬉しいです。