the new(ザ・ニュー)とは何なのか?
はじめましてtheDANN株式会社の代表の井本(いのもと)です。
以前自身について、noteに書いたのですが創業してから日にちが経ち、改めて、今後theDANN(ザダン)をどう進めていくのか、また新サービスのthe newとは何なのか?について書こうと思います。
新卒と転職で選んだ会社の軸は何か
まず新卒で楽天に入社してから47という恵比寿にある不動産ベンチャーに入るまで、一貫して地方創生が軸としてありました。これは、創業したtheDANNでも変わらずでして、ジョインしていただく方には、毎回必ず説明しています。(説明されてない人いたらごめんなさい)
なぜ地方創生なのか
幼少期(90年代前半頃)に千葉に住んでいまして、週末は父親とよく近所の商店街にマウンテンバイクで遊びにいっていました。
当時は人が集まり活気があったのですが、高校生くらいのころにたまたま行く機会があり、商店街にいったところ、人は閑散としておりいわゆるシャッター商店街になっていました。下のGoogleストリートビューのままの雰囲気です。
よくいっていたお店も看板を残したままシャッターが締められていました。あのときのお店の人や賑わいのあった人たちはどこへ行ってしまったんだろう、、そんな幼少期から高校生までのきっかけを元に地方の人口減少や少子高齢化などを解決する地方創生について興味を持つようになりました。
お酒と地方創生
地方創生に興味を持った際に、特にお酒の文化の消失について興味を持ちました。大ヒットアニメ映画「君の名は」にでてきた口噛み酒の通り、神社では古くからお酒をお供物として使ってきました。日本酒は特に江戸中期頃から、地元で消費されるお酒として日本全国に広がり、未だ地方のお酒(日本酒)は地酒と呼ばれるように、7〜8割程度は地元で消費(地産地消)されているのが、現状です。
地方の人口減少や食の多様化に伴い年々酒蔵の数は減少し、平成元年に2,327蔵あった酒蔵は、平成29年には1,371蔵まで減少しました。これは、平成の間に約1,000蔵程度の酒蔵がなくなったことを意味しています。
江戸時代中頃から250年近い伝統のあった酒蔵がなくなったことは、その地域と深く結びついた食文化自体がなくなっていることにも近いと個人的には考えています。一方で地域活性の施策を行政が打っているものの、日本全体の人口減少は止まらないため、地方創生の文脈では他の手段を考える必要があると思います。
解決策は食の多様化
近年、若者のお米離れや和菓子離れがニュースで取り上げられるのをたまに目にしますが、これは解決するのが難しく、避けられない事象だと思います。一方で、ユネスコ無形文化遺産に和食が登録されたという日本食が盛り上がる話題もありました。
これはある意味、若者は西洋の文化を受け入れる一方で、和食ブームが海外(主に米国や香港、台湾)であるように、グローバルで食の多様化が進んでいるというのを仮説として持っていました。
フランスのワイナリーも経営が厳しい
先ほどの日本で起きている和食離れのような現象は、海外でも起きており、フランスでは若者のワイン離れがあるそうです。
1980年になるとフランス人の1人当たりのワイン消費量は年間約95リットルだったのが、1990年には71リットルに、そして2000年にはたったの58リットルにまで減った。こちらは、20年間の間に半分近く年間の量が減ったことになります。もちろんアルコール離れによる消費減少も多いと考えられます。
ワインも日本酒も輸出は好調
ワインと比較すると日本酒の市場規模はかなり小さいですが、フランスワインも日本酒も輸出は年々増加傾向にあります。これはまさに先ほど触れた食の多様化の良い点だと考えられます。
つまりグローバル視点での地方創生がこれからの時代必要だと個人的には、感じています。自国の文化を他国にPRし、積極的に購入してもらうことで、結果地方の売り上げも潤うようなイメージです。
the newで実現したいこと
the newではソムリエ様やフードコーディネータ様の個の力を大切にしながらも、グローバルの視点での地方創生を実現したいと考えています。まずは、サービスのコンセプトをしっかりと伝えるためにも、ワインから始めるのではよいのではないかと考え、ワインと食をテーマにペアリングを提案するワインのECサイトをつくりました。
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