大きな機会損失につながる「いつか、そのうち」
今日は社長へのプレゼン。予定より5日も早くて少し焦りましたが、早めに準備していたおかげで滞りなく行えました。結果は「おおむね問題なし」とのこと。微調整して資料を再提出、あとは実行あるのみです。
何ごとも前倒し。いつも自分に言い聞かせていることです。もちろん、何も考えることなく勢いで取り組むというわけではなく、方向性を定め、熟考して最悪を想定し、カバー策を考え抜く。そんな悲観的な思考でウォーミングアップすることも「前倒し」で行っています。
「いつか、そのうち」は、本人が気づいていないだけで、実は大変な機会損失。やって損害を出すよりも、やらずに機会損失をする方がはるかに被害が大きいことを知るべきです。「見えざる甚大な損失」は、見えないがゆえに、少なくない人がその恐ろしさに気づいていないように感じます。
今日も、社長の思いつき、もといこれこそ「前倒し」の精神で、私に声をかけてくれたわけですが、もし私が「いつか、そのうち」と事業戦略の立案を先送っていたらこの日は何も生まれませんでした。前倒しで資料を作り、前倒しでメンバーとの打ち合わせを行っていたからこそ、突然の依頼にも慌てずプレゼンが実行でき、アドバイスをもらって微修正。あとはやるだけというところまで進捗しました。
ライバルは「学び→行動→結果→行動→結果…」のサイクルを何回も回して、新しい知識や経験、知恵を蓄積していきます。「いつか、そのうち」とゆっくりしている人はこのプロセスがゼロなので、大きく差が開いてしまいます。
まずは事業の方向性、自分がどんな結果を求めているのかを知り、言語化して世界観を確立する。ところが事業はうまくいかないことだらけなので、必ず「障害」が立ちはだかります。徹底的に悲観的に、その障害を考えて、さらに一つ一つ対策を練る。それができさえすればあとは楽観的に前進していけばいいのです。「ああでもない、こうでもない」と躊躇している暇があれば、とりあえずまとめてみる。せっかく同じ時間を使って仕事をするのであれば、期限を設けて前倒しでいくのが正解です。
前倒しで行動すれば、前倒しで結果が得られます。いい結果も悪い結果も、早い段階で刈り取ることができます。早ければ早いほど、豊富な経験が積めるというものです。
「いつか、そのうち」は禁句。「今すぐやる」が口癖になるように。やるかやらないかをイジイジ考える時間は浪費です。「今すぐやる」をこれからも合言葉に、メンバーを引っ張っていこうと心を新たにしているところです。
久保大輔