第七回講座【2024/03/30】
🌷はじめに
現在月に一度のペースで行っているシアターハナイロの【演劇トレーニングで高める、表現力&コミュニケーション力UP講座】(以下、コミュ講座)の過去講座のレポートです。
🌸シアターハナイロとは・・・
名古屋市で活動する演劇ユニット。
「演劇に触れたことのない人にも演劇の面白さを伝えたい」
「趣味の演劇を広めたい」
「演劇を通して自己成長してほしい」
「演劇を通して一緒に何かが出来る繋がりを作ってほしい」
そんな目的から生まれた人と人を繋げるための演劇集団です。
現在のメンバーは二名。
主催者は当ブログの中野浩作とあきら。
中野浩作のプロフィールはこちら↓↓↓
過去の講座のレポートを掲載いたしますので、演劇に興味のある方や何か新しい物事に挑戦したいと考えているあなたの参考になりましたら幸いです。
現在はオフラインのみの講座となっておりますが、今後はオンラインでの開催も視野に入れておりますので、注目していただけると嬉しいです。
ちなみに、公式LINEもございます。更新頻度は遅いですが、シアターハナイロの活動を適宜配信しておりますので、よろしければ友達追加、お願い致します!
🌻シアターハナイロ公式LINE↓↓↓
🌼2024/03/30 第七回講座開催
🌼講座概要
参加者数:5名(男性:5名 女性:0名)
■ワーク内容
●講座概要
●名前を使ったアイスブレイクゲーム
・私を一文字で言えば
・他己紹介
・間違い探し
●体を使ったワーク
・円形ストレッチ
●コミュニケーションゲーム
・円形視線キャッチ(Aパターン、Bパターン)
●体のワーク
・真似をしてみよう
●感情と感覚の開放レッスン
・緊張とリラックス
・感覚の再体験
●演技のワーク
・ワンポーズセリフ
・誰の話をしているのかあててみよう
🌼講座詳細
私達の講座では毎回、参加者さんの様子を見ながら、細かく内容を変化させながら行うゲームを決定しています。
なので、何度参加いただいても、初めてのゲームがありますし、新しい刺激があり、新たな感覚の発見をすることもできます。
さて、今回の講座で初めて行ったゲームは以下のものとなります。
・円形視線キャッチ
・真似をしてみよう
・ワンポーズセリフ
・誰の話をしているかあててみよう
「円形視線キャッチ」
★Aパターン
・円形に立ち、最初は下を向いて合図で顔を上げます。
誰かと目が合っていたら座ります。
★Bパターン
・円形に立ち、最初は下を向いて合図で顔を上げます。
誰かと目が合ったら・・・
ここまでは一緒なんですが、Bパターンでは目があったら、以下の動作を行います。
「めっちゃ喜ぶ」
「めっちゃ悲しむ」
手軽にコミュニケーションを意識したり、感情の開放も出来るのでお勧めのゲームです。
(目が合っているのに座れなかったりすると悲しい気持ちになったりします(笑))
「真似をしてみよう」
・向かい合って二人で立ち、最初に動く人を決めます。
動く人はゆっくりと何でもいいので手足を動かしていきます。
もう片方の人はその動きをトレース(真似)をして同じように動いていきます。
動く人は真似をする人を振り切らないようにしましょう。
慣れてきたらだんだん動きを早くしていくのもありです。
途中、合図で動く側と真似る側を交代して行います。
身体とコミュニケーションを使った結構汗をかくゲームです。
「ワンポーズセリフ」
・一人が何でもいいので、何かポーズを取ります。
そのポーズに周りの人がポーズに合ったセリフをアテレコします。
アテレコされたセリフで気に入ったものがあったら、ポーズをとっている人はそのセリフを言っておしまいです。
一つのポーズから想像力を働かせて、いろんなセリフを思いつく限り言ってみましょう。
ドラマとは想像力から生まれるのです。
「誰の話をしているかあててみよう」
・何人かのチームになります。三人ぐらいが適正でしょうか。
テーマを決めます。
「楽しかった思い出」「刺激的な体験」「恋の話」
等々、なんでもOKです。
テーマが決まったら、チームでそれぞれテーマに沿ったエピソードを紹介します。
そしてここからが本題。
チームで発表するエピソードをメンバーのうちの一人から選び、他のチームへ発表をします。
自分のエピソードを選ばれなかった人は選ばれ人のエピソードをまるで自分の話かのように発表してください。
つまり、三人の内、二人は嘘、一人は本当の話をしているということになります。
他のチームや見ている人達は本当の話をしている人を当てるというゲームです。
本当のことを話している人を当てるという観察力も必要ですが、自分の事じゃないことを話す人もどうすれば自分のことのように物事を伝えることが出来るのか考えることもできる演技ゲームです。
🌻想像することについて
「演技する」ということはとてもいろいろな要素が絡んでくるので、一概には括れないものですが、今回は演技をすることに必要となる「想像力」についてお話ししたいと思います。
台本に書かれている人物はあなたではありません。当然ですが。
しかし、あなたはそこに書かれている人物を演じなければなりません。
その為には何が必要か。
台本に書かれているセリフやト書きの情報、演出家の提示する状況等を拾い集めて、キャラクターの造形を行っていきます。
舞台はどこですか?
現代日本? 幕末? ファンタジー世界?
何歳ぐらいですか?
若者? 20歳前半ぐらい? おじさん? お婆さん?
性格は?
元気がある? ネガティブ? 乱暴者? 礼儀正しい?
等々・・・。
台本という物語の中にある情報を拾い集めるだけでもたくさんの事象があることに気が付くでしょう。
さて、ここから如何にしてこの人物を演じるのかというと、とにかく妄想することです。
この人はどんな人なんだろう?
例えば、舞台設定が現代日本だとしたら、想像しやすい部分も多いかもしれません。
自宅の様子、社会情勢、建築物・・・。
様々な要素が自分自身と近いと普段触れている世界から様々な情報を流用して想像をすることが出来ます。
では、ファンタジーの世界はどうでしょう?
昨今、ファンタジー世界の解釈もどんどん多様化していますから、なかなか難しいのではないでしょうか?
中世ヨーロッパ風? サイバーパンク風? 魔法はある? モンスターは存在するのか・・・。
キャラクターが生きている世界、空間、そういったモノを細かく想像していくと役がどういった人物なのかだんだんと見えてきます。
あなたが想像した世界、台本に書かれている世界の事を考えていくと、その世界の中で人物がどのように生活しているのかが見えてくるでしょう。
そして、台本の他の人物とのやり取りを読み解くことによって、関係性も見えてきます。
感じたことのない感情、出来事、そういったことが台本の中にはたくさん書かれています。
そして感じたことのない感覚を体験させてくれることが演技の素晴らしい部分です。
たくさんの妄想や想像をしてみてください。
それが演技の入り口になるのです。
今回は、こんなところで。
どうぞ、今後ともシアターハナイロをよろしくお願いいたします。
シアターハナイロ
中野浩作
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