新商品開発物語(見波亭)#1
見波亭(みなみてい)とは
千葉県富津市金谷(かなや)という海と山に囲まれた港町。千葉県に聳える鋸山(のこぎりやま)を背に、私たちは地元素材を使ったバウムクーヘンやまんじゅうを中心とした菓子を製造・販売してきました。
観光でご来店していただいたお客様へのお土産商品は充実している見波亭ですが、今回スタートする企画は”ECで売れる商品づくり”を目指す、商品開発物語だ。
「何をつくるか話し合おう」の前に
まず初めに話し合うべきはここだろう。
お土産商品と通販商品で何が違うのか。そもそも見波亭はどこを目指していくのか?そんなオープンしたばかりの店のように見波亭の強み・弱み、コンセプトやターゲット、大胆な発想の商品について意見を交わし合った。
商品案を出していく
見波亭としての方向性、商品のベクトルが定まりだすと薄い霧が晴れていくように自然と商品案が出せるようになりました。実際このスタート地点に立つまでがかなりの時間を要すこととなったが、今思うと何事も始めが肝心だ。太い根を生やし、太い幹を作り上げなければ枝や葉をたくさん増やすことはできないのだと再実感しました。
商品案はいろんな角度からたくさん意見が出ることに。その中から時間をかけ、2つ候補を絞ることとした。
開発商品の決定
究極にやわらかいバウムクーヘン
餅を使った、モンブランクリームをかけるスイーツ
もう少し詳細に書くと「究極にやわらかいバウムクーヘン」はやわらかさを測る機械を用いてデータをとり、数値的にも究極のやわらかさを目指す。
もちろん味もバウムクーヘン工房の腕の見せ所です。
それでも通販で売れるだろうか?というところまで考えました。
そこで千葉県で多くのお客様をハッピーにしている企業とコラボを考えています。今言えるのはここまでですが、許可等降りたらまたご報告させていただきます。
次に「餅を使った、モンブランクリームをかけるスイーツ」ですが、名前を見ていただけると分かる通り具体的にあまり決まっておりません。これは私がプッシュして押し通したようなもので、イメージでは最近のモンブランは最後に糸状のクリームを上からかけてライブ感を出したり視覚的にお客様を楽しませています。私はあれを波やバウムクーヘンの年輪のように表現することで、全く違う和菓子でも見波亭を表現できないか?と考えたのです。
はじめに浮かんだのは赤福のようなものでしたが、次第に想像が膨らんで餅にあれをかけたいと、そういった感じに広がりました。
あとは見波亭らしさがプラスされれば言うことなしです。
次回はいよいよ試作編です。
最後まで見ていただきありがとうございます。
見波亭セレクション(オンラインショップ)
バウムクーヘンを中心としたスイーツを取り揃えております。
ぜひチェックしてみてください。