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第六回講座【2024/02/23】

🌷はじめに



現在月に一度のペースで行っているシアターハナイロの【演劇トレーニングで高める、表現力&コミュニケーション力UP講座】(以下、コミュ講座)の過去講座のレポートです。
🌸シアターハナイロとは・・・
 名古屋市で活動する演劇ユニット。
 「演劇に触れたことのない人にも演劇の面白さを伝えたい」
 「趣味の演劇を広めたい」
 「演劇を通して自己成長してほしい」
 「演劇を通して一緒に何かが出来る繋がりを作ってほしい」
 そんな目的から生まれた人と人を繋げるための演劇集団です。
 現在のメンバーは二名。
 主催者は当ブログの中野浩作とあきら。
 中野浩作のプロフィールはこちら↓↓↓
 


過去の講座のレポートを掲載いたしますので、演劇に興味のある方や何か新しい物事に挑戦したいと考えているあなたの参考になりましたら幸いです。
現在はオフラインのみの講座となっておりますが、今後はオンラインでの開催も視野に入れておりますので、注目していただけると嬉しいです。
ちなみに、公式LINEもございます。更新頻度は遅いですが、シアターハナイロの活動を適宜配信しておりますので、よろしければ友達追加、お願い致します!
🌻シアターハナイロ公式LINE↓↓↓

🌼2024/02/23 第六回講座開催


日常の言葉を必殺技に!!!

🌼講座概要

参加者数:6名(男性:5名 女性:1名)
ワーク内容
●講座概要
●名前を使ったアイスブレイクゲーム
 ・私を一文字で言えば
 ・他己紹介
 ・共通点はなんだ?
●体を使ったワーク
 ・円形ストレッチ
●コミュニケーションゲーム
 ・007ゲーム
●集中力を上げるゲーム
 ・カウントUPゲーム
●感覚と解放を広げるワーク
 ・感覚の再体験
 ・空想旅行レッスン
●演技ワーク
 ・暗闇探索
 ・日常のワードを必殺技にする!

🌼講座詳細

第五回講座で行ったいくつかのゲーム内容はそのままに、参加者の皆様の経験や雰囲気に合わせて、新しいゲームやワークも取り入れました。

今回の参加者の方の中には芸能活動をされていた方や、俳優として活動されていた方、これから演劇を経験してみようと考えている方などのご参加ありましたので、これまでの講座ではあまり行っていない「セリフ(決まった会話)」を用いたゲームや「言葉」に感情を乗せて大声で発する等の少し演技的なワークを取り入れて行いました。

その為、全体のゲームやワークの構成も、演技的なものを行いやすくするための流れを意識して構築させていただきました。

ちなみに、それぞれのワーク&ゲームに役割を与えるとこんな感じです。

①【コミュニケーションを意識する】
●アイスブレイクゲーム
●体を使ったワーク
●コミュニケーションゲーム

②【自分を解放するために意識を集中する】
●集中力を上げるゲーム
 ・カウントUPゲーム

③【自分の中に眠っている感覚や感情を意識する】
●感覚を広げるワーク
 ・感覚の再体験
 ・空想旅行レッスン

④【感覚や感情を開放する(演技する)】
●演技ワーク
 ・暗闇探索
 ・日常のワードを必殺技にする!

舞台上で演技をするのは「嘘を吐く」こととは違います。
演技で利用するのはいつだって、自分自身の感情や感覚です。
しかし、普段自分が何を感じているのか、普段自分がどんなことを考えているのかというのは賑やかな日常の中で体感することが難しいこともあるでしょう。
ワークの中でそういった忙しい日常から「自分」を取り出し、「自分」をよく観察する。
自分の中には何があるのだろう?
自分はこれまで何を感じてきたのだろう?
そういった部分に目を向けて一つ一つ丁寧に感じることで、それを演技をするきっかけを見つけていく。

演技をする前に、一度自分の中に何があるのか感じてみるということはとっても大切なことなんです。
そして、自分の内側に何があるのかを発見させてくれるもの演技の、ひいては演劇自体の魅力かもしれませんね。

特に、こちらのワークは自分の内側の感覚や想像力を広げるためのワークとしてとても有効で、メディテーション効果も高いので、ワーク中に心地よい空気感がスタジオを満たしてくれてとても安らぎます。

③【自分の中に眠っている感覚や感情を意識する】
●感覚を広げるワーク
 ・感覚の再体験
 ・空想旅行レッスン

私達の感情や感覚は記憶を紐解いていくとたくさんのモノが入っています。
一つの状況や情景を1つ1つ丁寧に思い出し、体感していくことでその時の状況や情景が見えてきます。
その、記憶の中の景色やその時感じた感情が演技のきっかけとなります。
今、目の前にないものを外側に表現することが、演技をすることの醍醐味だとするなら、この自分の内側(記憶)に眠っている形の無いものをどれぐらい意識するのかということは実際に演技を行う上でとても有効なトレーニングとなるのです。

そして、空想旅行レッスンでは自分の想像力を楽しんでもらうためのワークです。
このワークでは講師(私)の先導で想像力の中で旅行をしてもらいます。
遠い見たことがない景色を見たり、触ったことがないものを感じてみたり、想像力を広げることで、感じる力がupしていきます。

こうした感じる力をupさせる演技ワークを行うことで、普段の生活での表現力を豊かにすることが出来るようになるのです。

🌻感じる力と表現力について

演技を行う、あるいはなんれかの表現活動を行う、あるいは表現豊かに生活したい。
そんな時、
「表現力がもっとあればなあ・・・。」
という気持ちが湧いてくるかと思います。

演技の中の表現力とは、台本に書かれた役の感情や気持ちなどをどれぐらい豊かに演じるのかということ。
楽しいや悲しいにもたくさんの種類がありますし、演技自体の奥行などもあいります。

音楽やダンスの世界も同様に、音の出し方、体の動かし方のひとつひとつに演奏者やダンサーの想いや感情が合わさり、多くの表現が生まれます。

日常生活においての表現力とは、例えば、自分の感情を人にわかってもらいたいとか、言葉にならない気持ちを人に伝えたりする方法、といったところでしょうか。

さて、こういった私達の生活の身近にある表現力ですが、豊かな表現力を身に付ける&向上させるためには、自分自身のモノを感じる力が大きく関わってきます。

例えば、冬の寒い日にあなたは何を感じますか?
「寒い」
「冷たい」
「冬だな」
「なんだか暗い気持ちがする」
「冬の空気は心が凛とする」
「懐かしい」
一つの情景、一つの状況でも、人によって感じることは様々です。
この、「一つの状況から色々なことを感じ取ること」が感受性の豊かさです。

そして、感受性の豊かさとは表現力を上げるための道具ともなります。

演技をする際、楽しい演技が一つしかないのなら、「楽しい」という感情のパターンが少ないのかもしれません。普段、自分が楽しいと感じることをつぶさに観察してみてください。
・どう楽しいのか?
・なぜ、楽しいと感じるのか?
・楽しいとどんな形が思い浮かぶのか?
・どんな色が思い浮かぶのか?

ただ「楽しい」というシンプルな感情を表現するのにも実際にはたくさんの情報が隠されていますし、そういった情報をどのぐらい体感することが出来ているか。
つまりは、「楽しい」という表現をするのに、どのぐらいの道具を有しているのかということが大切になるのです。

そして、その道具は普段のあなたの生活の中で感じていることをつぶさに観察することで無限に近い量のモノが見つかります。
道具を見つけた後は、その道具を如何にして使っていくのかということになり、この道具の使い方によって、豊な表現が可能となるでしょう。

今回は、こんなところで。
どうぞ、今後ともシアターハナイロをよろしくお願いいたします。

シアターハナイロ
中野浩作


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