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File3.オープンであることの重要性。業界全体に落ちる影と今後

これまで多くの人々を強すぎる光や熱から守ってきた彼ら。今年はコロナウイルスの影響で、シーズンにさしかかってもなかなか本領が発揮できておらず、この影が晴れるのはいつなのだろうかと心待ちにしている。業界のリアルと焦燥感、今後の展望を聞いた。

オーナーに資本力があると囲ってもらえるんですよ。庭とかに。

ーシーズン突入ですが、どのようなお気持ちでしょうか?
やあ、シーズンって言ってもまだまだ序盤なんで、なんとも言えないですね。梅雨もありますし。

ーじゃあ、まだ今は様子を見ている感じ?
そうですね。でも、街角でライバルたちを見かけると、「おっ!気合い入ってるな」ってちょっと焦ったりもします(笑)。

ーとはいえ、今年はコロナウイルスによる外出自粛もありましたからね。
かなり打撃受けましたね。やっぱりスタートダッシュ切るには、毎年お花見が最初の山場なんで。イベントも軒並み中止でしょ? 僕らみたいな自立してる立場だと今年は結構やばいですね。

ーでは、街で見かけたとおっしゃっていたのは、またちょっと違った役割の方々なのでしょうか?
そうですね。彼らは基本的にテーブルとかとニコイチでやってますから。やっぱりねえ、オーナーに資本力があると囲ってもらえるんですよ。庭とかに。

ーそういった方々へのライバル意識はありますか?
いや、もう業界的には協力してやっていこうって感じなので、そこはもうオープンですね。やっぱ見た目もこう、開いててナンボじゃないですか(笑)。

ビーチパラソルって、まだ未熟なんですよね。軽くて飛んでいきますから。

ー自立してる方々もひとりで活動されるというよりは、みなさんで集まっているシーンを目にすることが多いですもんね。
やっぱりみんなで集まったほうが、集客できるっていうのはありますね。でもねえ、さっきも言ったとおり、イベントが軒並み中止になってるのは本当に……夏フェスとか結構個人的にも楽しみにしてたんで。

ーよく出店タープの横に立たれていますよね。
やっぱりテーブル付きの方たちより、僕らみたいなほうがああいう人混みでは本領発揮するんですよ。タープさんの邪魔もしませんし。あ、もちろん公園とかだったらテーブル付きの方たちのほうがマッチするし、適材適所って感じで。

ーじゃあ、今年はその本領発揮できる場が奪われてしまったと。
そうですね。残念です。まあ、普通にストロークス観たかっただけなんですけどね(笑)。リカルダ・パラソル来てほしい〜ってみんなずっと言ってます(笑)。

ー(笑)。でも、今年は人々が密を避けるために、海や山などでは活躍しそうですね。
ビーチパラソルって、まだ未熟なんですよね。軽くて飛んでいきますから。ペグとかロープないとやっていけないんで、今年は僕たちの力をそういう場所でもどんどん出していけたらなと思います。ビーチパラソルたちにも刺激になるんじゃないかなって。業界全体で成長していけたらと思います。

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