The-town

主に読んだ本や日々思ったことをつらつら書いてます。 好きな本が同じだったら、話せると嬉…

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主に読んだ本や日々思ったことをつらつら書いてます。 好きな本が同じだったら、話せると嬉しいです! ちなみにインフラエンジニアなので、そこら辺も書こうとしてます!

最近の記事

人類にコミュニケーションは早すぎた

この本を読んでドキッとした。自分がやっていることだと思った。 読んだ本ハルシネーションを起こすのはAIも人間も同じ人間が言葉を認知するには、スキーマをもとにしている。このスキーマは人によって違うので、同じ言葉でもとらえ方がちがう。 たとえば というやり取りがあったとする このとき「あ、単純に理由が知りたいんだな。これこれですよ」と、とらえる人もいれば「え、理由? なんでそんなこと聞くんだこの人。なんか怒っているのかな」と感じる人もいる。 さらに と言われたらどう思

    • 積読未満

      わたしの仮想書棚には数百冊の積読未満がある。 気になっている本、読みたい本はあるだろうか。 それはあなたを待ってくれている本だ。 あなたに読んでもらいたい、その順番を待っている本たち。 あなたの前に並んでくれている行列なんだ。待ってくれている本がいて「おまたせ、今から読むよ」って、そういうつながりが読書じゃないだろうか。 仕事でつかれて帰ってきて、あったかい食事とやさしい声が聞けたらいやされる。 待ってくれている人がいるのは幸せなことだと思う。 読書も同じで、待ってく

      • 調べて、つなげて、考えて、そうやって学ぶ

        ぜんぜん知らない概念や技術、会社について学ぶとき、私はドローツールで調べて、つなげて、考えます。 ここではその方法をお伝えできればと思います。 どんなときに適しているか広い範囲を探索したり、論点を探したいときに使います。 「そもそもこれってなんだっけ?」 「新しく今の部署でできることってないかな?」 みたいなざっくりした問いかけをぎゅっと絞りこんだり全体整理に使うことが多いです。 どんな方法で進めるのか大まかに3つのステップで進めます。 調べて書き出す 書き出し

        • 掃除って、集めるだ

          あ、そうか、これは集めているんだ。 家の中が汚い。散らかっている。郵便受けから取ってきたチラシや封筒は置きっぱなしだし、家の3箇所にあるゴミ箱もあふれ気味。洗面所には髪の毛が落ちていて床が白系だから目立つ。 掃除しなきゃ。でも掃除ってなんだっけ。クイックルワイパーとか掃除機とかで床を掃いたり、机や床、ソファーの上に置いている本や服やチラシを棚に整理したりすることだろうか。 それもそうだけど、もっと言えば掃除は集めるためにやっているのではなかろうか。ほうっておけば散らかっ

        人類にコミュニケーションは早すぎた

          人見知りエンジニア、相談することを覚える(前編)

          「相談のやり方って、わかる?」 マネージャーのミサキは言った。 「相談のやり方ですか」 「そう」 ミサキと舞山は1on1面談をしていた。 「ええと・・・・・・」 舞山は少し困惑したが目を逸らさずに考えた。 「じゃあ、やってみよう。お客様へ提出するドキュメントの作成を依頼したとしよう。Azure環境の設定値を書いた設計書ね。これ書いてって言われたときにどう動く?」 彼女と舞山はオフィスのオープンスペースにいた。淡いベージュのソファーが置いてあって近くに観葉植物が植え

          人見知りエンジニア、相談することを覚える(前編)

          あ、これだけで本読むんだ

          リビングテーブルの隅っこに5~6冊の本が積み重なっている。 これだけで本を読むようになりました。 引っ越してから本棚の場所が変わって、家の奥にあるんですよね。 だから「あー、なんか読もうかな」って思っても「うーん、本棚まで行くの面倒くさいな。スマホでちょっとnote見てからにするか」とか「ドラマ見るか」とか別のことに時間使っちゃうんです。 そんなんで今までのペースよりも、ぐっと減っていた。そんなに多読じゃないけど、毎日少しづつ読んでいたのに読まない日が何日かできていた

          あ、これだけで本読むんだ

          オヤジの飯がうめぇから

          俺がケンカをやめたのは、オヤジのみそ汁がうまかったからだ。 タバコも止めた。高校生のくせに生意気だったんだよな。今ならわかる。だけど、最初はセンコウから隠れてトイレの中でスパスパ吸うのが気持ちよかった。先輩からもらえたから手に入れるのは楽だった。 けど、タバコは舌をおかしくする。味がわからなくなっちまう。それは困るだろうなと思った。 後輩からのカツアゲもしなくなった。 なんでそんなことが楽しかったのか、もうわからない。それよりも帰って飯を食う。みそ汁を飲む。それだけで良

          オヤジの飯がうめぇから

          人見知りエンジニア、飲み会を断る

          彼は飲み会に行かないエンジニアだった。 忘年会でも新人歓迎会でも、アンケートが回ってくると悩まず欠席を選択する。 新人歓迎会が行われる5月。 「期待してるよ、島田の一発芸!」 「うわ〜、無茶ぶりじゃないですか!」 「2年目は盛り上げるのが役目でしょ!」 オフィスの中ではしゃぐ人たちがいた。 「舞山くんってさ、飲み会来ないの?」 当日の朝に、幹事の先輩が話しかけた。 「ええ、まあ」 「役員の人とか本部長とかもいるし、来たほうがいいよ。ほら島田くんは来るし。同期でしょ

          人見知りエンジニア、飲み会を断る

          人見知りエンジニア、スターバックスへ行く

          彼はコーヒーを飲むならスターバックスへ行くタイプの男だった。 いつもドリップコーヒーのショートサイズを頼む。それだけだ。 「舞山ってコーヒー好きなの?」 オフィスに戻ると同僚が聞いた。 「ええ、まあ」 「フラペチーノとかカフェオレとか、そういうのは?」 「飲んだことないですね」 「ふーん」 舞山はさっさと雑談を終わらせたいと思う。 顧客からドキュメントを出せと催促されたからだ。あと定時まで1️時間しかない。 日が変わるまでは6️時間ある。 「逆に私、ドリップコーヒー

          人見知りエンジニア、スターバックスへ行く

          情報の差が対立を生む

          会社で働いていると対立する場面を目にする。 顧客やコンサルとのリモート会議が終わった途端に「あいつら何もわかっていない」と言ったり、「ぜんぜん状況を教えてくれない」と怒る。「それはあっちの考えることでしょ」とか「チームAの問題ですよね、私は知らないですよ」など、溝が生まれてあっち側とこっち側ができる。 一つの要因は持っている情報の差ではないかと思った。 特に嫌だなと思ったのは、情報をせき止めたり、一部の情報だけ流して相手をコントロールしようとすることだ。 情報は、相手

          情報の差が対立を生む

          歩いて出かけると、駐車場のかわりにカフェを探している

          都心では駐車場も足りていませんが、人が休む場所も多くはありません。 歩いて出かけると、駐車場の心配は無用です。そのかわりに自分を止める場所がなかなかない。 都内にも公園はありますが、30度を超える日に屋外のベンチにいたいとは思えません。 カフェはありがたい場所ですが、混雑が疲れる。たいていのカフェには人がごった返していて、数十分も待たないといけない。 大きめのデパートやショッピングモールには、休憩スペースがありますね。混んでます。ここにも人はいるのです。 穴場はない

          歩いて出かけると、駐車場のかわりにカフェを探している

          『嫌われる勇気』を読んで「禅」を思い出す

          読んだ本囚われないことの大切さ本書はアドラー心理学についての本で、『「いま、ここ」を真剣に生きる』という章があります。 「禅」にも同じように、この瞬間に向き合って生きる、というような考え方があります。 過去にも未来にも囚われず、今を大切にする。 アドラー心理学では過去が今を決定する原因論を否定し、今の目的のために過去を利用しているという目的論を用います。たとえば、過去のトラウマがあり働けなくなった、とは考えず、働きたくないから過去のトラウマを引っ張り出している、と考える

          『嫌われる勇気』を読んで「禅」を思い出す

          暑い中バスを待っている

          暑い中バスを待っていた。 平日の夕方で東京駅行きのバスだ。 明日も仕事があって早く帰りたいのに、30分も待っている。次のバスは18時5分で、あと10分の辛抱だ。 10分経ったがバスは来ない。 私の後ろには数人の乗客が列を作っていた。 スマホを見て、時々道路の彼方を見る。 もう10分経つ頃にはイライラし始める。 こんな暑い日で喉は渇き、蚊にも刺された。 ここにいるのは納期が迫ったプロジェクトに追われているからだ。 顧客のために手を打っているが進まない。うまくいかない。

          暑い中バスを待っている

          できる限りスターバックスでコーヒーを買いたい

          最近の行動指針として、消費することは投資することだと捉えています。 この商品が長く続いてほしい、この会社にがんばってほしい、という自分が応援したい気持ちを大切にして物を買います。 自分が消費すれば、微力ながら金銭的な意味での投資になると思うからです。 そんななか、コーヒーを買うならスターバックスにしたいと思っています。 入るのに敷居が高かったころなんとなくオシャレな雰囲気が漂っていて、学生のころや働き始めて数年は入りづらかったのを覚えています。 とくに初めてのお店に

          できる限りスターバックスでコーヒーを買いたい

          都会の冷たさが心地よいとき

          なんとなく都会は冷たいというイメージがあります。 「冷たい」と書かれると悪い印象を抱きます。でも冷たさが心地よいときもあって、それを書いてみたいと思いました。 冷たいと思われるのは、こんなときでしょう(あくまで想像です)。 まあ、これは「冷たいな」と思います。 ただ、こういう冷たさが心地よいときもあります。 放っておいてほしいときです。 一人で考えたいとき、ぼーっとしたいとき、涙を流したいとき。 家族にも友人にも知り合いにも会いたくなくて、放っておいてほしいとき。

          都会の冷たさが心地よいとき

          アンラーニングは、ブラウザのキャッシュクリアみたいなもの

          リスキリングやアンラーニングなど、学ぶことに対する関心が高まっているように思えます。 しかし、私はこれらの言葉がよくわからないうえに、必要性も理解できません。 そんなある日、アンラーニングはブラウザのキャッシュクリアに近いと思いました。 アンラーニングという横文字に悩んでいる人にお伝えできればと思います。 キャッシュって何?本記事のキャッシュは、ブラウザのキャッシュを指します。 ブラウザはWebページを表示するとき、インターネット上のサーバからページや画像をダウンロ

          アンラーニングは、ブラウザのキャッシュクリアみたいなもの