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SDGsオンライン視察旅行は、“お財布と時間と心に優しい&易しい旅”でした。

RI-CO編集部です。
これから少しずつ、RI-COのメンバーが参加した社会見学や勉強の内容をnoteに残していきます。今日はその第1弾です。

WEBで行けるスウェーデンでSDGsを学ぶツアー

先月、One Planet Café×井関産業株式会社さん共同企画の、第4回スウェーデン・オンラインツアーに参加しました。
スウェーデンもSDGsも初心者の私でしたが、オンラインツアーという気軽さで、楽しい体験ができたので紹介します。

参加のきっかけ

私達の会社では、エシカルについて学ぶために一般社団法人エシカル協会に最近参加をしました。

こちらの協会の事務局の方から、協会の行事ではないけれど、気軽にオンラインで勉強できますよ、と教えてもらったことをきっかけに参加することになりました。

このツアーは、あまり大々的に募集されているようなものでもなく、初心者の私としては、他の参加者とのレベルが合わないんじゃないか・・・という不安を抱えて参加しましたが、結果としてはとっても気楽に楽しむことができました。
自分側のカメラもマイクもOFF、でOK。テレビを見る感覚でスタートできるけど、双方向のコミュニケーションもとれるので、参加者の皆で一緒に体験しているという感覚はしっかりありました。

主催者側の皆さんも、「気楽に聴講して、最後のFika(コーヒーを飲みながら意見交換)の時間に、積極的に参加したくなったら遠慮なく参加してね」と言って下さいました。
ビデオでの発言は緊張しますが、文字チャットのコメントあたりから入るとハードルも低そうです。

子育て世代で「興味あるけど行けない私」にはありがたかった。

参加費は一般3000円。学生2000円。2時間の映像ツアーと、30分のFika。
オンラインなので、子供が小さいから海外視察は行けないという人も気軽に参加できる。旅費いらず、荷物いらず、パスポートいらず。
進行役の方も「飛行機燃料も使わないエコ」だとおっしゃっていました。
もちろん、いつか現地視察も行きたいのですが、それまでに、こういうオンラインツアーで知識の下準備をしておくと、初回訪問から有意義に過ごせそうです。

ツアー体験内容

1.重工業から環境の街へ変化したマルメ市へ
ツアーは、飛行機を降りたところから、公共交通機関などを利用してマルメ市に移動、街の様々な場所をめぐるストーリーで展開されました。
移動中の景色の中に、リサイクル素材を使った橋や、洋上風力発電の景色が飛び込んできました。

オーレンス橋

マルメ市というところはSDGsへの取組では、世界的に有名なところなんですね。ネットで検索すると沢山情報が出てきますが、マルメ市の過去は重工業が発展した街で、環境面ではマイナススタートで今に至っているということが印象的でした(下記のHPに短くまとめられています)。

2.初心者として印象に残ったこと
たくさん見学も学びましたが、今回はモノやごみに着目して「小さい工夫が大きな影響を与えている」と感じた部分を3つだけ紹介します。

分別種類は多、いつでも回収、洗わなくてOK
街のいたるところで、24時間分別回収が行われていて、100種類を超える分別も日常的だそうです。日本と違って容器を洗う必要がなく、気軽に回収に出せると知り、小さな面倒を省くことで回収率も上がりそうだと感じました。
日本では、ほとんど燃やすゴミの生ごみですが、生ゴミは回収後、バスのバイオ燃料などに使用しているそうです!

②修理できるか?というものさし
物を購入するときに「修理できるか」というものさしが普及して、メーカー側も部品を保管するルールがあるそうです。部品が廃番で修理できず、残念と思いつつ買い替えた経験、わりと多い気がするのは私だけかな?
個人的に、修理するというものさしについて、もう少し詳しく学びたいなと感じました。

③デポジット容器容器
容器は借り物、という考え方。瓶やボトルにはあらかじめ容器代が上乗せされているけれど、返却するとお金やポイントで戻る仕組みが採用されていました。いらない容器まで買わなくて良いし、返却も楽しめそうですね。
ちょっと昔の話ですが、日本でも酒屋さんに酒瓶や醤油瓶を返却すると何円か返してもらえた時代がありましたよね。
洗浄や返却運搬などを考えると、規格が多様化しすぎない方がいいのかな。

頑張らなくても続けられることが大切

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自分はまだゴミの分別もきちんとできてないけど、環境問題に貢献したいという気持ちをお持ちの方は多いだろうと思います。(私もその一人)
自分の努力不足もあるとはいえ、環境が不便で難しい部分もありますよね。例えば、資源ごみは朝何時から何時の間に回収場所に持っていくというルールだったりすると、早朝に出勤する人や子育て世代には難しいし、せっかく分別したプラも、住んでいる地域では回収していないとかいうこともあります。
今回のツアー参加では、“頑張らないでできる仕組み”をたくさん見ることができました。私たちの生活のまわりにも、ちょっとハードルを下げることで、みんなが参加できる余地がありそうだと感じました。

今後の企画はいつ?

次回は「スウェーデンのサステナブルなモビリティと街の体験」というテーマで開催されるそうです。移動は現在は化石燃料を多く消費している分野でもあり、持続可能な工夫は経済の第一線で注目されています。

色々なところでオンラインツアーが企画されていると思いますので、旅行と勉強の両方を兼ねたり、リアルの旅行の前の予習としてもとっても有意義な時間になりますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

私たちRI-COで生かせること

・モノの生産者としてできること
売ったら終わりではなく、流通や廃棄の流れまでしっかり確認し、楽しさを忘れないこと。
これまでは、商品を作る時の原材料や燃料、使用済み品のリサイクルすることばかりを重視していましたが、この体験を通じて「流通の事情」で発生するエネルギーや廃棄品の問題にも、もう一度向き合おうと思いました。

・サービスの提供者としてできること
RI-COの背景のひとつに「やさしさ」という考え方がありますが、”優しさ”だけではなく”易しさ”が大切だと実感しました。
難しい方法ではなく、購入、使用、廃棄のプロセスで、使う人が「簡単で楽しく環境に貢献できる」工夫を考えることが私たちの使命だと学びました。

RI-COの自己紹介も間もなくアップします。
運営会社のHPも形だけは完成しました。


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