つまんないから未来を目指したいー自分の震災についての覚え書き(と関連した作品)ー
*震災についての描写、震災に関連する描写があります。
まとめた結論:
①東日本大震災から10年のいま思うこと
→人間を尊ぶ気持ちもあれども、人間の不合理さにまじで我慢なりません。
②記録しておきたいできごと
→災害について、関連した作品はあの後生み出されて、自分はそれに救われたよ。ということと、自分の半径にいた人達の様子。
③未来に伝えたいこと
→「他人の気持ちは尊重しつつも、まだみたことないもの・未来を目指そう。協力したい。」
だるかったら、最後までスクロールしておすすめの作品だけでも知って欲しいです。
目次: 1.自己紹介 2.自分の被災経験 3.被災経験のその後 4.おすすめの作品
1.自己紹介
いつきです。大体人生の約5分の1もしくは約4分の1の寿命(2021年時点の予測)が過ぎました。
東日本大震災時には12歳です。ちょうど小学6年生で、卒業式の練習をしていました。2年前には岩手・宮城内陸地震を経験していました。
2.自分の被災経験
なんだか大変なことが起こったなあ、と思いながら体育館に避難をしました。
その後、下駄箱に靴をとりに行った際、ちょうど大きめの余震が起こりました。同級生の母親が、同級生の名前を叫びながら駆け寄ってきたのを覚えています。
1週間ほど停電になりました。家には井戸水があったので、食事や身体を洗うことへの苦労をあまりしていませんでした。ゲームもできました。ゲームをひたすらやっていました。
1週間も経てば、卒業式は簡略したものを実施することになり、何事もなかったかのように中学に進学しました。
こんな感じ。
3.被災経験のその後
自分は被災地域にいましたが、場所は内陸です。
特に家も倒壊せず、家族は生きており、仕事もありました。地震や津波へのトラウマは日常に差し障りが出るものではないです。
内陸にいたから、たまたま自分達は同情を集めつつも、中学の活動で「大変な地域を応援しよう」というボランティアになんとなく参加しました。”支援する”側になれました。
恵まれているなあ、と思います。「生の実感がある~」とかではないです。
誰かの選択で生きている自分がそこにいる、という実感です。自分はその偶然の結果、生きているということです。
感謝の気持ちではないです。
機会がなかった他者がいる限り、自分に安息の気持ちはきっと訪れないという確信のきっかけを得ました。強い怒りです。かっこいい言い方の様に聞こえる書き方ですが、自分自身のあり方への嫌悪もあります。
この気持ちに見合う自分でないならば、生きている必要性があるんでしょうか。今でも思います。
また、私がそう感じていても、同じ体験をした人達はそう考えなかった、ということへの失望と憤りが芽生えました。まあ、次のようなことがあったからです。
いくら震災を経験した人達であっても、中学でいじめはありました。女性への偏見や差別がありました。セクシャルマイノリティへの差別もありました。段々みんなはなんとなく忘れていって、偏差値がうんぬんとか運動部ではない文化系の部活はうんぬんとか。無意味な膨れあがった自意識に振り回される子どもがそこにいました。
つまんない!つまんない!
そんな環境を改善できなかった自分も、そうなってしまった人達も全員つまんない!
いくら自分が大変な経験をしたからといって、他者に対して必ずしも寛容になれる訳ではない。想像できない他者に人は何かをしようとは思わない傾向がある。自分なりの検討をしての妥当性ではなく社会的立場のみをみて物事を正しいと判断する人がいる。構造を疑わない人が居る。他人のためであると行動しようとしても、他者の境遇を知ろうとはいない人もいる。逆も然り。境遇を知っても、行動しない人もいる。 それらを、無視することで解決ということに”してしまおう”とする人達がいる。
不合理な人間のあり方が続いて、ぐるぐる同じ所(差別と排他)を回っては人生を終えていく人達を見送る。
アシモフの「堂々巡り」よりも悪い堂々巡りですよ。つまんない!みたことある!
いー加減、そういうことがわかっているならば、予測できてしまうならば、それを常とせず先に進みたい。先に進まなければならないじゃないですか?
科学技術が進むことで救われる人は確実にいる。芸術があることで心が救われる。誰かと協力することで、”何か”ができたりみえてくる。
倫理と学問に信仰を。様々な人が、それらにアクセスできる社会を。
色んな人と新しい先が見たいです。
4.関連しておすすめの作品
(3DSゲーム)ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー:スクウェアエニックスのサイトへのリンク:「勇気をもって、デフォルトを選ぶ」ということ。
:ルクセンダルク紀行:公式YouTube:上のゲームのゲームコンサート&”””公式イメソン””” 進撃の巨人の「紅蓮の弓矢」を手がけたRevoっていう人はこういうこともやっちゃうんですよ。ちなみにRevoはこれくらい寄付してくれた。
アトム・ザ・ビギニング:Web漫画へのリンク:SFと社会について。
その夜 「あの大震災」が起きた
呪術廻戦:リンク張らなくてもわかるかも。この評論がおすすめ。
(誤字・脱字の報告、ここわかりにくい~!等あればぜひ連絡お願いします。
大変恐れ入りますが、ご指摘ください。)