ぴかぴかだけど激古。
まるで新品の様なんですけど、20年くらいしまい込んでいました。電動ミシンです。
夏布団のカバーのファスナーが壊れてしまって、新しく買い替えようと思ったら、その夏布団の大きさが微妙で。
どこにもそのサイズの布団カバーが売っていないのです…。しょうがないので、壊れたファスナーを取り換えることにしました。
1mくらい直線縫い…。ここはやっぱりミシンでは?たしか家にミシンがあったような気がします。
というわけで、物置の奥深くから引っ張り出してきました。
引っ張り出したは良いけど、説明書は?
なんだか、糸の掛け方がややこしいので。ネットで取説を探してみるものの、あんまりにも機械が古すぎて、メーカーでも説明書を公開してないみたいなのです。しょうないので、片っ端から引き出しを探すこと小一時間…。やっと説明書を発見しました。
糸のセットをしているうちに、
「あれ?この針のセットの方向で正しいのかな?」
とか思ってしまい。
ゴソゴソ付け替えたりしてるうちに、針を直下の穴にストンと落としてしまいました。取ろうとすればするほど奥に落ちていきます。
カバーの金具のねじをドライバーで開けて……。とかしているうちにとうとう、一番下まで落ちてしまったようです。ううむ。これは、ミシンを分解しないと取れそうにもありません。
あきらめて、新しい針を引っ張り出してきてセットしました。
スイッチを入れて動かすと。…動かすと?って、モーター音がするのに動きません。ここまで来てこのミシン、壊れてんのんかい!?
よく見ると、針が折れてました。一度動いて何かに突き当たって折れたようです。どうやら、さきほど落とした針に突き当たってしまったもよう。
む…むむむ。
しょうがないのでもう一度新しい針をつけて、今度は慎重にはずみ車をゆっくり回すと、コトッとか音がしたので、どうやらさっき落とした針が中で倒れたようです。すんなり針が上下するようになりました。
これでようやっとミシンが動くかと思って試し縫いをしてみたんですけど。表面はきれいに縫えてるように見えるものの、裏の下糸がぐちゃぐちゃ。
ネットで調べてみると、「おそらく下糸か上糸のセットの仕方が間違ってる」のだそうです。ええ?!間違ってるかぁ?
もう一度チェックすると。確かにやっぱり間違っていました。なんでこんなにややこしいねん!!
考えてみたら、ミシンを使うのは高校で家庭科の時間にパジャマを縫って以来でした。とはいえ、当時でも糸をセットした覚えがありません。直前の他のクラスが使った後のミシンをそのまま使っていました。
もしかしてミシンが激古だから糸の掛け方がこんなにややこしいのかな?と思ったら、今でもやっぱりややこしいみたいです。なんでや!21世紀なのに!!!
どうやらミシンメーカーには何ら向上心はないようです。
まあしかし、なんだかんだで、ようやく普通に縫えるようになりました。
しかし、ファスナーをいきなりミシンで縫い付けるのもやりにくいし、待ち針とかだとミシンがかけられないので、一度仮縫いすることに……。
そんなわけで、やっとミシンが掛けられるようになるまで、すでに3時間が過ぎようとしていました。ふぃ~。
ちなみに、直線縫い1m自体は、ほとんど30秒ぐらいで終わりました(笑)
しかし直線縫いと言っても、何となく真っすぐ縫えないで波打ってます。案外技術がいるようです。
ついでにクッションカバーを縫おうと思ってるんですけど、大丈夫そうですかね?