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第四・五回講座【2023/12/24】【2024/01/27】

🌷はじめに



現在月に一度のペースで行っているシアターハナイロの【演劇トレーニングで高める、表現力&コミュニケーション力UP講座】(以下、コミュ講座)の過去講座のレポートです。
🌸シアターハナイロとは・・・
 名古屋市で活動する演劇ユニット。
 「演劇に触れたことのない人にも演劇の面白さを伝えたい」
 「趣味の演劇を広めたい」
 「演劇を通して自己成長してほしい」
 「演劇を通して一緒に何かが出来る繋がりを作ってほしい」
 そんな目的から生まれた人と人を繋げるための演劇集団です。
 現在のメンバーは二名。
 主催者は当ブログの中野浩作とあきら。
 中野浩作のプロフィールはこちら↓↓↓
 


過去の講座のレポートを掲載いたしますので、演劇に興味のある方や何か新しい物事に挑戦したいと考えているあなたの参考になりましたら幸いです。
現在はオフラインのみの講座となっておりますが、今後はオンラインでの開催も視野に入れておりますので、注目していただけると嬉しいです。
ちなみに、公式LINEもございます。更新頻度は遅いですが、シアターハナイロの活動を適宜配信しておりますので、よろしければ友達追加、お願い致します!
🌻シアターハナイロ公式LINE↓↓↓

🌼2023/12/24 第四回講座開催

なぜ、この記事だけ【第四・五回講座】となっているのか。
それは・・・。

受講者が0人だったからです💦💦💦
土曜日のクリスマスイブは世間の皆様は忙しいということを痛感いたしました。
そしてこれは、集客を上手くできなかった主催者中野を叱りつける、アシスタントあきらの図。

アシスタントに平謝りの講師(笑)

今後とも精進いたします😥

🌼2024/01/27 第五回講座開催


🌼講座概要

参加者数:5名(男性:4名 女性:1名)
ワーク内容
●講座概要
●名前を使ったアイスブレイクゲーム
 ・私を一文字で言えば
 ・他己紹介
 ・共通点はなんだ?
●体を使ったワーク
 ・円形ストレッチ
●コミュニケーションゲーム
 ・007ゲーム
 ・わたし、あなたゲーム
●演技ワーク
 ・何の話?

🌼講座詳細

2023年中に行った第一回~第三回の講座内容を踏まえ、第五回講座から参加者同士のコミュニケーションに特化した内容の演劇ワークを取り入れました。
先の講座内容では、実際に舞台演劇の場で行わている練習(主に講師の中野が経験してきたこと)を初心者の方でも体験できるように調整した形で行ってきましたが、第五回講座では初心者の方でもより楽しめる演劇ゲームを中心とした講座を目指しました。
初心者でも楽しめる、というと、演劇経験者の方には少し物足りない感じがするかもしれませんが、演劇経験のある方にも十分に発見のあるゲームばかりで、むしろ、演劇経験があるからこその気づきを与えてれるのではないでしょうか。
アイスブレイクゲームとして行った、
・自分を一文字で表すと?
・他己紹介
はそれぞれ「自分」と「他人」を明確に意識化して他の人とコミュニケーションを積極的に行うためのツールとなりました。
普段、自分のことを説明する時、あなたは何と説明しますか?
・生年月日
・職業
・趣味
・仕事
・好きなこと
・嫌いなもの
「自分」を表現するのに、色々な言葉を駆使して説明することが多いと思います。
ですが、ワークで行った「自分を一言で表現すると」を行うと、自分が要約されます。
そして、どの一言が自分を一番うまく表現できるのかという考えを巡らせることになります。
考えて考えて、一番知ってもらいたい自分を他人に伝える。
これってとても嬉しいことではないですか?
人とは色々な側面や顔を持っているものです。
しかし、本当の自分や一人でいる時の自分を表に出す機会というのはあまりないものです。
そして往々にして、本当の自分を説明する時は意外と少ない言葉で済んでしまったりする。
そのシンプルにして強い言葉を探すことが自分とのコミュニケーションにもつながるのです。
他にも様々な新しい演劇ワークの試みを行いましたが、今回はここまで。
他のゲームについてはまた次回の講座紹介でご説明させていただきます。

🌻コミュニケーションすることについて

私(講師・中野)は演劇に触れることになって、20年になります。
途中休んでいる期間を省くと、実際には15年程度となりますが、演劇は私のライフワークの一つと言えるでしょう。
これだけ長い期間演劇に関わっていると、折々で先輩の至言を頂くことがあります。
そんな中でも、未だに私の中で演劇を行う上で大事にしている言葉を紹介したいと思います。
2006年(今から18年前!!!)に愛知県文化振興事業団主催のAAFという公演に参加した時のことです。
演出家は関西で一世を風靡した惑星ピスタチオの西田シャトナー氏(佐々木蔵之介さんが所属されていた劇団です)。
シャトナー氏の稽古はとても厳しく、その後の私の演劇人生に多大な影響を与えました。
厳しい稽古の中、シャトナー氏が繰り返し言っていたことがあります。
「自分だけ目立とうとするな」
「他の役者を助けろ」
「他の役者を輝かせろ、それが自分を輝かすことになる」
舞台というのは不思議な場所で、あの場所に立つと、自分は特別な存在になったような全能感や無敵感が体と心を支配します。
そして、もっと自分を見てほしいという気持ちが湧き上がってくるのです。
自分の演技を見てほしいという強い欲求が働きます。
しかし、シャトナー氏はその欲求に打ち勝てと言いました。
「自分の事ではなく、一緒に舞台に存在している誰かの為にお前は舞台に立っているのだ、そのことを忘れるんじゃない」
20年近く経って、様々な人生経験を積んでいくと、シャトナー氏の言葉の重みは演劇でだけなく、人生の様々な局面で響く言葉だったなとしみじみ思うのです。
会社で仕事をしているとき、自分のことしか考えていない人と一緒に仕事をしたくはないし、交流会などで自分語りが止まらない人に対して自分の事が全然話せなかったりするとき、
「もっと人のことを考えればいいのに」
と、シャトナー氏の言葉を思い出すのです。
演劇とはコミュニケーションです。
台本との、観客との、共演者とのコミュニケーションです。
コミュニケーションを取るためには前提として、他人がちゃんと存在する場所であることを自覚することが非常に大切になってきます。
自分を押し付けるのではなく、他者の存在を認め、他者の存在を受け入れ、自分の力に変えていく。
そういった能力は個人の能力云々よりも先に養うべき力ではないのかと、思います。

今回は、こんなところで。
どうぞ、今後ともシアターハナイロをよろしくお願いいたします。
シアターハナイロ
中野浩作

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