丸谷才一『文章読本』における修辞技法(レトリック)の分類表(丸谷才一『文章読本』読書メモ)
(2023/6/9 更新:ファイルの内容を一部変更しました。)
丸谷才一『文章読本』の「第九章 文体とレトリック」では、「隠喩(メタファー)」や「直喩(シミリー)」といった一般的なものから、「パリソン」等の普段は目にしないものまで、結構な量の修辞技法(レトリック)が紹介されています。丸谷はそれらを非常にわかりやすく説明してくれているのですが、私はふと思いました、「これらを分類し整理すれば、各々がよりわかりやすくなるのではないか」と。
各技法を体系的に整理した分類表は、たぶん修辞学の領野に存在するでしょうが、私は寡聞にして知りません。ですから、自分で作ってみました。折角なので公開いたします。本書を読まれている方やこれから読もうとしている方の参考になれば幸いです。なお、各技法の詳しい説明は、上述のとおり本書でなされているため、(注釈を除いて)あえて贅することは致しません。気になった方は、ぜひ丸谷の『文章読本』を手に取ってみてください。