見出し画像

若い人たちへ伝えたいことーウルグアイ元大統領でゲリラ活動で12年投獄されたこともあるJose Mujica(ホセ・ムヒカ)さん

人生は美しい、でも、人生は疲れさせるし、転ぶことだってある。
ポイントは、転んだ場所から、いつも立ち上がって再び始めること。
もし怒りがあれば、それを希望に変えましょう。
栄光(勝利)は、転がるたびに起き上がって、また始めること。(=結果ではない)

ホセさんは、Pepe(ペペ)という愛称で呼ばれているそうです。
イギリスの独立新聞、DECLASSIFIED UK(デクラシファイド・ユーケィ)を運営している優れたジャーナリストでもあるMatt Kennard(マット・ケナード)さんが、ウルグアイを訪れた際に、インタビューをすることができ、その内容をまとめていました。
ここから無料で読めます。

ちなみに、日本では一般的ではないかもしれないし、想像がつきにくいかもしれませんが、アメリカやイギリスでは、多くの独立系メディア(大企業や大富豪が資金を出しているメインストリーム・メディアではなく、一般の読者・視聴者からの献金により運営している)がどんどん増えてきています。
なぜなら、現在存在するメインストリーム・メディアは、大富豪や企業にコントロールされていて、「権威や政府に対して、(多くの場合は権威にとって不都合な)真実を語り、権威や権力の責任を問う・取らせる」というジャーナリズムの役割を果たすことができず、政府の言いなり(→多くの政府は大企業や大富豪の金力によってキャプチャーされているので、大企業や大富豪の言いなり)で、政府や大企業・大富豪のMouthpiece(マウス・ピース/スポークスマン・代弁人)となっている状態だからです。

マットさんは、権威のあるFinancial Times(ファイナンシャル・タイムズ)でも数年働きましたが、ビジネス紙で政治色が薄い場所ですら、市民が知る権利があり、かつプロフェッショナル・ジャーナリストでないと知りえない・分かりにくいこと(例/アメリカやイギリスの軍事産業がほかの国の侵略や多くの市民の殺害を助けている等ーイギリスやアメリカの市民の税金が使われている)を報道しようとしても、明確にそれをするな、と言われることはなくても、記事から削られたり、間接的な言動で、西側(アメリカやイギリスといった経済的に豊かな西側諸国)に都合の悪いことを書くことは受け入れられないと学びます。
そのため、マットさんは、自分がここにいられるのは数年だとみて、その間に多くのインタビューを行い、こういった機関にいるジャーナリストが聞かないような(市民が知るべき大切な)質問を多く行って、政府の幹部や権威を驚かせます。
ただ、それらを記事にして出版することは在職中は不可能だったため、自分で独立メディアを立ち上げ、本も出版しています。
イギリスのジャーナリズムでは、非常に少数派の労働者階級出身の黒人ジャーナリストでアカデミックでもあるGary Younge(ギャリー・ヤング)さんも、ジャーナリスト、特に新聞が何を報道するかという方向性を決めているEditorial(編集)部門は、圧倒的に白人男性が多く、特定の私立学校へいった人たちが大多数で、当然、彼らは、その私立学校の仕組(=イギリスでの権威やパワーの仕組)・出会う人々から、すでに特定の思考をする(=現在の権威の仕組・構造を守る)よう訓練されていることが多いそうです。

現在起こっているパレスチナに関する報道では、アメリカやヨーロッパの特にメインストリーム・メディア(イギリスの場合、残念ながらガーディアン紙を含む)は、イスラエル政府のプロパガンダを繰り返し、ガザから命がけで報道するパレスチナ人ジャーナリストを信用のならないものとして扱ったり、人種差別(西側諸国の白人の命は、野蛮な有色人種の命よりずっと価値がある等)・バイアス・ダブル・スタンダードがあからさまで、特に若い人々からの失望と批判は強いものです。
この記事の下に、おすすめの独立系メディアを挙げておきます。
これらの独立系メディアは、すべて英語ですが、ジャーナリズムは明晰に書かれていることが多いので、中学校での英語を少し覚えていれば、オンライン辞書を使って、十分意味が読み取れると思います。
日本語だけの世界にいると、情報の質と量、ヴァラエティーが信じられないレベルで狭いものとなります。
日本は、基本の教育レベルが高い国なので、興味と少しの根気があれば、きっと世界のことをもっとよく知り、それが自分の身近な世界にもつながっていることが見えてくると思います。

マットさんがホセさんをインタヴューした一週間後に、ホセさんに食道がんが見つかったという報道があったそうです。

ホセさんは、ウルグアイの元大統領ですが、その前は、左翼ゲリラ組織に所属していました。ホセさんは、社会をもっと平等で誰もが同じ権利と自由をもつ社会に変わることができるよう、信念をもって闘っていました。
銀行の内部告発で、政府がお金を不正に使っていることを知り、銀行に押し入り、銀行台帳を盗んで政府の不正を暴いたり、盗んだお金を貧しい人々に配ったりしていました。
ホセさん自身は、大統領時代も含めて、とても質素な生活をしています。
私の以前の記事ですが、ここから、ホセさんのこと、ウルグアイのことが読めます。

直訳ではなく、私自身の考察が入っていますが、この記事のマットさんの質問はとても深いものだと思います。
それは、マットさんが南アメリカの歴史を熟知していて、かつアメリカ帝国の仕組も深く理解しているからだと思います。
以前、アメリカのとても大手の新聞記者がホセさんへのインタビューを行った記事を読みましたが、とても表面的なことばかりで、こんなにも違うんだと驚いた記憶があります。

ホセさんは、若い人へのメッセージとして、以下を述べていたそうです。

生活するために必要な分だけ働きましょう。
生きるために働くことはしないで。
もし、あなたがあなたのニーズを調整すれば、働くこと(時間)は減らせるでしょう。
そして、あなたの自由を行使する時間ができます。
もし私がニーズを増殖させると、さようなら(=増殖するニーズを満たすために、モノやサービスを消費し続け、それに追いつくようお金を稼ぎ続けるしかなくなり、自由な時間はない)
人々には、時間がありません。
人々は時間を無駄にできません。
でも、自由な時間こそが、civilization(シヴィライゼーション/文明)の基礎でした。
人類の歴史の中で最も重要な文明がつくられたのは、何でしょう。
(ギリシャの)アテネです。
アテネの市民は奴隷がいたので、働きませんでした。
アテネの市民は、その自由時間を議論して過ごしました。
そこから、さまざまなものがはじまりました。
お芝居、コメディー、哲学、アカデミア、すべてのもの。これは、説明しようのない200年間にわたる歴史で、そこには10万人以下の市民しかいませんでした。
彼らは、民主主義(家を所有している男性のみ等、とても限定された人々の間だけではあったけれど)を発明しました。
他のピークでは、ルネッサンスの都市でした。
人々の自由時間こそが、文化を生み出す原点です。 
(※)念のためですが、ホセさんは左翼ゲリラの一員として、階級制度への闘いを続けていたので、奴隷制度のような階級制度には完全に反対です。現代では、地球上にある国々のほとんどが、消費主義に社会全体が洗脳されていて、豊かな国々では、自分の自由時間をもつことが可能な状況にあるのに、その自由を自ら捨てて、強迫的な消費への欲求に囚われていることを指しています。ホセさんは、大統領時代も給料の9割を寄付していたことで知られており、ずっと質素な生活を続けています。

 人生の哲学について聞かれ、ホセさんは、一見ありふれたことのように感じられることについて、意味を説明していました。

一番大事なことは、幸せに生きることです。

マットさんに、具体的にはどういうことかと聞かれて、以下のように答えていました。

(幸せに生きるということは)、私たちが自分たちの内側にもっているものにしたがって生きるということです。

マットさんが、「それは、とても難しいですよね。多くの障害物がありますから」と返すと、ホセさんは、答えました。

それは難しい。なぜなら、それら(障害物)は、私たちを外側から支配するから。
そこには、消費主義社会があり、それは私たちに自暴自棄をおこさせます。
それが、私たちに自由を失わせます。
質素に生きられれば生きられるほど、自分が決心したことにつかえる自由な時間が増えます。
でも、あなたが必要性の法則ー人間には底のつきないものーに追いつめられることを自分に許すと、あなたは自由ではありません。
どんどん増加するニーズをカヴァーするための存在となります。
現在の資本主義の段階(資本主義の末期とする説も、既に資本主義から離れてしまいテクノ・フューダリズムにうつったとの説もあり)では、私たち(人間)に求められているのは、強迫的な買手となることです。
なぜなら、(資本主義は富を)蓄積することが正当化される文明であり、私たちは皆、消費し続けなければなりません。(=人々が消費し続けることをやめたり緩めたりすると、経済不況や恐慌が起こるという資本主義の仕組のため)

ホセさんは、マットさんに「あなたは幸せを見つけましたか」、と聞かれて、テーブルの向かい側に座っている妻のLucia Topolansky(ルシア・トポランスキ―)さんをみて、「私たちは幸せに生きている二人の老人です」と答えました。
ちなみに、ルシアさんはホセさんと同じ左翼ゲリラ組織に属していて、捉えられて拷問を受けたりしながらも活動を続け、軍事政権崩壊後は、ウルグアイ議会の議員としても活動していました。随分長い間一緒に暮らしていたものの、結婚したのは近年のことだと覚えています。

マットさんに、どうやってその気づきに至ったのですか、と聞かれ、ホセさんは以下のように答えていました。

私は、世界を変えることを夢見ていた世代に属しています。
私たちは、資本主義システムの仕組を変えることができると信じていて、長い間、生産と分配の関係性を変えることによって、もっとよいヒューマニティーがもてると信じていました。
でも当時のひとの行動を理解しようとする人間科学は十分発達していなくて、その結果、私たちはイデオロギーの欠陥に苦しみました。
人間は、とても複雑な存在で、思考することを学んだ感情的ないきもので、恐らく、(当時の)私たちは、この文化の重要性に十分な注意を払いませんでした。
文化を変えることは、社会の物質的な現実を変えるより難しいことです。
長期的にみると、文化は、決定的なことです。
資本主義は、人々の潜在的な(無意識の)文化を乗っ取りました。
私たちを破壊的な消費主義に永久的にフックさせておくことで、私たちを支配しています。
そのため、私たちには、それに疑問を投げかける時間がありません。
なぜなら、私たちは、人生のすべてを将来につかう経費をカヴァーすることに捧げているからです。
そこには、社会がもっている物質的な関心以上に大事なことは何もありません。

この記事の中ではありませんが、ホセさんは、さまざまなスピーチで以下を言っていることでも知られています。
貧乏な人とは、少ししか持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人

ホセさんが、左翼ゲリラの一員として活動していた終わりの時期に、軍事独裁政権(ほかの南アメリカの国々と同様、アメリカが軍事独裁政権に武器やお金、インテリジェンスを提供し、軍事クーデターと軍事独裁政権を支持)となり、12年間を牢獄で過ごしました。そのうちの7年間は独房で、本や書物を読むこともできず、面会も2回程度だったそうです。
軍事独裁政権が倒された後、釈放され、その際に、以前のように武力ではなく、法律に従って政治活動を行うと決めたそうです。
ホセさんは、これらの心境の変化、ストラテジーの変化について、以下のように語っていました。

私が学んだのは、何かを変えるには、団結した力が必要だということです。
これには、政党をつくりあげることも必要で、(政党をつくることは)私たちの代で始まったことでもなければ、私たちの代で完結することでもありません。
ホセさんたちは、軍事クーデータが起こり軍事独裁政権が設立される数年前に、ウルグアイの左派の考えをもつ人々、共産党、社会主義党などを一つにまとめようとしていました。
私たちがそれ(政党)を育てようとしていたのは、それが後の世代のために残るものとなるからです。私たちは(いつかこの世を)去りますが、私たちは、次の世代にバトンを渡さなければなりません。
なぜなら、(誰もが平等で、誰にも同じ権利と自由がある社会にするための)闘いは、私たちの世代で始まったわけでもなく、私たちの世代で完結するわけでもありません。
闘いは、続きます。
生命がこの地球上にある限り、そこには人々がいます。
栄光・勝利。
それは、あなたが転ぶたびに、起き上がって再び始めることです。

ホセさんによると、政治への見方は二つあります。闘いか交渉か。
ホセさんの長いゲリラ活動にも関わらず、現在は、交渉が大切だと思っているそうです。
ホセさんは、以下のように語っていました。

現在の私たちの社会では、(武器や武力をもって)闘うことは無意味です。
なぜなら誰も理解しないからです。
現在の課題は、どうやって人々をひきつけるか、どのように(同士となる、サポートする)人々を増やすか、です。
本当の力はジェスチャーではなく、私たちを支える群衆のレヴェルによっています。長期的にみれば、これが決定的なことです。
権力はライフル程度の力しかもっていないと考える人々もいますが、違います。
権力は、ライフルを扱う人々からきています。
ライフル自体は役にたたないものですが、問題は、ライフルを扱っている人々です。
人々の意志を獲得できるかという疑問です。

ホセさんが大統領だったとき、ウルグアイはマリワナと堕胎を合法化しました。
野党だった右派からは、極端に不人気な決断でした。ホセさんは、以下のように言っています。

私たちは、普通の人々がもっている緊急のニーズから私たちを切り離すことはできません。
なぜなら、そうでなければ、私たちは普通の人々がもっている問題から私たち自身を隔絶させてしまいます。
私たちは、影響を大きくするためには、彼ら(普通の人々、市民)と共に彼らの抱える苦難を生きていかなくてはなりません

ホセさんは、レーニン主義のコンセプトのパワーについても、言及しています。

私たちが天国へと導く(普通の)人々から隔絶されている理想的なヴィジョンを信じることは、ユートピアンの夢にしかすぎません。
私たちは、人々と共に建設する必要があります
マーチは人々がかかえている困難によってマークされているでしょう。
だから私たちは、私たちが住んでいる社会に積極的に関わります。
民主主義は完璧でもなければ、完璧に近いものでもなく、欺瞞的なものでもあります。
でも、今の段階では、私たちが獲得できる中で一番よいものです。

マットさんは、現在の信じられないレベルの富の不平等さと資本主義の仕組の中で、どのように民主主義をもつことができるのかを聞きます。

それは、経済的な民主主義からはほど遠いものでしょう。
それは嘘です。そこには、どんどん大きくなる不平等があります。
最悪なことは、この世界では、一番育っているのは不平等です。
しかも、それは、世界がどんどん貧しくなっているからではなく、逆に世界は今までになく豊かです。
でも、想像することもできないくらいの冨を持っている人々がたくさんいます。
これは、エネルギーのとんでもない無駄を生み出しています。
消費主義で最悪なことは、自然を破壊することへの入り口となっていることです。
私たちは、生きるためにそんな無駄は必要ありません。
Planned obsolescence(プランド・オブソレッセンス/すぐに壊れる商品をつくったり、修理ができないようにして、どんどん新しいものを買わざるを得ないようにするー例えば数千時間もつ電池を作るのは可能なのに、もうけをだすために短期間しかもたない電池ををつくり、その電池をつかう製品自体もすべて買い替える必要がある仕組みにする)は、馬鹿げたことです。
短期間しか使えないよう計画してモノを作るというのは、間違ったやりかたです。

マットさんから現在(2024年4月の取材時点)の世界情勢について聞かれてホセさんは以下のように答えていました。

これは、世界中に戦争と紛争を燃え上がらせる広範な西側の政策のひとつです。
私たちは、ウクライナでも、みました。
彼ら(西側諸国)は、これ(今回のロシアの侵略)を止めることができました。
今回の戦争には、15年もの潜伏期間と警告がありました(ロシアはこの全面侵略の前に、ウクライナの一部に侵略・占領し、ウクライナと小さいスケールだけれど戦闘を続けていたーこの期間に政治的な解決を図ることは可能だったのに、西側諸国はロシアから石油やガスを安く買うことだけに目を向けて、ウクライナのため、世界の平和のためには、何もしなかった。)
プーチンは、とても明確な警告を与えました。
(ウクライナとの)国境にたくさんの戦車をおいて、(西側諸国の反応を)待ちました。
でも、何も起こりませんでした。
今、私は、私たちが破滅に向かって進んでいるのかもしれないと思っています。
核兵器の爆発で終わることになるのかどうかは、誰にも分かりません。

マットさんは、メインストリーム・メディアで働いていた時は、「ロシア帝国」と表現することは問題なくても、「アメリカ帝国」は絶対に受け入れられないことに気づいたそうです。マットさんは、アメリカの「一番古い民主主義」や「民主主義を広めるためにいろいろな国へチャリティーを施している」といったプロパガンダを、歴史的な事実を調査して、そのプロパガンダが完全な嘘だと証明しています。
18世紀ぐらいからずっと続いている、アメリカの覇権状態をキープし続けるために、軍事的に介入(直接的な場合もあれば、間接的な場合もあり)して民主的に選ばれた大統領や首相を取り除き、アメリカやイギリスに都合のよい傀儡政権を植え付ける、ということはずっと続いています。これには、近年のイラク侵略も含まれます。
アメリカは民主主義の国で、国際法や国際政治ルールの番人で世界の国々に洗練された文明を教えるという良いことをしている、といった、地球上のさまざまな地域でしみこまされているプロパガンダから自分を自由にすると、事実が見えてきます。
プロパガンダには、映画やミュージックといったものも含まれます。
アメリカに数百年以上その土地に住んでいた原住民に対して、西ヨーロッパからやってきた白人侵略者たちが、原住民の大量殺害や圧倒的な武力で土地を奪ったのが史実なのに、映画の中では、イノセントな白人が、野蛮で獣のような有色人種から攻撃されるので、正当防衛として果敢に自分たちを守ってアメリカを切り開いてきた、といった話に置き換わっています。ここでは、侵略者である白人が攻撃されているのは、原住民からの正当防衛なのに、それは全く語られないし、現在でも、文明のある白人ヨーロピアンがそれより劣る(どこにもそんな証拠はありません)有色人種を支配するのは当然で、有色人種には(白人に対して)正当防衛する権利なんてない、というのは、潜在的に多くの人々がもっている思い込みかもしれません。
でも、私たちは、歴史や事実を知ること(特に抑圧された側からの見方や事実を知ること)で、こういった無知やプロパガンダから自分を自由にすることはできます。
なお、人種については、白人・黄色人種・黒人といった区分けには、なんの科学的な根拠がないことは随分前から遺伝専門家によって証明されていますが、いまだに、白人至上主義者やファシストによって使われ続けています。
地球上に住む人々の遺伝子は99パーセント以上が同じで、白人・黄色人種といった分け方は、ただ単に肌の色素の違いであって、それが遺伝的に優秀であるかどうかを決める(何を優秀と定義するのか、といった議論ももちろんありますが)というのは、科学でもなんでもない、というのは事実です。
別のブログで説明しますが、イギリスのガーディアン紙に遺伝学者が書いた分かりやすい記事が、ここから読めます。

ホセさんは、マットさんから死について恐れているかを聞かれて、以下のように答えていました。(取材時点では、一か月後に89歳)

死は、どの段階でもやってくる。
それは、明日、太陽が昇るようなこと。
絶対に起きること。
でも私は、人生は分子の冒険だと信じています。
私たちがどこから来たのか、どこへ行くのか、疑問の余地はありません。
この人生、それは、不思議・感嘆するもの。
生まれる機会をもったというのは素晴らしいことです。
(私ではなく)ほかの人が生まれる可能性は、四万ものチャンスがありましたが、私が生まれました。
これは、奇跡です。

【独立系メディア】
Declassified UK
The Intercept
Drop Site
Zeteo
Democracy Now!

いいなと思ったら応援しよう!