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20/06/15

ドラえもんのSF=すこしふしぎが頭を埋めている。
今ではだいぶ浸透した話だけど、これを初めて聞いたときにはF氏への尊敬念が膨らんだものだった。そんな解釈をするのか、ガーン!
となった。
そこからドラえもんの映画をすべて見てみたりして、すこし不思議の世界に没頭させてもらった。

解釈というのはオリジナルだ。役者が決まったセリフや動きの中で打ち出せる個性は解釈がその演技に反映されるからだ。演劇において再演が一般的なのは、生ものである唯一性と、作品が持つ普遍性、そしてそこに演出家や役者の解釈によるオリジナリティが付与されるがためで、それによってたとえ結末を知っている作品でも繰り返しの上演に耐えられる。

それにしても、ドラえもんの各キャラクターの個性は凄まじく非の打ち所がない。それが日常モノとしての支えになっていることは間違いない。そして映画ドラえもんでは、それがカタルシスのあるストーリーに乗っかってくるわけだから、面白いものが出来やすいのは確かだろう。
大鴉の3人の個性とは何か?を考えるのに、ほかの個性を持ってくるのはひとつのアプローチになる。ドラえもんのキャラクターのような個性で演じられたらどう見えるのか。。。

・・・稽古場で試してみたい!

しかし、付け焼刃の役作りで試してもお遊びになるのは避けられない。やり方を見つけるまでは、やりたいだけでやるのは我慢しなければ。
一番良いのは役者自身の個性を表に出すことだ。そのためにはこちらが把握しなければならない。把握というと偉そうだが、その役者のどこが魅力的だからオファーを出したのか。ということを考えれば自ずと付いてくるものだ。幸いにもテンナインという身近にいる役者たちがいる。彼らの個性はなんなのかを言語化することから始めてみよう。

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